Home / 2023 坊主谷

2023 坊主谷


峰谷川坊主谷 一級上

日時 2023.9.10

山域 奥多摩

文責 荒井

メンバー CL:荒井(W2)、SL:大内(W2)、医療:五十嵐(W1)、辻(W3)、長尾(W3)

天気 晴れ

地図資料 25000分の1「奥多摩湖」「丹波」

     山と高原地図「奥多摩」2022

     東京起点100・120


コースタイム

三沢P(5:38)-0:37-入渓点(6:15)-0:10-3mCS下(6:25)-1:00-2条3m+7m+5m上(7:25)-0:15-核心5連瀑下(7:40)-2:00-核心5連瀑上(9:40)-1:10-取水槽(10:50)-2:33-三沢P(13:23)


計7:45  (沢中:4:35 沢外:3:10


三沢P

橋の先にゲートがあるが、そこに停めると車の出入りができないため、橋の手前の工事車両の近くに停めた。


入渓点

入渓点は三沢Pから近いと思ってたが、少し遠く、辻先輩のトイレも含めて入渓まで30分ほどかかってしまった。ただ、道なりにいくとしっかりとした橋を渡るところがあり、そこにピンクテープもあるため、入渓はわかりやすい。


3mCS+2条3m+2条5mCS

水量が多かったため、全て右岸巻きをした。巻き道は比較的明瞭でわかりやすい。ただ、2段目や3段目で降りるには懸垂が必要そう。

巻き道を行くと堰堤に突き当たる。そのまま堰堤も巻いた。


2条3m+7m+5m

計画段階ではここの7mを懸念していたが、ホールドもしっかりしており、たいしたことない。W1でもロープ無しで登れる。

3mは左壁。7mも左壁。5mは右壁から。


核心5連瀑(5m+7m+8m+12m+5m)

今回の一番の反省はここを超えるのに2時間もかかったことだ。まず、1段目から3段目は大きく右岸巻き。最初はふみ跡やロープがあったが、途中からなくなる。この巻きがなかなかの傾斜でfixがないと滑り落ちそうになった。トップがfixを張ったり、PRを出したりなどして適切に対処することが求められる。4段目12mの下には簡単に出れる。ここでひと休み。トップの荒井が右壁からリードで登った。右壁はバンド状になっているがなかなか滑る。ただ、バンドが始まるところに残置ボルトがあり、少し登ると、立ち木で中間が取れるためそこまで怖くはない。バンドを超えると、足場もホールドもしっかりしているため、そのまま落ち口に出れる。後続は確保。支点は左岸上部の立ち木をPRで延長した。


取水槽

核心を過ぎると特に対処を考える滝もなく、楽しく超えられる。ただ、今回は途中で飽きてきたので、取水槽で脱渓。上までいちおう滝は続いてるらしい。


下山

今回は巡視路を使ったが、なかなか危ない。個人的には沢より怖かった。



総評

今回はW3認定試験であったが、まずは無事に終わることができて良かった。沢としては奥多摩という近場でリード、確保の練習ができる良い沢であった。ただ、リードとfixができないパーティーは危ないと思う。下山は巡視路を使ったがそこそこ緊張感のある道が1時間半くらい続く。fixがある部分もあり、精神的に疲れると感じた。ただ、詰めるよりは楽だし、早いと思う。確保準備の早さや対処の共有など課題もあったが、適度な難易度で楽しい山行になった。2回目で行ってもよいなと思った沢。




     RSS of this page