鬼石沢左俣
日時 2023.5.11
山域 鬼石沢 西丹沢畔が丸山 1級上
文責 前川
目的 文責のW3昇格試験
メンバー CL:前川(W3)、SL:秦(W2)、医療:沈(W2)、無職:大内(W3)、無職:山口(W3)
天気 晴れ。水量水温普通。
地図資料 25000分の1地形図:「中川」、山と高原地図:「丹沢2022」、トポ:丹沢の谷200「鬼石沢」
電波 ソフトバンク→権現山の周りと西丹沢大滝キャンプ場周辺は通じる ドコモ→通じるのは道路沿いのみ AU→通じるのは道路沿いのみ
コースタイム
箒杉駐車場-0:13-大滝橋バス停-0:54-一軒家避難小屋-0:35-15m滝(F2)下-0:07-20m滝(F3)下-
-1:15-左から越える堰堤下-0:19-5m滝(F4)下-0:21-胎内潜りの巨石帯下-0:15-大岩が乗っている堰堤下-
-0:38-CS4m(難しいやつ)下-0:20-登山道(畔が丸山頂から5分ほど西に行った辺り)-0:40-
-大滝橋バス停まで4.5㎞の看板-0:30-一軒家避難小屋-0:48-大滝橋バス停(ここで乗車)
合計:6:58
沢中:3:53
沢外:3:05 *休憩時間や装備の着脱時間、確保準備時間などを含むコース記録(YAMAP)
【詳細】
アプローチは、レンタカーで国立4時発、3時間程度で箒杉駐車場到着。本来は3時発の予定でしたが文責がまた寝坊しました。自分の初リーなのに。ベッドで寝るとタイマーをどれだけかけても起きれない...。同行者の皆さん重ね重ねごめんなさい。今後山の前はソファーとかで寝ます。
・入渓点
箒杉駐車場に車を停め、西の大滝橋バス停まで歩き、大滝沢林道に入り道なりに行く。遊歩道では川を3回またぐが橋があったりして、登山靴でも渡ることができた。途中にはますき嵐沢の看板がある。途中鎖場もあるが鎖を使って普通に登ることができる。そのまま歩いていくと一軒家避難小屋があり、そこで沢装備を付けた。意外と入渓点まで長く感じた。
・15m滝
左岸の土の部分から右壁の階段状のところにいって登れば滑りもしないし普通にいける。ロープはナシ。
・20m滝
右壁をCLがリードクライミング。確保はSL。残置は4つあるが自分は上の方はあんまり滑りそうになかったため結局下のハーケン二つにしかヌンチャクをつけなかった。直登しても良かったかも。足を大きく出せば意外といけるとおもうけど流石にW2以下には難しそうなので後続の対処は確保で決定した。後続は確保。上には両岸に立木があってどこに確保支点を設置すればよいのかに迷った。確保する際に崖下が見えるように、結局左岸側右上にある立木を利用することとした。途中右上の立木が集まって生えているところを支点としたりもしたがあまりに遠くて断念。支点の選択に時間がかかったことでテンパって確保機構の構築でももたもたしてしまった。なんとか構築も終え、全員を無事に引き上げることが出来たので一安心。
・堰堤、5m滝
堤防は左から超えた。5m滝は滑って怖い。ある程度左壁を登った後に右壁側の階段状に逃げた。後続は倒木を支点としてPR。新し目で太い木だったので問題はなさそうだった。
・胎内潜りの巨石帯
左からも越えられそうだったが、せっかくなので右側にあった胎内潜りの巨石帯の中に入って抜けた。最初岩の隙間に入る。中は岩で人1人分くらいのスペースができていて、岩の上にでる穴の出口までは体感2mくらい。穴から出る際は、両側にある岩に足を付けてつっぱるように体を上げ、穴の出口に手をかけ、腕の力を使って体を押し上げて出る。秦と沈はお助け紐で引っ張ってもらって登った。
・2段3m、3×10m、2段3×7m、大岩の乗った堰堤、小滝連続(2m、4m、2段5×8m、2段3m、2m岩、
チムニー状2m、2条3m)
全部登れる。
・CS4m、CS2m、CS4m
一つ目は難しい。下にある倒木に足をのせて、何とか右側の隙間に体を突っ込んで腕の力で這い上がる。後続はお助け紐で引っ張ったが大内はご自慢の筋肉を駆使して登り切った。ジム通いは強いね。他は簡単。
・ツメ
CS2mを越えて進んでいくと三俣になっていて一番左を進めばCS4mがある。さらに登るとすぐに登山道が見える。沢に沿って行くのが一番楽で早いだろう。ツメといったツメはほとんどないしかなり楽。
・下山
沢装を解除して下山した。あまり時間もないのでトップは踏まず。歩けばいいだけだしここは整備もされていたので走れる。普段トレーニングをさぼっているのでトレランの機会としてはちょうど良いだろう。結果的には1時間程度巻いていた。すごいね。
【総評】
なんとかW3に昇格することが出来ました。監督者の大内と山口先輩、ありがとうございました。読図や登りに関しては出来ているし、確保も問題ないとの評価をいただけました、一安心です。ただ計画書の提出が遅れたり、遅刻したり忘れ物したりと注意不足な点は改善されていないとの指摘もありました。自身でもその通りだと思います。事前準備と早めの行動頑張ります。
沢については登りごたえもあって楽しい滝が続くのでお勧めです。下山も走ればいいのでそんなに苦ではありませんし。塑下行とかで計画を組んでも短時間でロープワークの経験を積めますし楽しいと思います。