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05雪下ろし


05年度HWV記録

雪下ろし第一弾(清水~HWV小屋)

1.メンバー

宮野(4)、高野()、記録:清水()    

 

2.行程概要

 12月27日 六日町ST~泉屋さん(1045)―200(休憩なし)-▲威守松小屋 (1245) 【200

 12月28日 ▲―200―清水BS  【200

 

3.問題点と対処(下降は~とあるのは、下降するなら~という意味。)

・携帯電話…hwv小屋入る

 

・斜面の状態…全体的に傾斜は緩いが、アップダウンがあるので、常に軽く登り続けるルート選定が良い。

 

・入山点…泉屋さんから除雪してあるところまで徒歩で行き、ほぼ90度の雪壁を登る。

 

 ・ラッセルの状態…膝から腿までのラッセル。スキーでこれだから、ワカンでやれば胸まであっただろう。下山も昨日のトレースがばっちり消えて、すべることなく再びラッセルであった。

 

 ・装備…当然ビンディングは事前に調整しておくべきである。スパッツもスキーブーツの上から履けること確認しておく必要あり。スキーブーツの他にもデフォルトで重登山靴(orマウンテンブーツ)、せめてトレッキングで来た方が良いと思われる。

 

 4.状況・感想

巻機山の麓にある我らが威守松小屋(エアリアで言うと「桜坂」の桜の字の3㎜左位)に本当は友人と年越しを小屋でするつもりであったが、05年末は近年類を見ない大雪であったためにそういうのりで行くのが無理になってしまった。関東平野、沖縄以外は全国的に雪が降り、東北から北陸の日本海側では例年を越える大雪であった。そこで正規(現役全員)雪下ろしの前に年末に一度行って屋根の雪を下ろさないとつぶれちゃうということで人を募って行くことにした。OB永井氏よりスキーで行くようにアドバイスを頂く。だが、高野以外山スキーをしてことがなく技術的に不安であったため、直接質問できる冬山のエキスパートに質問することにした。教育社会学のテスト後に中田助教授をつかまえた。そこで、中田先生からも「山スキーは歩く道具だから、初めてでも問題ないよ。下で練習しておいたほうがいいけどね。」という回答を頂いた。

今回はスキーがあるということで全員部室泊(宮野氏は寝てない)。夜のうちに買い物を済ませた。四時に起きて、20分で出発。高野氏が金を下ろしに行き始発を逃す。清水が吉祥寺で雉を撃つ。これで新幹線が一本遅れたが到着は20分遅れただけ。MAXたにがわで。トンネルを抜けるとそこは雪国だった。川端康成もびっくりである。しかも、上毛高原と越後湯沢でも積雪量がまったく違う。8時43分に六日町に着く。

六日町からはタクシーで。キャリアーがなかったので、車内に持ち込んだ。タクシーの運転手さんから情報収集をする。やはり今年は12月の時点でかなりの積雪らしい。

泉谷さんに着いて玄関で入山用意をさせて頂く、するとお茶とお菓子を出してくれた。しかも、みかんや餅までお土産に頂いた。これは非常にありがたかった。宮野氏はスパッツを忘れて、最後までブーツに入る雪に苦労していた。泉谷さんから鍵を受け取り、お礼を言って出発。この時点でも普通に降っている。例の雪壁は胸まで入って、何とか上に這い上がる。そこでスキーを装着。この装着にも大分とまどる。結局出発は10時45分になった。

まず鉄塔を目指す。そこから電柱を目指して左へ、電線の真下を進み右へ左へ右へ(一個目の小屋周辺)左へ右へ位で終わり。多分ほぼ夏道通り。ラッセルはトップを代えまくりみんなで行った。

学芸小屋が見えた後、みんなの足が速まる。HWV小屋が見えたときには嬉しさとともに、雪の量に驚いた。そこには去年の二月を越える雪が積もっていたのであった。玄関は多少の雪で埋もれており、玄関前を除雪して小屋に転がり込んだ。清水は急いでストーブの炊き付けに回る。また、雪を解かし、ホットレモンを作る。高野は屋根の上の雪の全容を写真におさめに。

中では水作りをしたりしたが基本的にはゆっくり休んだ。時間を持て余し、先輩二人は眠りにつく。6時頃夕食。サトウのご飯に焼肉(本当に肉のみ)。少し酒を飲んで雑談。先輩方は9時過ぎに次々に眠りにつく。火の番がある清水は12時まで起きていて、その後も1時間半ごとに起きては薪をくべた。

朝食は賞味期限を1年切らせたカップラーメンを一人一つ。掃除組と玄関上屋根除雪組に分かれ作業。玄関が埋まりそうな直前まで雪を落とす。少し早いが小屋を出ることにする。しかし、これが好判断となる。

下りの斜面がまったく滑らない。しかも、登りと感じが違うために雰囲気が掴めない。おまけに昨日のトレースはきれいさっぱり消えている。途中清水はシールを外してみるがこれが大失敗。まったく動けずついに心が折れる。休憩を入れて落ち着いたら正気を取り戻し、気合をいれて樹林帯内をばしばし進む。宮野氏も途中でこけて心が折れる。というより切れた。

ルート:まずまっすぐ降りる。第一の小屋目掛け右折。小屋前で左折。このあとまっすぐ樹林帯の中を突っ切り、鉄塔の下を通過し、電線のある行きと同じ道に乗った。

かなり下って集落が見えたところで下から登ってくる人が見えた。聞くと東大小屋に雪下ろしに行くという。OBの方であろうか。彼らの作るトレースは、まさにトレースと呼ぶに相応しい素晴しいものであった。清水BSについてのはバスの発車時刻であったが送れていたため、何とか乗れた。ちなみに清水BSではT波大学さんに会う。彼らは一時間に250mという猛ラッセルで撤退を余儀なくされたという。04年文登研で高野一緒だった部員の方がいて、昔話に華が咲いていた。

六日町ではがっつり屋にて宮野さんのおごりでたらふく昼食。越後湯沢までのは雪で足止めを食らうが、なんとか新幹線に乗る。国立でスタ丼を食い納め、宮野氏宅にスキーを置かせてもらう。その後高野氏と一休へ。




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