【07秋 シンナソー記録 】
※この記録は一橋大学ワンダーフォーゲル部(以下HWV)の部員が記録・作成したものです。主たる対象はHWVの後輩であり、レベルに関する表記などはHWV基準で書かれています。
また、記録対象が「自然」であるため、ここに書かれている記録通りの状態が永続することを保証するものではありません。
メンバー:
CL、安井 SL、清水 助っ人、小幡 1年、西垣、北原
9月22日
CT:藤倉バス停‥0:15‥入渓点(8:15)‥1:30‥(4)上‥1:30‥最後の二俣‥0:30‥一本松(11:50)‥0:45‥浅間尾根登山口[4:30]
記録:
総括
日が当たらないので暗くうっそうとしていて、崩壊も進んでいる。また倒木も多く、水もにごっている。岩ももろい。ただ、アプローチが簡単。入渓からいきなり始まる小滝の連続で途中から最後までがあっという間に感じるぐらいの充実感がある。小滝は一つ一つが細かいホールドやスタンスを見つけるような滝になる。ナメ滝の少しレベル高い沢のプレにフリクションを使った登攀の練習なんかをしたいときにはここが向いているだろう。
個別
(1)2段6m
(2)2段9m
区別もいらない。何も考えずに登れば、知らず知らずに(3)に着いているかと思われる。両方とも簡単である。ナンバリングされていない他の小滝とかと難易度も変わらない。そのためここが登れないようなら入渓を控えた方がいい。
(3)3段12m
右のクラック状になっている岸壁から巻く。10mくらい登ったところから滝へとトラバースする。ここのトラバースがこの滝では一番の危険箇所だと思う。とはいっても、難しいわけではなく落ちたら大怪我するという意味での危険箇所。なので、パワーロープをトラバースのためにすこし上部にある木からとった。
直登は、中段が難しいようだが、沢になれていればおそらく登れるレベル。確保支点は岩からとることになる。ただ崩壊が進んでいるので、いつまでその確保に向く岩があるのかわからない。
(4)5m
滝の中央は少しハングしている。そこはさけて、直登は左の階段状になっているところを登る。岩がもろそうでちょっと怖い。ここで1年の確保の練習をする。練習ではなくても、岩がもろいので確保したいかなと感じた。予想していなかったが、ここで30分くらいの確保支点選びの勉強会をした。
つまり、確保支点選びが難しいということ。しかし、答えは明白、かなり遠めではあるが、支点、確保者、登攀者が一直線になる右にある立ち木から。15mくらい離れているので、パワーロープとシュリンゲを連結して支点構築をすることになる。
(5)3段15m
右巻き。ガレているルンゼを15mくらい登ってトラバースする。トラバースルートは倒木にふさがれていて非常にわかりにくい。けれど、すべっても木にひっかかる、手がかりとして使えるなど安全面では助かる倒木である。ここもトップロープなら直登にチャレンジしていいかもしれない。確保支点となる木はある。
(6)ツメ
かなりガレていて、木なども腐っていたりするので、落石など最後まで気を抜かずに行動する必要がある。道は分岐をひたすら左にすすむ。枝尾根に乗ってからは南へ向かう。
SLコメント
意外と楽だった。普通に春の沢トレレベルだろう。