電波:2010木村Pの記録を参照。柏木野BSでも○
木元のトレーニング山行である。 武蔵五日市駅に7時集合。バスで笹平まで。入渓点の出合までは上村の滑らない話でもやもやした気分になる。きっかり40分で入渓点着。トタン小屋は進行方向右手にひそかに壊れてありました。「水源かん養う保安林」の看板の手前に橋があり、そこから左岸を下る。
最初の滝:右巻き。直登なら水流中。 3mナメ滝:滝右の壁。最後の乗越しがややゼンツ。 F1-5m:左からへつって釜を廻りこみ、そこから水流沿いに左を直登。溺死防止でPRを岩がらみでだしたが結局使用せず。右のへつりは左より難易度高そうだったので回避した。
トバの万六沢出合:明瞭。水量比は1:1くらいだった。ここで木本に読図を叩き込む。
4m幅広の滝:滝右を直登。確保する場合は右岸遠目の立木から支点を取ることになると思われるが、確保してたら興ざめになると思う。 3m:特記事項なし 2段4m:2段目の上に残置リングあり。特に使用しなくても容易。
ナカの万六沢出合:2本の支流をあわせるので非常に明瞭。
~ゴルジュ内~ 4m-4m-3m-3m:本山行の核心。右、右、右、右でクリア。2つ目の4mは逆層になっており、水流右と、さらに離れた右にルートが2つある。後者が容易。最後がやや渋いか。確保はしていないが、するとなると事。今回は倒木を支点には使えなさそうだった。詳しくは2010の記録参照。
ゴルジュ内には他にも小滝がたくさんあるが、どれも問題なく登れる。
ゴルジュ出口の3m:水流右。
F2,F3の多段ナメは傾斜がゆるく、スタンスも十分にありどこでも登れる。
ツメ:美しい渓相の廊下からのうんざりする倒木帯が出現。ただ、SLによると、おととしより倒木の量はずっとマシだということだった。15分ほど倒木帯を進むと開けた場所(810m地点あたり)に出て、それまでは全く見えなかった稜線が左岸に見える。この場所で稜線に上がるのが一番だと思う。そこまで上がり、道なりに稜線をツメると、約20分でツメが終わり、登山道に出る。ツメは傾斜はきついが命の危険はない。ここで沢装備解除。
下山:バスの時間を意識しながら帰りましょう。
雑感: 湯葉は一昨年の苦い記憶のせいで敬遠されていたが、行ってみれば、読図、登攀、(確保、)ツメと美しい渓相のフルパッケージで楽しめるすばらしい沢だった。なによりここはロープを出す必要のある滝がほとんどないので、コースタイムが劇的に短い。下山も楽。五日市ということもあり、アプローチ面でも優秀である。新歓で使うのもアリだと思うが、その場合はロープワークを速く行って、新人を飽きさせない配慮が必要だろうと思う。 |