2023年度 春合宿 インド
日程 1.30~2.12
メンバー 荒井、大内、薮田、滝澤、田中
2/7 晴れ バラナシ⇒ムンバイ⇒アウランガーバード
バラナシ最終日。滝澤の腹痛も軽くなり、全員で無事バラナシを発ち、ムンバイ、そしてアウランガーバードまで向かうことができた。荒井と大内は前日夜に他のサンタナ宿泊者と共に話しをし、朝6時ごろの日の出を見に、ガートまで向かう。今回のボートは日本人と欧米系の女性二人が乗車し、計7人で1時間程度の乗船。1人200ルピー。ガンジス川の対岸から昇ってくる日の出は、神秘的なバラナシの朝の祭り?や雰囲気とも交わり、得も言われぬものがある。ただ、この時期(2月)の早朝のバラナシは肌寒く、ダウンや帽子はあった方が良い。
13時過ぎのフライト(バラナシ空港⇒ムンバイ空港、1人約12,000円、2時間)だったため、9時ごろサンタナを出る。ちなみに、バラナシからムンバイに向かう方法としては電車も考えられる。費用は安く抑えられるが、30時間弱かかるので飛行機でもいいんじゃないかと思う。サンタナから飛行機まではUberを利用。Carタイプのものを予約したが、4人までしか乗れないとのことなので、荒井は1人残ってバイク型のUberを捕まえる。インドでバイクの2人乗りをするのは絶妙に怖いし、うるさいが、街並みもよく見え、新鮮で面白かった。
空港にはフライト2時間前くらいについた。空港内のものはどれも高く、何も買わなかった。他の空港でもそうだが、空港内はとてもきれいで、キャッシュレス化が進んでいる。自販機で現金が使えないのにはびっくりした。インドはやはり手荷物検査が厳しく、滝澤のライターなどもしっかり捨てられてしまった。短時間であったが機内食があった。もちろん、カレーとチャパティ、サラダにヨーグルトだ。インドのサラダはまずい。あれは料理ではなく、ただの生野菜をそのまま出しただけだと思う。
ムンバイ着。この時期のムンバイはすでに暑く。最低気温20度、最高30度くらいだった。ここで薮田は予定により、途中帰国をするので離脱。4人でムンバイからアウランガーバードへの旅路となる。寝台バスを利用した。もともとは電車で行く予定だったが、電車の予約が取れず、寝台バスになる。値段は100ルピーほど電車より高く、1人500ルピー程度。寝台バスが20時ごろ発だったため、それまで時間をつぶすか悩んだが、とりあえず、バス停の確認をすることにした。寝台バスのバス停に向かうために路線バスを利用しようとしたが、地元に人に聞いてもどれがどれだかわからない。ただ、そのうちの1人がとても親切な人で仲良くなった。ちなみに荒井は日本帰国後も連絡を取っている。結局、50分ほど歩いて寝台バスのバス停まで向かう。途中、ムンバイと言えばのスラム街を通った。東アジア人を珍しそうに見る人たち、声をかけてくる人などなかなかに面白かった。特に、子供たちはみんな元気よく話しかけてくれて、可愛い。大内はスラム街の子達にCR7のゴールパフォーマンスを3回くらいやらされていた。夜は危険かもしれないが、昼間歩く分には危険は全くと言っていいほどない印象を受けた。スラム街を抜けるといきなり5つ星ホテルが現れた。普通にきれいだし、壮大で、the 5つ星ホテルだった。送られてきたバス停の位置情報に向かうと、バス停がしょぼく不安になった。一応、バス停の名前を含め、現地の人に確認をすると、アウランガーバード行きのバスはここではないという。5つ星ホテルの近くとのことだったので戻る。警察や5つ星ホテルの人にも尋ねるが、みんな違う場所を指すので不安になってきた。1人、詳しそうな人がいたのでその人にバス停まで車で連れて行ってもらった。そこが高速バスの停留所っぽかったのでそこで待機。やっと着いたと4人で安心していたら。目の前に自分たちが乗るはずのバスが止まることなく、通り過ぎていった。急いでバスに電話すると、どこにいるんだと怒られた。バス停の正解は最初についたしょぼいバス停だったみたいだ。待ってくれるとのことなので4人で走って向かう。汗だく、1日移動だったことに疲れ、悪路であったが案外よく寝ることができた。
2/8 晴れ アウランガーバード⇒エローラ⇒アウランガーバード
朝6時半ごろにアウランガーバード着。ここから路線バスでエローラに行く。1時間ほどバスに乗るのだが、安く、1人20ルピーほど。インドは物価はそこまでだが、移動費がとにかく安い。人口が多いからだろうか。エローラ着。暑い。半袖1枚でもすごく暑かった。入場料は1人550ルピー。ネットで買えるので事前に買っておいた方が良い。ただ、アジャンターもエローラも休園日があるので注意して旅程を組んでほしい。エローラは30個程度?石窟があり、2~3時間程度で回ることができる。3つの宗教の石窟が同じ場所にあるらしい。彫刻がとてもきれいで、荒井はアジャンターよりエローラの方がよかった。ムンバイからわざわざ1日かけて訪れる価値のある場所だと思う。エローラからアウランガーバードの帰りは乗合タクシーを使う。1人100ルピーくらいで高くはない。ただ、ミニバンみたいのに13人を詰めこむという衝撃のドライブだった。それでも平常通りにしているインド人はすごい。夜はアウランガーバードのZostelというホステルに泊まる。値段の割にきれいかつ静かでいい。横に小さいレストランも付属しており、夕食をそこで済ませる。みんな移動続きで疲れたので宿についてからはゆっくりした。
