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2023熊倉沢右俣遡下降


山行記録 秋川水系南秋川矢沢熊倉沢右俣遡下降(1級上)

〈文責〉藤田
〈目的〉初リーの前に遡下降の経験を積む。また、右俣のコースタイムを知り、日帰りで右俣・左俣の遡下降が出来るか確認する。尚、右俣はここ20年ほどで行った記録はない。
〈日程〉4/22
〈メンバー〉CL:藤田(W3)、SL:小野(W2)、救急:荒井(W2)、無職:薮田(W1)
〈天気〉曇りのち晴れ
〈コースタイム〉落合橋ゲート-1:00-入渓点-2:00-4mCS下-0:20-10m下-1:00-浅間峠-1:00-5m上-0:40-4m上-1:20-落合橋ゲート
合計: 7:20(トヤド沢に入り40分ロスト含む) 沢中4:20 沢外3:00
〈写真〉https://yamap.com/activities/23774608
〈電波〉沢中✕。落合橋付近まで。
〈計画書提出〉コンパス
〈地図・資料〉遡行図 「東京起点沢登りルート100」

       25000分の1地形図 「猪丸」

 

〈対処〉
①入渓点
軍刀利行く途中の落合橋から熊倉沢に入る。結論から言えばマジで最後の林道まで進む。途中コンクリートが崩れた場所が3カ所ほどあり、赤テープも紛らわしい。だから1時間もかからないが40分くらいはひたすら歩く。林道途中には熊倉沢の右俣と左俣の分岐も見える。

・二俣
ここが右沢と左沢の分岐。帰りは左から戻ってくる。行きは右へ。二俣からも陸軍滝が見える。

②陸軍滝18m
対処:右岸巻き。
下降:右岸を使って懸垂かPR張ればいいかと。
奥多摩でこの高さの滝は珍しい。途中踏み跡に出る。全然大変じゃない。落ち口へのトラバースだけ注意。

・トウド沢の分岐
〈コメント〉で書くがやらかす。

③4mCS
対処:ショルダーを使ってトップが空身で登る。後続はショルダーと左岸の岩支点のPRで登る。ラストはPRで。
下降:右岸立ち木から懸垂かと
まさかまさかの残置がなくなっている。相当皆さんカラそうでしたね。支点は左岸の岩に巻き付けるイメージ。
そんでショルダーで水に打たれながら三人を上に。ホールドがあんまないし、スタンスも滑る。如何にその中で「岩に乗るか」が大切。クライミング力が試されるところであった。1年生は結構きついし、登攀が苦手な人は中間エイトでセルフを取って空身で登るのがいいと思います。

④10m核心
対処:トップがフリーで登りセカンドはPR。以降は立ち木支点に確保。
下降:立ち木支点の懸垂
ハーケンも打ってあったし、計画ではリードで後続を確保の予定であった。でも余裕そうだったから水流中フリーで直登しました。多分卒業した先輩に言ったら怒られる(笑)実際ホールドも沢山あるし、スタンスも十分。ただ、10mということもあり、小野先輩は内定が決まっているためPRを出す。2年生も大事をとって確保。まあ難なく登っていた。

⑤二俣
記憶にございません
・浅間峠
ドンピシャで東屋の下へ。ツメもめちゃくちゃ楽。お楽しみのお茶とお餅を楽しむ。
・栗坂峠
5分くらい浅間峠から歩くと看板がある。もうそっから適当に下降。ちょいゴーロ歩きが続く。
・二俣
これ以降に滝が出てくる。

以降表記は東京起点100に準じる。
⑧二段の滝
下降:CD
記憶にないほど💩

⑦5m
下降:PRで慎重に
二人くらいならPRで全然いいと思うが、人数いたり、沢になれていない人がいくなら懸垂のほうが早い。立ち木アリ。
ただ、PRのラストの回収方法を教えることができてよかった。

⑥4m
下降:右岸立ち木支点懸垂

・3×4m
下降:CDも水流中余裕だったが、二年生には左岸からPRを張った。
遡行時は余裕。下降もまあどっちでもいいかと。

〈コメント〉
まず、大変申し訳ございませんでした。計画段階での地形図上での線の引き方が間違っており、それに従った結果陸軍滝上でトウド沢に入るという事態を引き起こす。行けど進めど沢が出てこず、枯れる始末。25分ほど行き間違っていることに気が付いたが、時間もあったので引き返すことを決めた。全体で40分くらいロスしました。すいません。小野先輩の手にはとげも刺さりました。ただ、これだけは言わせてほしい小野先輩は当日に線を引き忘れてきました(笑)もっと注意を払うべきでした。CLとしてはあってはならないし前代未聞のミスですね。
全体的にはみんな登れているし、沢中、特に下降は早くなっていてレベルが上がっていると感じた。この調子で👍
お楽しみはアラカンが食べかけのみたらし団子とあんこ団子を持ってくる始末。これは💩。あとどさくさに紛れてヤブタ、君はお楽しみ持ってきてないからね。二年はちょっとお仕置きが必要か。
小野先輩は段々と確保システムの構築も慣れてきた様子。如何に早くやるかですね今後は。ジョージア行く前にW3に上がって、ジョージアでの沢登りの経験を活かして欲しいです(笑)
付け加えることとしては結構4mCSがきつかった。とくにアラカンは4回くらい落ちていた(中間支点は取ったうえで)から、その前にもうちょいやりようはあったのかと。毎回けがが大丈夫かは聞いていたが、体力もなくなっていくし、けがの危険も高まるから。そこは反省点です。
ショルダーもPRのセルフ回収も教えることが出来て実りある山行だったのではないでしょうか。日帰り右俣・左俣の遡下降は2人くらいなら行けると思う。




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