威守松小屋・雪上訓練
日時 2023.1.21~22
山域 巻機山
文責 辻
メンバー 現役:辻(W3)、長尾(W2)、小野(W2)、大内(W1)、前川(W1)
永井さん(HWVOB)+ 銀座山の会の皆さん
天気 曇り。積雪量少なめ。
写真記録(YAMAP)
【詳細】
毎年恒例の永井さん主催の雪上訓練に、現役が5名参加して参りました。今年の5名はこれから山スキーをやるメンバーなので、そのプレ山行もかねています。
永井さん車の定員の関係で辻、長尾は前日発。新幹線でガーラ湯沢に行き、一日滑ったのち安宿に前泊した(塩沢の「双子キャビン」さん。高齢の方が一人で切り盛りされていましたが、ストーブもあって快適。一泊2000円)。翌朝は宿の方のご厚意で清水まで送って頂き、9時頃には清水バス停着。ここからスキーを履いて威守松小屋まで30分強。バス停から上がったところから二つの沢の間をぬけるように歩くとわかりやすい。小屋到着後は屋根の雪下ろしをした後はひたすら雪を溶かして水を作っていた。
訓練内容は昨年と同様。宮川先輩が詳細な記録を残されているので参照されたし。今年はかなり降雪量は少なく、小屋の裏でプローブを刺しても深いところで2m50cm程度。何なら裏の沢に水を汲みに行けるのでここまで雪が少ないことは稀。
救助訓練(掘り出し)、弱層テストの解説が終わったのちは恒例の雪洞掘り。今年はかなり雪が浅いため、現役が寝る用の穴を社会人の方に手伝ってもらいつつ掘り進めた。宴会が終了後は小野先輩を除く四人は雪洞でビバーク訓練。前川君は早々にリタイアしたが他三人は続行、辻は昨年のリベンジということもあって銀マット、冬シュラフと万全の体勢で挑んだが、結局長尾・大内両名もシュラフカバーのみという軽装で朝まで耐えきった。
二日目は裏手の広場でビーコン訓練、搬送訓練、シェルター体験。訓練終了後は東方面に30分ほどシール歩行、そこからシールを外して滑走を行った。目を見張ったのは大内君の安定感、既に十分ターンができていて玄人らしい滑り。長尾君も練習の成果あってか昨年からだいぶ上達している。前川君、小野先輩は不慣れな様子だが無事降りてこられた。この調子で山スキーも進めていきたい。前川君のビンディングが適切に調整できていなかったのは私のミス。本番山に登る前に注意されていてよかったと思う。
【総評】
現役は皆山小屋を満喫できたようなので満足。ビバーク訓練も朝までやれたのでよかった。訓練内容は昨年と変わらなかったので割愛したが、ここで教わったことを自分たちで後代に伝えていくことが重要。次年度の12月雪訓の参考にしたい。