2015年 小草平沢遡下降


1.日程                                                     文責:小池
4月26日(日)
晴れ
当日早朝発日帰り

2.目的
沢はじめ。沢トレ。脇田の初SL

3.メンバー
CL:小池(W3)
SL:脇田(W2)
医療:竹内(W3)
無職:弥永(W2)
無職:森(W2)

4.遡行図
『東京起点120ルート』
必要なエアリアや二五万は、遡行図に書いてあるものを参照してください。

5.実際にかかった時間
遡行
表丹沢県民の森駐車場-0:50-入渓点-0:20-入渓-0:40-F1(2段5m)上-0:20-F2(4m,3m,5m)上-0:10-4mスダレ状上-0:30-3条4m上-0:20-3mCS下-0:10-3mCS上-0:40-F6(6m)上

下降
F6(6m)上-3:00-入渓点

遡行図と表記が違って照らし合わせにくいかと思いますが、頑張って

6.対処
※この記録では、(遡行時に)沢を正面にした時に、自分たちの右側を「右、右岸巻き」、左側を「左、左岸巻き」とし、「右岸」「左岸」と使うときは、滝から見た時の右左と定義する。(下降時に使う用語の定義はややこしくなるので、遡行時と同じにする)
混同しないように気を付けてください。

入渓
林道を歩いていけば駐車場スペースが現れる(ゲートがかかっているので一般車は入れないが)。
そこに沢が流れていので、そこから入渓してもオッケー。しかし、途中にある堰堤を迂回しないとなので、登山道を少し歩いてから入渓の方が楽。今回は後者。
ちなみに、登山道は駐車スペースから二つ分かれている。地図上で点線で書かれた方の登山道なので注意。登山道を歩いていると、しばらくは沢を高巻く感じになるが、歩いていると合流する地点があるので、そこが入渓点。
入渓点の目の前にF1がある。

遡行
・F1は確保したが、しなくても余裕。水流右を登りホールドはたくさんある。一部ぐらつくので注意。最後の落ち口が少しだけ渋いかも。
支点は、人口支点に残置スリングがあったが、奥に良い立木があるのでそっちを使った。
・F2。まず1段目。俺(小池)がフリーで右岸(自分達から見て左の方ね)を直登。落ち口にちょうど良い岩があるのでそこにパワーロープをかけ後続を登らせた。
ホールドはあるんだけど、登りに自信がない人は怖いかも。水流の左端にもホールドはあるので頑張って探してください。確保できそうな支点はないです。次に2段目。
2段目も右岸を直登。半登り、半トラバースって感じ。わけわかんないと思うけど、実際にいったらわかるかと。最後の方が人によっては少し渋るかも。確保する支点はないです。
最後に三段目。三段目は左岸巻をした。足元は悪いので気を付けるように。巻く時確保はいらない。もしするようなら大きな立木がある。
このF2三段は、特別難しいわけではないけど、なめてかかると危ないので気を付けてください。
・4mスダレ状はどっちから巻くことも出来るし、直登も余裕。確保するなら立木があるが、確保する必要ないかな。今回は、各々、巻くなり直登するなりし、確保はしなかった。
直登するなら、ど真ん中。ホールド豊富。若干ヌメルのがあるので注意。
・3条4m。確保した。左岸の立木。パーティーが全員慣れているならば確保する必要はないが、1年生とかいるならするのが無難。右岸(自分達から見て左だよ!)を登る。木が埋め込まれているので、取りつきはそいつを足場として使う。
その後はホールドたくさんあるので登れる。でも、滝の登攀に慣れていない人には少しムーブが渋いと思うので、指示してあげてください。
・4m。遡行図でいうと、➄2条3mの前の滝。これは登れるけど、ちょっと渋いかな。脇田は果敢に直登した(よくやった!)。森はチキッて巻いた。
登るなら右端というか右壁というか。見ればわかる。1年いるなら巻いた方が無難な気がするけど、巻は砂利道で不安定で、かつ少しだけ高巻くので注意。
巻きでを確保したいなら立木あるけど。向き的に適してはいない。
・3m。右の方から登り、落ち口に向かって斜めに進んでいく。ホールドたくさん。
・3mCS。左の壁を登ったあと、落ち口に向かってトラバース。左壁の上の方と、落ち口に人口支点があるので、そこでフィックスを張った。ホールドはあるので登れるが、少し怖いので張るのが無難。
慣れている人たちだけだったら張る必要はないかな。
・F6(6m)。パッと見、直登できそうだが、ヌメリがすごいので巻いた。右岸巻。斜面を登った後、滝を左手にみながらトラバースぎみに落ち口へ進む。
同じく、足場が砂利道で不安定な上、つかめそうな木の根っこも少なく少し怖い。しっかりと足で地面を蹴りこんで進むこと。ここは確保した。左岸(自分達から滝をみて右側だよ!)に立木あり。

下降
・下降した滝は、F6、3m(3mCSと2条3mの間の滝)、2条3m、3条4m、F2、F1。
・F6は、遡行で確保に使った立木をそのまま支点に使う。
・3mと2条3mは同時に懸垂。3mの落ち口付近に良い立木あり。まず3mを下降してそのg2条3mを下降。
・3条4m。こいつも、遡行時の確保支点を使う。
・F2。3段目の落ち口に生えてる立木から支点を出して、一気に1段目の下まで下降した。ロープ(40m)はギリギリだった。ダブルロープなら伸びるので問題ないが、シングルだと一本じゃ足りない。
・F1。確保で使った立木支点でもいいが、せっかくなので残置スリングで下降。残置で下降することがどれだけ怖いことか体験させる。

上に書いた以外の滝はクライムダウン可能(3mCSを除く)。
3mCSはクライムダウンするものだと思っておれが先にクライムダウンしちゃった。対処的には懸垂だったとか。まあ、懸垂が無難かな。クライムダウンもできるけど、自信なかったら懸垂で。
立木はありました。
あと。F2の懸垂なんですけど。3段目の落ち口の立木を支点にすると言いましたが、この木根元が複雑なので摩擦が生じてしまい、ロープが回収できなくなりました。なので俺が結局3段目まで戻って、全部クライムダウンで降りてくるはめになりました。
立木を変えるか、立木に工夫したロープのかけ方をするといった対処をしないとですかね。
7.まとめ
沢トレとしては、非常に良い沢だった。難しすぎず楽すぎず。確保もして、懸垂もして、クライムダウンもして。バランスよくできました。一つ言うと、読図する必要がほとんどない沢なので、ルーファイの訓練はできないです。
天気も良かったし、ほんと最高だったよ。
登山届は、どんぐりハウスにあります。あと、水は汚いので、あらかじめ用意すること



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