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2023年 - 沢登り - シンナソー沢ヒヤマゴ沢


シンナソー沢・ヒヤマゴ沢

日時 2023.4.1

山域 奥多摩北秋川水系

文責 辻

目的 23年度沢初め。二年生の育成と三年生のリーダートレを兼ねる。

メンバー CL:辻(W3)、SL:長尾(W2)、医療:大内(W1)

天気 晴れ。水量普通。

地図資料 25000分の1「猪丸」

     東京起点120「シンナソー」

電波 docomoは入渓点・ツメ上がりで確認。ヒヤマゴ沢では通信不可だったので注意。

コースタイム

藤倉バス停(8:45)-0:10-入渓点(8:55)ー0:35-5m下(9:30~40)-0:10-5m上(9:50)-0:10-3段15m下(10:00~10)-0:40-3段15m上(10:50)-0:45-右岸尾根上(11:35~45)-0:40-ヒヤマゴ沢合流(12:25)-0:35-ハング状6m上(13:00)-0:30-ハング状6m下(13:30)-0:35-藤倉バス停(14:05)

合計4:50

コース記録(YAMAP)


【詳細】

沢初めとして一級恒例のシンナソーへ入渓。CLSLともに昨年度経験しており、今後の後輩育成を踏まえた練習に。

バスを降りてすぐ2パーティに遭遇。先に行こうかと思ったがあちらも相当速く、結局序盤で先を譲ることにした。

入渓:前回川床に降りた小屋はやはり立入禁止。入渓点を横目に車道を歩くとガードレール脇から降りれる。虎ロープあり。

・入渓点(3×4m)
車道からすでに見えている。直登。CD可。
・2段6m
直登、CD可(この辺正直覚えてない。)
・2段2×4m,4×6m
直登、CD可
・3段10m
前のパーティが皆フリー直登してたので、我々も直登。一段目は余裕。二段目は遠目には難しく見えるが意外と足場はある。左壁上部にガバがあるのでそれを手にトラバース気味に登る。三段目はツルツルだが腕に肩を乗せてしまえば勢いで登れる。
下降は、段々になっているのでCDも可能と思う。しかし高度感があるので余裕があれば懸垂下降したい。PRと120スリング3本連結(2021中浜P)
・5m
フリー直登。W1でも様子次第でフリー可能だろう。
下降は左岸巻きが容易。CDは不可。
・2段+2条
直登、CD可。
・3段15m
CLがリードで水流中直登。以下2名確保。落ち口上部左岸に立木が数本。今回は手前の立木からスリング60*2、120*1で支点を作った。落ち口は広かったため確保者以外セルフなし。
リードはしたものの途中ほとんど中間支点が取れず、取れても停止措置になりえなかったので結局フリーで登るのと変わらなかった。実際段々になっていて落差は小さいので、経験があれば全員フリーでもよいと思う。ただし水量が多ければ注意。
下降は懸垂下降。
・3×4m,3m
直登、CD可。上部はホールドが細かいので注意。私は水流右を登った。
・2×3m
直登、CD可
・ツメ
明らかな分岐を二つ左に進めば右岸尾根が見えてくる。つめ上がると新しめの看板が見える。ただしこれは登山道の三俣分岐ではなくその北側なので注意。2022藤田Pと同様にヒヤマゴ沢に降るためにはもう少し尾根を登らなければならかった。

ヒヤマゴ沢
・ヒヤマゴ沢に下りるまで
上記の勘違いにより昨年より一本北の谷線上を降りた。沢に降りる手前に一か所大きな段差あり。土壌も緩くかつ岩も多いためオススメしない。無事降りられたが。沢に降りると倒木の連続&蜘蛛の巣だらけ。
・10m
上記のミスによりパス。もったいない。
・ナメ5m
大内は上手く後ろ向きに降りていたが、SLCLはともに滑って尻から落下。死にはしないがちと危険か。余裕があればPR出すなりした方が無難だろう。(去年自分がどうやって降りたか不思議でならない。)立木は左岸にアリ。
・ハング上6m
名無しなので命名。昨年は右岸のザレ場から降りた記憶があるが、練習がてら懸垂下降。下降中二段段差があり要注意。最後は完全に腰で釣られた状態になった。立木は豊富。回収も簡単。
・人工物が見えればすぐに左岸に道が出てくる。しばらく歩いて帰還。

【総評】

大変上手くいった沢初めでした。コンディションも相当よく、時期のわりに水温も低くなかったので快適。過去記録で巻いてばかりだった大滝二つをどちらも直登出来たので、いい記録を残せたと思う。先導してくれたおじさんおばさん達に感謝。
CLも一度しか外岩でやったことのないリードを今回実践できたのはよかった。長尾君にビレイは任せていたが、それもスムーズで速かった。結局中間支点のない形だけのリードだったが、これを機に次回次々回で出来るようになりたい。地図読みをミスったのは反省。去年の記憶などを頼りにせずきちんと目で確認すべし。

SL長尾君も大内君も問題なし。むしろペースは彼らの方が速かったので、自分が合わせていきたいところ。ロープワークも問題なかったので、新入生には君らが教えてあげてください。




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