2020年 個人山行にしほどっぴょう
文責 小川
日程 2月19日当日発日帰り
山域 穂高連峰西穂高岳独標
メンバー CL吉田(HUAC4年)、SL松橋(HUAC4年)、SL小川(HWV4年)
天気 快晴のちガス
コースタイム
ロープウェイ山頂駅9:40--1:10--西穂山荘--1:45--西穂独標--1:20--西穂山荘--0:35--ロープウェイ山頂駅14:30
コメント
ロープウェイ 冬季は始発が9時。日帰りで登頂・下山する人は大体この始発か、30分後の第2便で上がるようであった。
山頂駅ー山荘 前夜までに30~40の積雪があったが、つぼでもいけた。アイゼンは着けた方が楽なところもあったが、なくてもいける。なお、山荘までは赤旗がたっているため非常に分かりやすかった。
山荘~山頂直下 山荘を越して稜線に出たとたんに斜面がクラストし、山荘で装着したアイゼンのありがたみを実感できる。この日は風が弱かったがそれでも風や寒さが堪えた。山荘前でフリースを着込む、グローブを替える、などしっかり準備をして正解だった。途中、急斜面が長く続くところがあり、難しくはないが高度感でやや怖い。
山頂直下~山頂 ラストの30mくらいがかなりの傾斜で、登り下りともにミックスの登高・下降技術が大いに試される。雪は締まっていたためアイゼンの効きは良かったが、暖冬寡雪で岩の露出が多いからか前評判以上に難儀した。厳冬期の甲斐駒や仙丈に登った経験のある山岳部の二人も今までで一番難所かも、と言っていたので本当に初心者OKの山なのかと思う。初心者には確保を勧めたい。
下山 ガスが出たが、赤旗が整備されており問題はあまりなかった。稜線上では雪が吹き飛ばされ、トレースが極めて不明瞭なため赤旗のありがたみが分かる。
山岳部の友人と卒業旅行兼オタノシミ山行として西穂の独標へ。午前は天気に恵まれ、北アルプス南部の大展望を全方位ほしいままに出来、最高であった。が、山頂前後の30mは非常に危なく、W1には正直無理だと思う。ワンゲルの活動ではアイゼンの出番は少ないので2年でも厳しいかもしれない。もちろん雪の状態にもよるとは思うが。
それでも、普通に日帰りであれだけの展望を愉しめてしまうのだから、大した山(ロープウェイ?)だと思う。一度行かれることをお勧めします。