2/9 晴れ アウランガーバード⇒アジャンター⇒アウランガーバード⇒ムンバイ
今日はアジャンターに行く。路線バスも悩んだが、片道3時間半程度かかる道のりで乗り換えができなかった場合を想定して、タクシーにした。4人で往復2500ルピーなので高くはないだろう。アジャンターへの道はとにかく悪路。運転手は良い人で街の説明などもしてくれた。アジャンターにつくと、入域料が取られる。やかましい売店のインド人を無視して進むと、石窟寺院行きのバスがある。そこから15分ほどバスに乗ると、石窟寺院だ。世界遺産ということもあり、設備がしっかりしており、形ばかりの手荷物検査もあった。アジャンターには海外、インド国内からも観光客が多い印象を受けた。エローラとは変わって、彫刻よりは壁画が美しい。前日にエローラに行ったので感動は薄かったが、1度足を運ぶのは良いと思う。2時間程度で見終え、駐車場に戻る。お土産屋のインド人がしつこく、駐車場まで来るが結局何も買わずに出てきた。最初5000円と言っていた象の置物が200円まで下がるのが恐ろしい。もうインド人の商売方法にも慣れてきた。帰りは大きなショッピングモールがあるということだったので、寝台バスを待つ間はそこに滞在した。外の喧騒とは打って変わって、ショッピングモール内は綺麗で、欧州染みている。並ぶ店も日本のモールと大差ない。ここでインドのマクドナルドとピザハットを食べる。辛い。辛くないやつ頼んだつもりでも辛い。これがインドだ。でも美味しかった。スーパーで水やお菓子を買い足して帰る。
2/10 ムンバイ
早朝にムンバイに到着。朝ごはんを済ませ、すぐに電車に乗る。ムンバイの電車は混雑状況がひどく、時間帯によっては避けるべきと聞いていたが、大して混んでなかった。満員でなくてもインド人はドアから体を出したいようだ。どう考えても危ないと思うが、実際にやってみると景色も風も気持ちよくいいかもしれない。宿にて荷物を預け、そこで出会ったデリー出身のインド人とムンバイ観光に向かう。タージホテルとインド門は建築物として立派で、写真映えがする。ただ、暑いのと人が多く、長居したいとは思わない。その後、マリンドライブに向かった。たしかにこの周辺はリゾート地としてとてもきれいである。多くの人がイメージするムンバイはこのあたりだと思う。ただ、海は少し汚く、入りたくはない。昼食は売店でカレーのようなものを食べる、辛すぎず、食べやすい。ハッジ・アリー廟にも行ったが、ほんとにいく意味がない。時間とお金の無駄な気がした。移動で疲れていたのもあってホテルに帰る。今回のホテルはムンバイの割には安く1人一泊1000円ちょっと。きれいだし、満足ではある。夜ごはんに外に出るのが憂鬱だったため、zomatoというインド版uber eats を使う。普通にうまいサンドウィッチが届いた。
2/11 ムンバイ
この日は深夜に滝澤、大内、田中のフライトがあるため、朝から宿近くの教会に行き、その後は空港に向かった。空港には電車とメトロを乗り継いでいった。インドの電車にも慣れてきた。メトロは想像以上に綺麗であり、空港から繋がってるだけあるなと感じた。ただ、空港近くはやはりスラム街が多く、5つ星ホテルのすぐ横がスラム街なんてことがザラにある。無事、3人は空港につき、荒井は1人でホステルにチェックインを果たした。帰る前にムンバイ初日にバス停でお世話になったインド人と連絡を取り彼が働いている売店でご飯を食べることにした。ビリヤニが美味しかった。食べ終わると時間のため、3人は空港に荒井は宿に戻った。
以下、インド、その他海外合宿にに行くうえで注意すると良い点。
・ESIM以外に現地SIMは1人はもっておいた方が良い。電話番号はアプリの利用やもろもろの予約と必要なことが多いので、最初はESIMでもあとから現地買うのもあり。
・基本的に話しかけてくる人は100%は信じない方が良い。悪い人じゃなくてもぼったくろうとしてくる。ただ、現地の人との交流も旅の楽しみであるので、割り切ってお金を出しても良いと思う。
・インドの場合、親切な人も多いが、彼らも適当に答えている可能性が高く、信用しすぎず、自分たちで調べるのが重要
・一番良い情報源は、同じ旅行者、特にバックパッカーの人々。