【05春合宿 九州三百名山アタック 】
※この記録は一橋大学ワンダーフォーゲル部(以下HWV)の部員が記録・作成したものです。主たる対象はHWVの後輩であり、レベルに関する表記などはHWV基準で書かれています。
また、記録対象が「自然」であるため、ここに書かれている記録通りの状態が永続することを保証するものではありません。
メンバー :
阿蘇 CL:装備・記録:清水(2) SL:小幡(2) 真船(2) 安井(1)
霧島 CL:小幡(2) SL・装備・記録:清水(2) 真船(2) 安井(1)
開聞 CL:小幡(2) SL・装備・記録:清水(2) 真船(2) 安井(1)
コース・日程 :
3月15日 ▲阿蘇YH~(バス)草千里が浜(9:12)―0:38-阿蘇西(9:50/10:00)―0:15-分岐(10:15/1020)―1:05-稜線上(1125/1140)-0:30-中岳―0:20-高岳(1230/1240)-1:00-RW火口東―0:30-RW仙酔峡~宮路ST~熊本ST
3月16日 熊本ST~小林ST~▲えびの高原キャンプ場
3月17日 ▲(710)-0:20-登山口(届提出場所探し730/815)―0:20-四合目(0835/0850)―0:35-韓国岳(0925/0945)-1:20-獅子戸岳(1105/1125)-0:45-中岳分岐(1210/1225)-1:05-高千穂ビジターセンター~霧島神宮ST~開聞ST~▲ふれあい公園
3月18日 ▲(0540)-2合目登山口(0545)―0:20-三合目(0605/0610)-0:15―五合目(0625/0635)-0:25-七合目(0700/0710)-0:25-九合目(0735/0740)-0:13-山頂(0753/0800)-0:55-五合目(0855/0910)-0:25-ふれあい公園
問題点と対処 :
携帯電話…阿蘇YHでは入る。阿蘇中岳・高岳でも入る。
韓国岳・中岳分岐で入ったので、遮るものがなければ範囲的には入るだろう。
ふれあい公園では入るが、その他の場所ではチェックしていない
水場…三山域全てで、下界でなければ汲めません。
道の状態…阿蘇:砂千里が浜の「きつい登り」は道はそんなに良くない。しかも、雪があると白ペンキが非常に見にくい。中岳西稜展望所から仙酔峡までは舗装されている。
霧島:韓国岳から南西への下りは最悪な状態。他は問題なし。
開聞:上に行くほど足元が岩場になる。我々が雨の中で行ったので、雪でもついてない限り大きな問題はないかな。一箇所ハシゴがあったが慎重にいけば問題なし。
状況・感想
今年の春合宿は悩んだ末に九州百名山のピークハントにした。
本当は九重と祖母にも行きたかったのだが、やはり雪が残っているだろうとのことなので、この三山にした。
清水は青春18切符で3日かけたアプローチ。博多で二件、熊本で二件ラーメンを食べた。
小幡・安井は飛行機で。
真船は新幹線で。
一泊目は阿蘇ユースホステルで泊まる。阿蘇山の北側にはこの時期に適切なキャンプ場はなかなか見つかりません。ただ、この日はかなりの寒さだったので、結果的には良かったかなと。YHでは年末の新潟清水BSでも遭遇したT大学WV部さんに会った。翌日のコースまで同じであった。YHの宿泊代は円
阿蘇では中岳稜線への道で、少し迷いかけた。雪がついていて、白のマーカーが非常に見にくかった。スニーカーで歩いている若い人がいて驚いた。去年はロープウェイでの下山が多かったので、今回は仙酔峡まで歩いてみた。何より代金がもったいないということもあった。仙酔峡からはタクシーを呼び宮地駅へ。この日のうちに熊本まで行き泊まることにする。熊本(というか九州)の繁華街は駅からやたらと離れている。熊本駅前にザックをデポって自由行動。歩いて繁華街に行く人、ラーメン屋を探して歩き回る人いろいろ。結局最後は満喫に集合して、一夜を明かす。ここでシャワーを浴びられたのはありがたかった。
