09年 続・山小屋祭り・丸ノ沢左俣遡行
日程:9月26日当日発日帰り
メンバー:永井さん(OB)、安井(W5)、北原(W3)
CT:7:55
清水バス停先の車止めゲート~0:45~入渓点~1:20~右俣出合い~0:20~本谷出合い~2:20~池のある草原~0:10~登山道~3:00~清水バス停先の車止めゲート(7:55)
対処(遡行図は登山大系):
入渓点:
車道を歩き始めて二個目の大きな堰堤が見えたところで堰堤に降りる道が出てくる。そのあと堰堤を左から越え、謙信尾根にいたる道の途中で登川を渡渉することになるのでそこから入渓する。
対処:
①最初のゴルジュ(5m+6m二条+3m+3m):
最初の5m滝の直登がスタンスがヌメリまくっていてかなり難しい。最初の一歩は後続がショルダー(肩を足場とすること)などをしてトップを助けてあげることが望ましい。そのあと、トップは岩にPRをかけ後続をフォローするのが一番だろう。ちなみにここを突破できない場合、右巻き対処の記録もあるので、そういう対処になるかと思われる。しかし、かなり高巻きになりそうで、沢床に降りるルートもあまりよくないように見えた。
②右俣出合い直後のゴルジュ(3段9m):
安全にいくのなら右俣に少し入り巻いてしまうのが一番、こっちは余裕。
直登なら左から。しかし、最後の二段に上がるところでホールドがあやしく、かなり難しいようだ。あまりここで無理する必要はないだろう。
③本谷出合い後の小滝連続:
とにかく5mくらいの滝が連続して、どんどん高度を上げていくところ。そこそこ難しい滝もあるが、巻き道がどこも明らかなので、特に対処に迷うところはないだろう。藪の中をぬけて行くと一気に開けたところに出る。この草原はかなり感動できるので、これだけでも来る価値がある。
総評
難易度は一級レベル。岩が非常にすべりやすいところは不快ですが、藪こぎをしながら沢をぬけていく探検のようなところが楽しい沢です。リーダーやメンバーの負担も少なく、基礎的な体力と経験さえあれば、気楽に楽しめる沢。また景色を見るうえでも最後の草原のきれいさがあるので、最初のしょぼい感じの景色をさしひいてもおすすめできる沢かと思います。
またそのまま土樽駅の方に降りてしまえば、バスの時間を気にしなくてもいいし、バスの運賃が節約になるので、山小屋から帰る帰り道として使うのもおもしろいのではないでしょうか。