【08沢始め 奥多摩 南秋川矢沢熊倉東沢遡下降 】
※この記録は一橋大学ワンダーフォーゲル部(以下HWV)の部員が記録・作成したものです。主たる対象はHWVの後輩であり、レベルに関する表記などはHWV基準で書かれています。
また、記録対象が「自然」であるため、ここに書かれている記録通りの状態が永続することを保証するものではありません。
メンバー :
メンバー:安井教祐(CL)、北原裕己(SL)、加藤崇徳、西垣健大、竹川靖之
コースタイム:
南郷バス停―0:35-入渓点―0:15-(1)4m幅広―0:15-(2)2段15m登攀前―0:30-(2)2段15m登攀後―(約2分)-(3)5m登攀前-0:25-(3)5m登攀後下降前―0:45-(3)5m下降後-(約2分)-(2)2段15m下降前-0:30-(2)2段15m下降後-0:35― 入渓点―0:35-南郷バス停
【遡行時間3:15】【遡行外時間1:10】【合計タイム4:25】
記録:
(1)遡行:
問題なし。ただし新入生を連れて行く場合はお助け紐があったらよいかもしれない程度。でも出す支点がないので注意を換気する程度でよい。
(2)遡行:
左巻き。落石が多いため注意が必要。今回はPRを出すも短すぎて届かないという問題が。シュリンゲ連結でなんとか掴める程度になったが、
迷うなら長いものを出した方が良いし、PRが枯れ木に引っかかりやすいというのも面倒。個人的には工夫して確保でも良かったのではないかと思う。
また、右巻きの可能性も捨てきれないが、今回は時間の関係で断念。
(3)遡行:
トップが直登し、後続を簡易確保。水流の少し左を登ればうまく登れる。フリーでも問題ないと思う。
(3)下降:
懸垂。支点は右岸側の細い木。3本くらい木があるが、使用可能なのは2本のみ(1本は脆弱)。2本からとっても良いが、今回は奥の1本から。
多少下が怖いが、セルフビレイを徹底すれば落ちることはない。2年生にとってh岩トレとかに比べれば練習になるはず。
(2)下降:
遡行時の左巻き道を懸垂。支点も同じ。同じく枯れ木がザイルに引っかかるため、ザイルダウンがうまく行かない。ただかなり傾斜が緩いため途中で調整が効くため問題なし。同じく落石注意。
(1)下降:
クライムダウン。はやり新入生を連れて行く場合には指導した方が良い。ただW2以上は全く問題なし。
総評:
(沢に関して)
個人的には矢沢(南秋川)は釣りができそうという感想に限る。お世辞にもきれいとはいえないし、落石が多い(07年の台風による。by漁協の方)、滑る箇所が多いなどあまり好きではない。ただ、短いし、アプローチが楽なので気軽に使えると思う。
(SLコメント)
今回の熊倉遡下降は私に限らず、気が緩んでいたと思う。メンバーの中には遅刻してきたり、ヘルメットを忘れたりする者がいたが、それもメンバーのそういった緩い雰囲気が問題なのだと思う。確かにたいした沢ではないが、危険がないわけではない。常々の遭難対策はこういったところに生かすべきではなかろうか。
文責:W2北原裕己