入渓点まで 川乗橋BS降車後、林道を30分ほど歩く。道が大きく左に曲がるところにあるカーブミラーの右からだ。その手前に少し紛らわしいのがあるので注意。そこから川床までが少し曲者。はじめは踏み跡に従って真下へ降りる。すると道が二手に分かれるが、川乗谷下流に向かう方向へ降りる。上流へ行けば確かに逆川には近づくが、懸垂なしでは降りられないようなところだ。左手に沢を見ながらしばらく歩くと沢が近付いてきて降りれそうになるのでそこから下りてしまおう。そこは東京周辺の遡行図で“550”下流にある名前のない滝下だ。
遡行を始めて数分で逆川出合到着。 ① 2段10m 滝下から見る上段の仰々しさに恐れをなして、上下段まとめて巻くことに。右から、上流へ向かって直上し、後続には立ち木からPWR。そして、滝落ち口へ長めのトラバース。最後が少しいやらしく、ロープも出せない。 ② ゴルジュ2m 腰くらいまで浸かり、右壁。 ② ゴルジュ4m 胸までどっぷり浸かり、左壁に取りつく。まず、しっかりとしたクラックをホールドとして頼りにしながらスタンスをうまく見つけて、ゼンツ。後続には滝途中にある残置ハーケンからPWRを出せばよい。頼りなければ滝上からでも少し遠くなるがロープは出せる。下からも滝上からも巻き道は直登より危険に見えた。 ③ 仕事道は見つからなかった。というより遡行図に書いてあるようなパッと見つかる所にはなかった。つまり探さないといけないような分かりにくいもんだということです。 ④ 3段10m 中、下段は問題ナシ。上段も大したツッパリではなくリーチのない方も余裕。フリーで。 ④後の4m 大方の対処は左巻きだが、試しに右からへつってみると不思議なことに案外楽に登れる。遠くから見るほど難しくなくスタンスも豊富。 ⑤ 10m 左の巻き道に関しては、ガレが激しいので落石に注意すること。ただ、道は明瞭で巻き者に危険が及ぶような巻きではない。てか巻くというよりいったん林道まで直上する感じ(ツメのガレ場に近い)。林道に上がって橋から⑤の滝上に降りる。確保支点は木から。登攀者との方向ばっちりの立ち木が左岸にある。 直登に関しては、傾斜も緩やか、ホールドスタンスも豊富。なんだ魚住ってただデカイだけじゃないか。しかし、これは全体に言えることだが、岩が苔でヌメっているのでそこには十分気をつけたい。ただデカイだけではない。
下山は特に問題ない。
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