山行記録 奥多摩、シンナソー沢・ヒヤマゴ沢
〈文責〉 藤田
〈目的〉 今年度部としては2回目の沢。2,3年生のみで行くことで自分たちの課題を知り、この後入ってくる新入部員への指導にもつなげていく。また、ヒヤマゴ沢の 下見をかねて練習に良い沢であったら来年以降遡下降の練習に使っていきたい。
〈日程〉 4/17
〈メンバー〉 CL藤田(W2)、SL辻(W2)、医療宮川(W2)、無職長尾(W1)
〈天気〉 曇り
〈コースタイム〉藤倉バス停8:27-0:22-(沢装をつけ)ガードレール8:49-0:08-入渓点8:57-0:54-5m下9:51-0:42-5m上10:33-0:32-3段15m11:05-1:45-尾根に出る12:50-0:20-(休憩10分込み)ヒヤマゴ沢へ13:10-0:40-10m上13:50-0:30-10m下14:20-2:01-藤倉バス停16:21
沢中7:20 沢外0:30 合計7:50
〈地図・資料〉 25000分の1地形図 「猪丸」
エアリア 「山と高原地図 奥多摩 御岳山 大岳山 2018」
遡行図:「東京起点」
〈電波〉 docomo,softbankはルート上全体で通じる。auはスタート地点のみ
〈計画書提出〉コンパス
〈対処〉
シンナソー沢
・入渓まで
バス停から下りすぐ右へ。藤田が大をしている間にみんな沢装をつける。少々歩いて小屋のガードレールから。しかし、立ち入り禁止とあるため、今後入渓方法は考える必要がある。藤田は奥の方のブロック塀から下ろうとしたが2mほど落下。何ともなかったものの、どこから入るのがいいかわからん。
・入渓点(3×4m)
ガードレールから1分ほどで出合いにつく。川が右に曲がる左手から沢が入っている。直登。CD可
・2段6m
直登、CD可
・2段2×4m,4×6m
直登、CD可
・3段10m
右巻き、下降は15mほど離れた立ち木から懸垂下降。PRと120スリング3本連結(2021中浜P)で行ける模様。
・5m
トップとW2が左壁直登。左岸立ち木から後続を確保。
左は階段状になっており、W1で経験が少なければ確保した方が良いが、それ以外は必要ない。確保の練習ができるのはここくらいかもしれないが。
・2段+2条
直登、CD可
・3段15m
左岸巻き。上部の立ち木からトラバース用にPRでfixを張る。ただ上部の立ち木に行くのにもPRがあっても良いかもしれない。そこはSLとCLが判断。
・3×4m,3m
直登、CD可
・2×3m
直登、CD可
・ツメ
詳しくは2021中浜Pを参照。読図にはもってこい。綺麗すぎるほど正確にでている。
ヒヤマゴ沢
・ヒヤマゴ沢に下りるまで
地形図上で傾斜が一番緩いところを狙っていたら丁度いい具合に出られた。YAMAPにあるようにピーク前で下りた方が良い。しかし、沢に出た後も急な傾斜は続く。
・10m
左岸立ち木の残置スリングから懸垂下降。ゴルジュの滝で落ち口は滝つぼで深くなっており、トラバースしながら降りるため少々難しいかもしれない。
・名無しの5mほどのナメ滝
メンバーは各々、CD or 右岸から降りていたが危なく、ここでは立ち木からの懸垂下降をするべきであった。立ち木は滝上にある。
・ワサビ田園があり、下降終了
〈コメント〉
2年生、3年生のみで初の沢であり、部としても初めて?のヒヤマゴ沢。シンナソーには昨年行ったといえど緊張した。ほぼ初めての沢下降にしては3人はすごく頑張っていたが、タイムからもわかる通り結構ぎりぎりの山行であった。最後の方は少し急がせてしまって申し訳なかった。
今後も2、3年生のみでの4月ごろの沢は安全面を配慮した上で絶対に行うべきである。上級生がいないからこそ気づくこと、見えることが絶対にあるし、実際にあった。
シンナソーもヒヤマゴ沢も読図にはもってこいの沢であるが、ヒヤマゴ沢下降はそこまで楽しいわけではない。短い距離で倒木も多い。ただ遡下降ができる難易度が低い数少ない沢であることも確かだ。
非常に有意義な山行であった。