1.日程
一泊二日(5/2.5/3) 文責:小池
快晴
2.目的
残雪の山に登り、雪山に慣れる
3.メンバー
CL:小池
SL:竹内
食当:正木
食当:永喜
4.地図
二五万『仙丈ケ岳』
エアリア『南アルプス 北岳・甲斐駒ヶ岳』
5.実際にかかった時間
1日目:歌宿バス停-1:30-長衛小屋テント場
2日目:テント場-1:50-五合目-0:55-小仙丈ケ岳-1:10-仙丈ケ岳-0:50-小仙丈ケ岳-事故発生!
事故については後述
6.対処
今年は雪が少なかったので、ナイフリッジはなく、夏山の登山道が剥き出しだった。
早朝は気温が低く雪がしまっているので3合目あたりでアイゼンを付けたが、なくてもいけた。
日が昇り気温が高くなるにつれて雪も柔らかくなり、アイゼンの必要性はゼロになる。むしろ剥き出しになった岩場歩きがしにくかったのでアイゼンを小仙丈ケ岳以降はずした。
7.まとめ
対処にはこれくらいしか書くことがないです。なぜなら、雪が少なくて稜線上はほぼほぼ夏山の登山道歩きだったからです。
もちろん、雪が残った急登も歩いたけど、それらはキックステップで難なく登れました。
雪の量によってコースタイムとか対処が変わるのが残雪期の難しいところだよね。てことでごめんなさい。この対処を参考にしようとしたそこのあなた、もしもっと雪が残っていそうなら、俺のこの記録はあまり当てにならないので他も当ってみて下さい。
コースタイムは、おおよその参考タイムとしては参考に出来なくもない。
荷物は、とりあえず訓練も兼ねて、冬山に必要な装備は全部持っていきました(なので回りがデイパッキングなのに、俺たちはやたら大荷物だった)。
雪が大量に残っててナイフリッジがあったら、もっと慎重に歩くことになるので、このコースタイムよりはかかるかと思います。
番外.事故について
下山中、雪の残った坂はシリセードで降りました。普通にちまちま下ってもいいけど、それじゃつまらないので。
それで、合計三回シリセードをしたんですけど、最後の三回目ですね、場所は小仙丈ケ岳直下(2700mくらい)で、その事故は起こりました。
正木さんがですね、ピッケルでのブレーキに失敗して、横回転でグルグルと転がり落ちました。そしたら、脱臼しちゃったらしくて・・・・・・。
助かったことに、看護師の人が通りかかり、固定だけしてくれました。この手助けがなければどうなってたことやら。
あと、ピッケルは短いので下りの補助としては使いにくいということで、ストックを一本貸してくれた方がいました。ありがたや。
このストックなければリアル滑落事故もありえたかも(小仙丈~二合目までは、急登アンド残雪。健康体の人ならまあ下れるけど、片手使えない人が下るには怖かったね)
てことで、ここで反省点が二つ
①医療セットが名ばかりになってしまいなおざりになっていた。固定用の三角巾や痛み止めは全て他の方からの貰い物。重くなるが、緊急時用なので、医療セットは充実させる
②共装として、ストック1本加えるべきかなと。怪我した時に、こいつがあるかないかで大きく変わる。正木さんはストックなかったら、下山できてなかった可能性大。
山での事故は自己責任ですからね。周りの人ありきになるのは良くない。