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2023年 - 山スキー - 尾瀬至仏山


至仏山(ワル沢ルート)山スキー

日時 2023.4.23

山域 尾瀬 至仏山

文責 大内

メンバー CL:辻(W3)、SL:大内(W2)、医療:長尾(W2)、前川(W2)、

天気 晴れ 積雪量少(駐車場付近で約1m)

地図資料 25000分の1地図「至仏山」、山スキールート212「至仏山」、山スキー百山「至仏山」

コースタイム

鳩待峠-1:40-小至仏山ピーク-0:33-至仏山ピーク-1:27-小至仏山-1:40-鳩待峠(ワル沢ルート) 合計 6:24

鳩待峠(6:00)-1:00-1866mP(7:00)-1:00-オヤマ沢田代(8:00)-1:10-至仏山頂(9:10~9:30)-0:40-小至仏山直下2000m地点(10:10)-0:50-小至仏山(11:00)-1:20-オヤマ沢渡渉点(12:20)-0:40-鳩待峠(13:00)

合計6:40

コース記録(YAMAP)


【詳細】

鳩待峠までの道路が開通したばかりで、駐車場は深夜0時ころには既に満車だったため、警備員に関係者用の駐車場に入れさせてもらった。夜と早朝は強風と極寒でかなり参った。

予定よりも若干早めに歩き始めたため、雪はカチカチだった。途中1866ピークでキックターンの練習をしつつ、オヤマ沢田代まで登っていく。そこからは、小至仏山を通る至仏山へのトラバースルートを行く。このころになると、朝日で雪が解け始めたが、まだ歩きやすい硬さだった。至仏山直下は、トラバースルートが山ノ鼻尾根に向かうように伸びている一方、ピークらしいものが目前に見えていたため、我々は近道と思いそのピークらしいものに上っていったが、至仏山ピークとはブッシュを挟んで30mくらいの地点だった。板を履いたままではブッシュを渡るのは厳しいため、ブーツで山頂を目指した。そこまで大変なルートではなかったが、植生を破壊してしまうことは問題であると思った。

板をデポした地点に戻り、下降を始めようとしたが、CLのビンディングの部品が紛失していることに気づき、騒然とするCL。部品を探そうともと来たルートを引き返し、小至仏山ピーク下のトラバースルート付近まで来たが部品は見つからず、下降することに。ちょうど雪が良い具合に溶けてザラメ雪になり、滑りやすかった。この雪質を一回の滑走だけで終わらせるのはもったいないと思い、小至仏山ピークへ。なお、SLはこの途上で股関節を痛めてしまい、登りに想像以上の時間がかかってしまった。小至仏山からの滑降も、雪質と天気が相まってとても楽しかった。開けた斜面から樹林帯に突入。ツリーランも滑走自体に問題はなかったが、途中で沢線を見失い危うかった。トレースや地形図を頼りにしながら、なんとか沢までたどり着けた。沢を渡ってからはシートラで車道まで歩いたが、約30分急斜面を上り続けなければならなかったのは参った。登ってきたルートを下降した方が無難だったかもしれない。


【総評】

今回の山行は天気と雪質がとても良く、楽しく山行ができた。しかし、個人的には未だパウダースノーでの山行経験を踏まずに今期のスキーを終了してしまったことは残念である。また、下降でルートを間違えかけたことは非常に危なかったと反省している。滑降が気持ちよいからといって、滑りたい場所を滑り続けているといつの間にか不可逆のミスをしかねない。ルートは常に気を付けながら下降すべきだと気づかされた。




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