墓場尻川遡行
日時 2022.11.12~13
山域 妙義周辺 碓氷川水系霧積川
文責 辻
メンバー CL:辻(W3)、SL:長尾(W2)、医療:前川(W1)、顧問:永井さん(OB)
天気 晴れ、水量やや多
地図資料 25000分の1「軽井沢」
コースタイム
テン場より入渓(6:30)-0:30-大堰堤下(7:00)ー0:15-ナメ滝6m下(7:15)-0:30-ナメ滝6m上(7:45)-1:00-三俣(8:45)-1:25-雌滝下(10:10)-0:25-雄滝下(10:35)-0:45-林道合流(11:20)-1:10-旧中山道900m地点(12:30)-1:00-テン場(13:30)-0:10-駐車スペース(13:50)
合計7:20
コース記録(YAMAP)
【詳細】
久々のOB山行、毎年お世話になっている永井さんに晩秋の墓場尻川で沢泊までさせて頂いた。
アプローチは国立からレンタカーで3時間半程度。上信越道より松井田妙義ICを降り、県道56号途中の墓場尻川出合の駐車スペースに停める。 駐車スペースから林道を歩き、堰堤を越えた先にテン場がある。渡渉はするが、駐車スペースからは近い。焚火をした後もある。この日は前川君のカレーと永井さん持参のホルモンなどをおいしく頂いた。永井さんじゃ一足早くテントに入り、3人でうだうだ喋って翌日への期待を胸に眠りにつく…
翌朝は5時起き。早速永井さん怒号が飛ぶ。昨晩眠る直前、我々が焚火の火に水をかけ完全に消火してしまったのが逆鱗に触れたとのこと…。これまで焚火のことは緑茶先輩の言うがままに従ってきたのが仇となった。幸い筆者はテントの中で怒号に気づいたのでシュラフに潜ってやり過ごしたが、寝ぼけた長尾君が生贄となってテントの外に出てしまう。すまない長尾君、必要な犠牲だったのだ。その後激しい𠮟責を受けつつ、一時間ほどで出発。 (以下トポ図を見ずに各滝を適当に名付けているので、各自で資料と同定してください。)
・入渓点 テン場からそのまま。穏やかな渓相。小さなナメ滝が連続するが難しくない。
・二段4m 左壁直登。下降はCD可。上部の立ち木からPRを出せる。
・突っ張りゴルジュ その名の通り突っ張って突破する…が、途中でめんどくさくなって腰までつかってざぶざぶ登った。
・大堰堤 左岸巻き。危険なトラバースもあるのでサッとPRを出せるとよい。下降も同じく。
・ナメ滝6m 左岸巻き。右壁を直登した記録もあったため挑戦したが断念。永井さんにこっぴどく𠮟られた。水量が少なければ行けるかもしれないが、ホールドが細かく難しい。巻きは左岸を手前から大きく巻き、落ち口からしばらく奥で沢に降りる。 下降は懸垂下降(立ち木未確認)、または左岸巻き。
・三俣 左俣に入る。4mほどのナメ滝がかかっているが、左壁から直登できる。CD可。
・三段10m 左岸巻き。直登したかったが水量から断念。滝右手のザレを登って一気に巻く。落ち葉だらけで滑りやすかったが、途中虎ロープが下がっていた記憶がある。最上段まで上がると沢より20m近く上がってしまったため、しばらく進んで懸垂下降。下降地点までは踏み跡がうっすらあるため、それに従ってトラバースする。下降は水流中を懸垂下降。立ち木未確認のため捨て縄があるとよいか。
・雌滝15m 右岸巻き。直登は難しく、容易な巻きへ。踏み跡も明瞭で苦労はないだろう。下降は右岸巻きor懸垂下降。
・雄滝18m 左岸巻き。黒光りした滝相に圧倒される。ボロボロの岩場を登るので中々怖い。下降は懸垂下降。
・ツメ 特に言うことはない。辛いザレもなくそのまま林道に上がれる。
・下山 エアリアに従って林道から旧中山道に合流し、900m地点まで歩く。下降時に沢に浸かる可能性が高いため沢靴のままを推奨する。テン場への下降ルートはYAMAP参照。途中分かりにくい尾根分岐もあるため注意。
【総評】
色々トラウマが詰まってるので中々記録をかけず、結局年度の変わった4月に今更ながら書いています。筆者自身のW3としての能力が疑われる山行でした。水量も多少あり、大きな滝をことごとく巻いてしまったのが悔しい。リード経験が十分にあればチャレンジもできたかもしれない。
とはいえ12月間近の時期にこれほど綺麗な沢に行けたのはよかった。それもテント泊で。西上州の沢はイマイチ記録も少ないので次年のこの時期にもこのあたりの沢に行きたいものだ。