翌日は雨が降ってかなり寒い。でも完全に移動日だから、幸運だった。観光電車いさぶろうは自由席が7席しかないので注意。でも500円で指定席にも座れるけど。ここではループやスイッチバックがあって面白かった。小林駅に着くころには雨も上がりかけていた。遅れてきたバスに乗り、キャンプ場へ。キャンプ場の使用料金は換算方法が良く分からなかったが、全部で1700円くらい。テン場に着いたらみんな早々に寝始めた。18時くらいにラサール山岳部さんが戻ってきて、軽く起きた。そのまま寝ていたが、朝はかなり寒い。寒い。寒い。ラサールさんは顧問が二人いらっしゃった。99年に屋久島でHWVの先輩方に遭遇したらしい。きちんと「生徒に一橋ワンゲルを勧めてくださいね」としっかりアピール。
朝はガクブルの状態で出発。しかも、登山届ポストがなく、CLに戻ってもらって、強引に出してもらった。韓国岳への登りは霧氷の落ちたものがついていて、登りにくい。多分残雪ではないと思う。そう残雪ではないから遭対違反ではないんだ。韓国岳はかなり景色が良い。おととい登った阿蘇も見えるし、南は桜島まで見えた。火口はかなり切り立っていて危ない。霧などで視界が悪いときには近づいてはいけない。
エアリアで「歩き易い道」と書いてある(厳密に言うと、もうちょっと先だったみたいだが)下りが、最悪。ぐちゃぐちゃの道で滑る滑る。危険性は大きくないが、モチベーションを削られる。コースタイムややオーバーで獅子戸岳に着く。ここで一休。次は中岳分岐まで。この後の道は概して良かった。中岳分岐では大阪からのご夫婦にお会いして、いろいろと恵んで頂いた。安井は「やっぱり関西の人はいい人が多いっすね。」と。確かに。さて、ここで、このさき道が三個に分かれるところがあり、どの道を使うかで議論が起こる。結局一番楽そうな南のコースをとったが、どれもそんなに大差ないだろう。高千穂河原は正直地図との対照が正直分かりにくい。まあ標識とかあるし、問題ないといえばないが。バスは霧島神宮(駅ではなく、バス停)まで行って、そこで2時間待って、乗り継ぎ。その日は鹿児島中央駅によって、買い物をして、開聞駅へ。計画書は近くの派出所へ。開聞の麓ではふれあい広場にこっそり張った。ここは芝生の上だし、水道もきれいなトイレもある素晴しい環境だった。ただ、駅を降りてすぐは家畜の臭いが強烈。
朝は4時30分に起きて、ヘッ電歩き。開聞はひたすら登る登る。山頂は展望ゼロ。すぐに退散。下山ではツアーの団体さんに会った。他にもご夫婦など多数。10時前に在京に電話したら、かなりびっくりしておられました。ま~その時間に電話すれば確かにびっくりするわな。開聞登山口から山川駅へ。そこから電車で中央駅へ。
鹿児島に戻ってからは市内の霧島温泉で体を洗い流した。温泉なのに入浴料330円。打ち上げは和民で。帰りはCL・SLがスカイネットで羽田まで。安井が伊丹。真船は新幹線で。
リーダーズコメント
小幡:とりあえず疲れ様でした!CLといっても何もしない山行だったけれども、無事に終わってとりあえず一安心です。しかしラクだろうと踏んでいた計画でだいぶお疲れの人が多かったですね~。個人的には抜いた親知らずが痛くて他にはあまり何も考えてませんでしたが・・・とりあえず当面の課題は体力づくりと山歩きの勘を取り戻すことになりそうですね。本合宿目指して皆ガンガレ
清水:春合宿は悩んでください。隔年で西表に行くとは思いますが。