【07秋 マスキ嵐沢記録 】
※この記録は一橋大学ワンダーフォーゲル部(以下HWV)の部員が記録・作成したものです。主たる対象はHWVの後輩であり、レベルに関する表記などはHWV基準で書かれています。
また、記録対象が「自然」であるため、ここに書かれている記録通りの状態が永続することを保証するものではありません。
メンバー :
CL 真船 SL 安井 メタボ 清水 新人 北原 竹川
コースタイム:
大滝キャンプ場~0:40~入渓点~3:00~権現山登山道~1:00~西丹沢自然教室
記録:
入渓点まで
車で行くなら駐車は大滝キャンプ場に入る橋のところがよい。
入渓点は登山道を歩いていけば、途中で「マスキ嵐沢」と書いてある看板があるのでわかりやすい。登山道はスニーカーでも問題ない。
滝の対処
F1-2段7m:崩壊しているため容易に登れる。ただし落石、ホールド・スタンスの崩壊には気をつける
F2‐2段6m:水線沿いを登る
☆ここまでは何の問題もないし、景色がきれいなのでゆっくり紅葉を楽しみながら、まんじゅうでもつつきたい。
F3-2段15m右から越える。トップがフリーで突破し後続を確保。ただし確保は一年生に限定するかもしれない。
☆一段目は水流沿いより右から登るのが簡単。ところどころ手がかりがなくなるのが少し難しい。なので、パワーロープを出せばいい。今回は左岸の立ち木から後続を確保したが、大げさなことだったと思う。
☆二段目はホールド、スタンスともにしっかりあるが、よくルートを決めないと途中でつまってしまう。ちゃんとたっている滝なので、トップは慎重なルーファイが必要。後続は確保。右岸の立ち木から。立ち木まで行くのが少しめんどくさいが確保は必要。
F4-2段9m:滝の右側の水線沿いを直登。様子を見て後続を確保する。
☆確保しなかった。
F5-5m:右から。特に問題ない。
☆登り終わりの、グッと体を持ち上げるところが難しく感じたので、お助けシュリンゲを木の根から出した。
☆このへんから水がかれてくるので、二股までに水を汲んでおいた方がいいだろう。
F6-5m:直登。特に問題ない。
F7-10m:リーダー及び上級生の二人が右から巻いて後続を確保。
☆F7はトップが巻いて、後続を確保。巻き道もグズグズで手がかりがないのでキックステップをしっかり行う必要がある。個人的には一番怖く感じた。直登ルートも途中、岩がつき出していてハングっぽくなるようなので怖かったかもしれないが、後続はさくさく登ってきた。確保支点は左岸の立ち木から。あとお守りに人工支点からバックアップをとった。
☆ツメは落石に木をつけてがんばるだけ。
☆帰りの登山道で道に迷いやすいところがある。「権現山へ」と書いた看板があるところで進行方向を300度くらい変える。コンパスをふればすぐわかるだろうが、道が尾根状に続いているように見えるので注意。
感想
とにかく景色がきれい。近場では一番きれいじゃないかと思われるくらいだ。西丹沢自然教室付近で見られる、リアル生活を充実させている人たちも精神的に余裕があればほほえましい気分で眺めることができるだろう。難易度としては、ボルダリング等が決定的に苦手でなければ、沢初心者でも連れて行くことができるレベルの沢だと思う。