シンナソー遡行、ヒヤマゴ沢下降
CL 辻(W3)、SL 荒井(W2)、医療 長尾(W2)、無職 滝沢(W1) 生田(W1)
藤倉バス停(7:45)- 0:10-入渓点(7:55)-1:55-3段15m下(9:50)-0:50-3段15m上(10:40)-1:10-右岸尾根上(11:50)-0:25-10m上(12:15)-0:30-10m下(12:45) -1:20-藤倉バス停(14:06)
沢中6:10 沢外0:10 合計6:20
入渓点
ナメ滝を横目に、川沿いを少し歩くと、ガードレールがあるため、その横から入渓。荒井は見逃しかけた。少し急だが、虎ロープがあるため、安全ではある。
ナメ滝
入渓点からも見える位置にナメ滝がある。W1の2人は滑りやすいこともあり、時間がかかっていたが、自力で登れていた。足慣らしとしては丁度良い。
3段10m
トップは直登。後続確保。だが、W1でも十分に登れていた。高さはあるので確保の練習はしてもよい。
3段15m
トップが直登。後続確保。支点は落ち口左岸に立ち木。この滝以外は特に印象もなかった。トップの荒井と長尾が直登。狭い部分や滑る部分など人によって難しいと感じたところは異なる滝だが、W2以上なら直登は余裕。W1の生田が一度フリーで登ろうとして滑っていたが、落ちてもケガはなかった。
ツメ
途中まではそこまで辛くなかったが、最後の分岐で左に行くべきところを右に行ってしまったために、急斜面かつ落石が大量にあったツメになってしまった。分岐はすべて左。落石対策はあまりパーティー全体でトップからラストまで距離をとらないことが重要である。
ヒヤマゴ沢に下りるまで
トップとしてはここが一番難しいと感じた。ピーク前で降りるが、あまり早すぎると別の沢線になる。ふみ跡が見えないため、要注意。
10m
左岸立ち木を支点に、懸垂下降。ただ、W1は斜度が多少あったため怖がっていた。実地での初の懸垂で時間はめちゃくちゃかかった。W2以上が近くで確認するのが大事。下降自体はそこまで難しくない。
5mナメ滝
CDが難しい。特に滝沢がどう降りるか、とまどっていた。左壁を後ろ向きでゆっくりと降りていくか。水流中を滑るのを覚悟して降りるかだと思う。懸垂するほどではない。
総評
W1の初沢ということで、一級のシンナソーを遡行し、ロープワークの練習を含め、ヒヤマゴ沢を下降してきた。全体としては、しっかりと練習になるルートであり、来年以降の初沢にもおすすめできる。ただ、シンナソーからヒヤマゴ沢に下りるところでは、正しい読図が求められる。あと、下降で滑り台できる箇所もあるので試してみてください。