09年 沢合宿・ワルイ沢遡行~赤湯又沢下降
日程:8月25日前夜発
メンバー:CL-安井(W5)、SL-西垣(W3)、医療-北原(W3)
食当-西山(W1)、気象-山田(W1)
CT:合計タイム14:10
0}国立駅~9:30(JR)~横堀駅~0:30(バス)~秋ノ宮山荘~0:30(徒歩)~▲湯の又温泉までの車道途中の電波塔下
1}▲~0:15~水上林道入り口~0:20~ツブレ沢~0:10~ワルイ沢出合い~1:10~③2段くの字滝前~3:00~③2段くの字滝前(下降開始)~0:40~ワルイ沢出合い~0:30~水上林道入り口~0:30~湯の又温泉[6:35]~1:00(タクシー)~横堀駅~0:10(JR)~▲湯沢駅
2}▲~4:00~仙台駅~6:30~国立駅
対処(遡行図はロクスノを参照のこと):
計画書:
横堀駅の雄勝交番で提出。駅から徒歩20分ほどかかるので注意。なお買い出しに使えるスーパーも駅から徒歩10分ほどであります。
入渓点:
国道108から湯の又温泉へと続く道の途中に「水上林道入り口」と書いた看板があるので、そこから林道に入り、林道が完全に崩壊している少し手前でツブレ沢に入渓し、堰堤に突き当たったところがワルイ沢の入渓点となる。なお水上林道入り口はとてもわかりやすい。また水上林道から少し入ったところにとてもいいテン場があります。
対処:
(ワルイ沢遡行)
①2段10m:
左から滝の落ち口に抜けるように直登。傾斜はゆるく、足だけで登れる。簡単だが高度があるので、後続にはクラックからナッツとカミングデバイスを使って支点構築してパワーロープを出した。また右巻きでも登れる。その場合、①だけを巻くのではなく、②の二段目くらいまでを一緒に巻くことになる。下降ではこちらの巻き道を使用した。
②4段12m:
①のすぐ後にある。1段1段の間にテラスがしっかりあるので、実際は2~4m程度の小滝の連続である。またひとつひとつの登攀も難しくない。3段目だけ右巻きで対処した。下降時は遡行したときと同じルートを使用した。
③2段くの字滝:
直登は無理なので右岸を高巻きする。見えている登れそうな滝はあくまで一段目であって、その次の二段目はまず登れない。また滝のすぐ近くの左壁から登るルートはブッシュで行き止りになっているので、巻き道の入り口は滝の落ち口より少し下った林のところから。この巻き道は急なうえに高まきであるのでかなり危険。また木々が生い茂ったような道をまくので踏みあとも全くわからず、視界が利かないため、ルーファイがかなり困難である。結局、僕らは3時間かけてまとまな道を見つけることができなかった。そのため危険性と時間と相談し下降するという判断を下した。
CLコメント
次の北アルプス大縦走がせまっていることもあって、停滞するわけにも行かず、12時間行動で赤湯又沢だけ行っても不毛であるという判断から、涙の撤退。結局、秋田観光でした。ただどうせ観光なら、赤湯又沢の天然オンドル、天然温泉は経験したかった。そっちメインで虎毛沢と抱き合わせでプランニングしておけば、こんなことにはならなかったと思います。かなり後悔が残ります。誰か遺志をついでまたここをプランニングしてみてください。余談ですが、温泉で温泉卵を作ろうと用意していた生卵はザックからだしとときには半分割れていました。