【新歓ハイク 月夜見沢】
※この記録は一橋大学ワンダーフォーゲル部(以下HWV)の部員が記録・作成したものです。主たる対象はHWVの後輩であり、レベルに関する表記などはHWV基準で書かれています。
また、記録対象が「自然」であるため、ここに書かれている記録通りの状態が永続することを保証するものではありません。
メンバー:
CL:安井(W3) SL:清水(W4) 医療:小幡(W4) 新入生:北原・水藤
藤倉バス停…0:15…入渓点…3:00…ヒイラギ沢出合い‥3:00‥小河内峠‥1:00‥湖岸周遊道路‥1:00‥
奥多摩バス停〔8:15〕
↑こういうプランをつくってみたものの実際やった記録は
藤倉バス停…0:15…入渓点…2:20…ヒイラギ沢出合い…1:00…藤倉バス停
というものです。そうです。スタンダードに途中で林道に上がり降りてきちゃいました。
それでも、もし気が向いたら上のプランも試してくれるとうれしいです。
普通じゃいやだからと出してみたら、けっこうたたかれて、ひねくれ根性でなんとなく固持してみたけど、別に俺も行きたくなかったっていう、絶対、中学くらいでぐれてしまうようなかわいそうな育て方をされたプランなんで、いつか日を当ててあげてみてください。
ここでのポイントを3点にまとめます。
その1:天気のいい日を狙うべし!
ゴルジュってる場所が多く、なおかつわりと水量が多いという場所が多い。へつりがまあまあ難しいところもあるので、足をすべらしてボチャンということは十分ありえます。天気のいい日ならそれも笑いにかえれますし、落ちた本人も寒さに対する防衛本能的な理由なのかテンションがあがるので、全然オッケーなんですが、寒すぎるとやっぱ低体温症とか気になってくるんで注意してください。
その2:何かイベントを作るべし!
この沢は新歓の沢としては、沢の景色、下山路から見える山の景色というような自然の美しさからのアピールではなかなかいい。しかし、登る要素は物足りなく疲れよりも飽きを感じる人もいるかも知れない。また遡行時間も短い。なんで、俺はセカンドの1年生にはセカンドとしての滝の対処の相談やら、4番目の1年生にはカメラの撮影やらをまかせて無理やり仕事をまかせて飽きをこさせないようにしようとか、あと釣りをしてみようとか、林道にあがったところで何か料理を作るとかいろいろ考えていました。で、実際いろいろやってみて、一番もりあがったのが、お楽しみとしてなんとなく買ってきたシャボン玉を出す魚のおもちゃだったっていうのが、成功だったのか失敗だったのか…少なくとも俺の試みの中でインスタントココアを出すところで一人だけ罰ゲームでなめこ汁を飲ませるという算段は見事にすべりました。意外となめこ汁って人気あるんですね。罰ゲームがばつにならないというのはショックです。自分の常識が通用しないってことですから。先日考えた罰ゲームは「スポ大が終わったのに、グラウンドで大縄跳びの練習をする」というものなんですが、まったく理解もされなかったので、罰ゲームの設定は僕の課題かもしれません。
その3:あなどるなかれ!
この沢は正直、記録を探すのが難しいくらいチョンボな沢な扱いをうけています。ただそれでも(5),(6)の滝の左巻きは高度があり、足場も良くないうえに、きりたっているので、パワーロープが必須だろうというくらいの怖さを持っています。それに前述したようにゴルジュが多いので、フォローしにくい(ロープを出しようがない)ところも多くあります。まあ、なんのかんの言っても新歓向きの沢であることは疑いありません。
その他:
渓点は落合橋横にある沢沿いに降りる階段をおり、少し沢を下ったところに流れ込んでくる沢が月ヨミ沢になる。
(7)を越えたあたりからしばらくすると左手に林道が見えてくるが、林道に戻るのは急に倒木やらが多くなる、完全に崩壊した土砂によって沢が埋まりかけているところからがいいと思われる。つめは30秒。
文責・安井