湯ノ丸山
日時 2024.3.10
山域 上信国境 湯ノ丸山
文責 辻
メンバー CL:辻(W3)、SL:長尾(W3)、医療:大内(W2)、無職:五十嵐(W1)
天気 曇りときどき雪(山頂部爆風)、積雪量そこそこ ⇒湯ノ丸スキー場で110cm
雪質 重めのパウダー
地図資料 カシミール3D「湯ノ丸山」
山スキールート212「湯ノ丸山」
コースタイム
湯ノ丸スキー場駐車場(10:50)-0:40-十字分岐(ベルのあるとこ)(11:30)-1:00-湯ノ丸山山頂(12:30)-1:20-十字分岐(13:50)-0:20-スキー場下(14:10)
合計3:20
コース記録(YAMAP)
【詳細】
低気圧が列島を通過し先週に引き続き悪天候が予想されたため、予定していた会津駒ヶ岳から昨年没案となった湯ノ丸山に転進した。予想以上に積雪が多く、コースタイムの割に充実した山スキートレになった。
湯ノ丸山へは地蔵峠の湯ノ丸山スキー場よりキャンプ場を経由して登る。昨年の計画では鹿沢温泉から角間峠を経由してのルートを採用していたが、今回は雪不足の懸念、また緊急の代替山行であることから地蔵峠からのルートを採用した。またリフト券代をケチってスキー場脇登山道から入山している。
小平を早朝5時発、川越でW1五十嵐を拾って高速経由で湯ノ丸スキー場へ。10:20着⇒10:50行動開始のふわふわ登山。休日ということもあってスキー場は大変混雑していた。昨年3月末のガラガラを見ているだけに驚きだった。
行動開始後は登山道を少し歩いてすぐにキャンプ場、そのまま真っ直ぐ行って尾根に乗り、そこから北の十字分岐に向かう。キャンプ場の時点で物凄い強風だったため早めにバラクラバをつけておくよう指示をした。
十字分岐には記念撮影用の(っぽい)鐘がある。ここから鹿沢温泉への夏道は閉じられていた。
分岐から湯ノ丸山までは真っ直ぐの登り。わかん・ツボ足の人も多く入っていてトレースは大変明瞭、むしろ踏み固められていてシール歩行には少々きつかった。
初めは斜度も緩いのでトレースを踏んでダラダラ登るが、斜度がきつくなってくるとなかなかツボ足トレース通りにはいかず、ジグを切り始める。ブッシュも多いのでよいキックステップの練習になる。途中一段と藪が濃くなるためスキートレースを上手く抜ける。
曇っていたこともあって何度もニセピークに騙されたが、山頂ははげた斜面にポツンと一本常緑樹が生えているので分かりやすい。山頂部は20m級の爆風が吹き荒れていた。雪つぶてが混じっていて顔にあたるといたい。
危険な山頂からはすぐ引き返し、一段低い斜面の際で滑走準備をした。なお山頂部の積雪は割と多く、胸まですっぽり埋まるくらいあった。
準備をし滑走し始めるも、すぐ濃い藪に阻まれ、スキーを担いで登山トレースを歩く。本当はもう少し滑ってもいいのだろうが、踏み固められたトレースでは思ったよりもスピードが出て危険と判断し担がせた。あるいは別のところからなら滑走できたかもしれない。
藪を抜けてもう一度履きなおすも、ストップスノーで回しづらい雪質、またしばらくして藪が濃くなるため再度板を担いだ。十字分岐手前のツリーランは楽しかったが、終わってみれば半分以上板を担いでいたような気がする。残念。
十字分岐からリフト上部までは平坦な中に多少のアップダウン。意外と登るので最後はまた板を担いだ。リフトトップからは楽しいゲレンデ滑走。結局おかわりした。
【総評】
雪不足の中でもそこそこの積雪があり、存外充実したトレーニング山行であった。温泉も気持ちよかった。とはいえ行動時間は短いし、初心者には楽しい滑走もできず爆風も厳しいとなると、進んで行こうとはならないかな。
皆登りも降りもそれなりにやれていたし、よかったんでないでしょうか。五十嵐は来週の山小屋合宿を無事切り抜けられるよう、期待しています。