文責 清野
メンバー CL中浜W3 SL清野W2 医療宮川W1 無職宮本W3 藤田W1
日程 4/10当日発日帰り
資料 25000分の1地形図「猪丸」山と高原地図「丹沢」2016 東京起点120
天気 快晴 水量普通
電波 ルート上でドコモ、ソフトバンクは通るよう。藤倉バス停、浅間登山口バス停で在京連絡できた。
コースタイム
8:25-藤倉バス停-8:35秋北川出合-9:25二段6m-10:40三段10m上-11:45-5m上-13:10三段15m上-14:15登山道合流点-15:30浅間尾根登山口
対処
※計画書の写真と実際の写真が異なり、滝の同定で混乱した。リンク先で実際の滝の写真を示したので計画書を作る際は参考にするとよいと思う。
入渓まで 武蔵五日市駅構内に登山ポストがあるので改札を出る前に登山届を提出する。バスで藤倉についたらバス停から見て十字路を右に少し歩くと左手に廃屋があり、シンナソーと書かれたガードレールそばの階段を下りて秋北川出合へ。広くなっているので沢装をつけた。秋北川上流へ一分ほど進み、川が右手に曲がる地点で左からシンナソーが出合う。
・3m 直登
・二段6m 直登。二段目が難しい。
・二段2×4m,4×6m 高さがあるように見えるが直登で問題ない。
・三段10m
5mと思い、トップとW3が右岸巻きして後続を確保した。支点は15m先の立木。PRと120スリングを三本ほど連結。後続は確保したが、登攀はかなり難しい。中盤でも足場が見当たらないし、最後落ち口に乗り上げるのもかなり苦しそうだった。立ち木が15m離れていてセットに時間がかかること、登攀もかなり難しく時間がかかることから、全員巻くべきだった。実際右巻きが正しい。しかし巻き道も危ないので、すべって滝に落ちないよう気を付ける必要がある。本来は確保する予定ではないところだったので、時間を余計に使ってしまった。この先、沢が枯れる道がしばらく続く。
・二条3m 直登
・5m
トップとW3が右岸巻きで後続を確保。支点は5m程先の立ち木支点。PRで延長した。後続はハング気味の中央を避け、左の階段状を直登。かなり濡れて寒そうだった。本来ならここで懸垂の練習をする予定であったが、時間が足りなくなり断念。
・斜滝4×5m 直登。右側を登る。
・二段+二条 直登
・三段15m
全員右巻き。トップが登り、後続にPRを出す。支点は15m登った所の立ち木。そこから滝までフィックスを張ってトラバース。さらにトラバース先から落ち口まで立木支点でPRを出す。最後のPRについては落ち口近くに出したが、落ち口からすこし進んだところに出して降りればより安全だった。そのルートからでも沢に戻れそうである。
・3×4m 直登
・3m 直登
・2×3m 取りつきの位置、釜が深いので右からとりついた
・2×3m 直登
二俣、ツメ
分岐が数回ででくるが、コンパスを合わせれば同定できるだろう。結果的にはすべて左を進むと覚えておけばよい。尾根乗り上げ前が急な登りになる。栗の殻や落ち葉などで滑りやすかった。先輩方はやや尾根まっている高さのある所に乗り上げて登っていた。その方が登りやすかったと思う。
下山
927ピークの位置を間違えて、より北側の広くなっている尾根を進んでしまった。その尾根が北に向かっていることを指摘され間違いに気づく。
沢から尾根に乗り上げた地点から5~10分ほど進んで登山道に合流する地点、ここを右に進んでしまったのが間違いだった。正解は左であり、少し進むと浅間登山口方面を示す看板が現れる。
総評
計画書では対処の方法自体は正しかったが、滝の写真が実際と違う滝を示しているところがあり、写真の滝と違うことから実地で判断に困ることがあった。こういった時にすぐに判断できるようにならねばならない。具体的には二段6mでは巻き道より直登の方が安全そうなので、直登を選ぶといったように。あるいはまずトップが先に登って後続にどこを通らせるか指示を出すことも選択肢として記憶せねばならないと反省した。
沢については、5mまでにいろいろな滝があり、長い距離を進んでいるように感じても実際は地形図上で半分も進んでいないことが分かった。筆者自身は遡行中正確な同定はしきれなかったが、W3の先輩方は周りの地形をしっかり見て現在地を予想し、当たっていた。見習いたい。また、尾根乗り上げから登山道に入るまでも気を抜かずに読図をすることを勧める。W1もよくついてきてくれた。