原小屋沢(途中撤退) 一級上
日時 2022.11.04
山域 裏丹沢
文責 辻
メンバー CL:辻(W2)、SL:長尾(W2)、医療:大島(W1)、清野(W3)、藤田(W3)
天気 晴れ
地図資料 25000分の1「大山」「青野原」
山と高原地図「丹沢」2016
丹沢の谷200ルート
コースタイム
早戸川国際マス釣り場(5:40)-1:10-本間橋(6:50)ー0:15-伝道(7:05)-0:55-雷平入渓点(8:00)-1:20-雷滝下(9:20)-1:40-バケモノ滝下(11:00)-1:10-1200m地点(12:10)-0:55-雷滝下(13:05)-0:55-雷平(14:00)-1:20-本間橋(15:20)-1:10-早戸川国際マス釣り場(16:30)
合計10:50
コース記録(YAMAP)
【詳細】
2年生辻のW3に向けた初リー山行。
3:10頃小平寮発。4時頃新百合ヶ丘で藤田先輩を拾って現地5:30着。2015永喜Pと同じくマス釣り場を少し過ぎた先のゲートに駐車。少しスペースが広がっているため駐車はしやすい。W1大島がヘルメットを忘れたためW3藤田が貸与。
入渓まではひたすら林道を歩く。伝道入口までの1時間半はコンクリだが、崩壊が進んでおり舗装されているとも言えない。落石も注意。伝道に入ってからは踏み跡を辿っていく。途中に廃屋が一か所。雷平直前はクサリ場あり。また写真にあげたような古びた木橋や丸太橋があり危険個所。今回確保などしなかったが、落ちればそのまま谷に落ちるため伝道前でハーネスをはきスリングをトラロープにかけるなどの対応をとるのがベターだろう。何本かロープに伝って沢に降りたところで沢装装着。
入渓~:入渓後しばらくして広い河原に出る。雷滝までは遡行図などに記載のない3~5m程度の滝が連続。距離感以上に時間がかかるためあまり時間をかけるべきではない。2015記録の大岩の滝は判別できず。しかし途中大きな右巻きの個所はあった。水流を行くか巻くかは迷うところだろうが、この先を考えると時間が押しているなら巻くべき。
雷滝20m:右岸巻き。ネット上の記録より右岸尾根の踏み跡を辿るとあったがあまり明瞭でなかった。参考記録通り落ち口よりも高い位置まで登り、フィックスロープを辿って沢へ。落ち口に降りるというよりもその少し奥に降りる印象。なおCL辻がフィックスロープを見落とし足を滑らせ、1mほど落下⇒PRで復帰。
バケモノ滝10m:右岸巻き。2015記録では涸れ沢を20mほど上がるとあったが、バケモノ滝の見える地点からそのまま支尾根に上がれる。10mほど登って落ち口方向にトラバースするとテラス状の個所がある。ここからトラバースで沢へ戻れる。なおこの時点予定コースタイムを1時間ほど過ぎており続行を断念。そのまま支尾根を登り、左手の沢を超えて雷滝へと降りる尾根へ。
下山:雷滝までは多少踏み跡があるが、やはり不明瞭なため読図必須。ピンクテープはある。しばらく尾根を降りると右手にフェンスがあるが、無理にこえなくともよい(先で消失している)。沢に降りるあたりは多少急。落石注意。入渓点で沢装を外して帰路へ。なお丸太橋の対処のためハーネスの装着を指示したが、ロープの設置がうまくいかず結局使わなかった。無理にロープなど張らず、カラビナを残置ロープにかけるのみの方がベターか。伝道~車までは特に何もなし。冗長。
【総評】
コースタイム以上にアプローチの長さが辛かった。結局行き帰りで計5時間。当日CLが寝不足であったことも相まって疲労があり、メンバーには不甲斐ないところばかり見せてしまった。特に途中で落下したのは、足を滑らせたことも問題だが、PRをもっているSLへの指示も感情的で良くなかった。体力的にも余裕を持つべきであろうし、SLにもPRの扱い(すぐお助け紐をだせるように)を共有しておくべきだったと思う。
撤退判断はやむなし。そもそも到着が予定より遅れていたし、沢中でのスピード感もよくなかった。小さな滝に逐一時間をかけていたためコースタイムに遅れが生じてしまった。あのまま続行していれば日の入前の下山は不可能だっただろう。ツメた支尾根は登りやすくはないが、距離も大してなくエスケープとして利用可。
ヘルメットやら地図やら忘れた大島には一喝。言うまでもなくメンバーとしてあり得ない。沢中でもあまり緊張感がなくメンバーの一員としての自覚が足りていない。来年後輩の面倒を見るのだから修正してほしい。
SLの長尾君にはロープワークの把握をしてほしいが、SLとしては十分助けになってくれた。ただリーダーズとしては二人の間でもっとコミュニケーションをとるべきだった。申し訳ない。
先輩方には不甲斐ないところをお見せしました。現状(仮)W3といった感じですが、経験を重ねて後輩を安全に連れていけるよう精進します。