山行記録 丹沢・源次郎沢右俣~源次郎尾根
〈文責〉藤田
〈目的〉登攀練習及び下山は読図の練習+山口沢初め
〈日程〉5/7
〈メンバー〉CL藤田(W3)、SL・医療山口(W2)
〈天気〉曇りのち雨
〈コースタイム〉
戸沢駐車場(7:36)-0:20-F1(7:56)-0:38-F5下(8:34)-0:22-F6下(8:56)-0:30-F6上(9:26)-0:33-F9下(9:59)-0:13-F10下(10:12)-0:28-F10上(10:40)-0:30-脱渓(11:10)-0:26(休憩時間20分)-源次郎尾根発(11:36)-0:59-戸沢駐車場(12:35)
沢中3:40 沢外1:20 合計5:00
〈電波〉au戸沢駐車場まで
docomo戸沢駐車場とF6上以降
softbank戸沢駐車場までと花立山荘
と計画段階ではとなっていたが、docomo及びsoftbankは戸沢駐車場、まして新茅山荘でも通じない。
〈計画書提出〉コンパス
〈地図・資料〉25000分の1地形図:「大山2016」
山と高原地図:「丹沢2016」
遡行図: 東京起点120
〈対処〉
・入渓
戸沢駐車場の目の前にある沢に沿って歩くと橋があり、渡る。右手に堰堤が見え、その階段を登り沢を左手に見ながら進む。堰堤を登り終えると何本か沢が通っている。堰堤の尾根をまたいだ左の沢が源次郎沢であり、この尾根が源次郎尾根である。黄色いロープが源次郎尾根にはあり、それを越えて入渓する。トポ図にある入渓云々の看板はない。今回はどれが源次郎沢かわからず10分くらい探して回っていた。天神尾根の位置でもわかる。
F1(4m) 左壁直登、CD可
源次郎F1の看板があり、確証を得られる。以降も看板はその都度あるが、ない場合のみ記載する。
F2(多段8m) 直登
気づいたら過ぎていて記憶にない。
F3(4mトイ状) 左壁直登、左岸巻き(下降時)
CLは左岸から巻いてみたが少々危ない。SLは左壁直登の方が安全そうと話していた。
F4(10m) 左岸巻き、左岸巻き
予定では右壁をへつるつもりだったが、倒木で巻く以外方法はない。残念。
・二俣(3:2)水量が少ないが右手に進むと東京起点120に記載があるが、左手は枯れていて右に進めばよい。
F5(3段12m) 左リッジから直登(お助け紐)、右岸巻き
予定ではフリーで左リッジから直登の予定であったが、12mという高度と一部ホールドが良くなく急遽お助け紐を出す。1年生がいる場合はお助け紐を出すか、トップが右岸巻きして上のボルトからPRは必要だろう。
・4mCS 直登
記憶にはない。
F6(大岩) 左壁リード、立ち木支点に懸垂下降(右岸の立ち木は少し遠い)
真ん中が足のホールドが無くて少し渋い。確保は右岸のボルト二カ所からとった。確保場所は結構滑る。滝口の近くにある大きな岩にボルト二つあり。ここから取れば水流直登できるかも。
F7 直登も何もただの大きい岩
F8(5m+4m) 5mはチムニー中直登、4mはチムニー横の右壁をへつるように直登するか、そもそも右壁からとりつくか。
看板ではF9表記。F8の看板は何を指しているかよくわからないとこにあった。
F9(8mCS) リード右壁直登
右壁は結構厳しかった。ボルトとハーケンから計4カ所とったが、若干トラバース気味になりこれが難しかった。楽しかったが。左壁にもボルトが打ってあり、こちらからの方が階段状になっており簡単に登れる。右岸巻
きでも行ける模様。
F10(4m) どこにあるかわからなかった。看板なし。
・ツメ
F9を越え少々行くと傾斜がどんどんきつくなっていく。倒木が多くガれているところに二股があり真ん中の尾根上に地形図にはないがめっちゃ大きい岩がある。そのまま沢をツメていけば地形図上にある岩にぶつかり左へ抜ければ花立山荘に出るだろう。今回はその二股を右に行き、太いロープを伝っていくと少し広い尾根に出る。そこを下ると道程すればわかるが南に行ってしまうためそこは源次郎尾根ではない。もっと東へ行くと樹林帯があり、さらに東へ行くと草原にたどり着く。そこが源次郎尾根である。踏み跡も見えるし、方角さえ合わせればたどり着く。
〈コメント〉
前日夜に雨が降ったこともあり水量が多かった。曇りのち雨で景色は微妙であった。晴れていたら源次郎尾根の草原からの天気などは最高であろう。
沢としては入渓が近く、下山も1時間と比較的楽であり、ツメもきつくない登攀要素が強い沢である。また枝沢も多く読図には良い。案の定何度か位置を見失った。が、戸沢駐車場までの道は荒れていて結構大変であり、タイムズカーには無理をさせてしまった。あとガれも少し気になるところではある。丹沢ということからもわかるが傾斜は結構キツい。
概して楽しい山行であった。メンバーは二人であり、もう一人が山口君であればそれもそのはず。タイムも結構早かった。今後はリードや確保の支点どりをもっと早くできればと思っている。このコースタイムならバスでも間に合うのではないか。今後の参考にされたい。