文責:安陪
場所:表丹沢水無川新茅ノ沢
日付:2016年10月30日(日)メンバー:CL安陪(W2) SL葉玉(W2) 森(W3) 小池(W4)
コースタイム(鳥尾山の山頂は踏んでいない)
新茅山荘出発6:30 入渓7:00 F2下7:25 F2上9:00 F9上10:20 890m二俣11:25 詰め終わり13:30 新茅山荘着15:10 合計8:40
対処(滝の名称は東京起点沢登りルート120に準拠)
入渓まで
神奈川県立山岳スポーツセンターを右手に見ながら道を進んでいくと戸沢林道に入れる。戸沢林道は道が狭くぼこぼこなので運転する時は注意。新茅山荘前で車を停める。新茅山荘前はdocomoとauの電波が入った。そこから10分ほど歩くと新茅橋に着き、そこから踏み跡を降りて入渓。
4m
左から直登。問題なし。
F1
左から直登。ホールドはしっかりしたものがあるが、スタンスが少ないので慎重に登った。上部に残置ボルトが一つある。1年生に登らせる場合は確保が必要だと思う。
2m
階段状になっている。問題なし。
F2
リードで登攀。F2の看板(新しい方)のすぐ上にある残置ハーケンに加えて、看板下にハーケンを打ち、その2つをアンカーとして使用。ビレイヤーは葉玉で、安陪がリードで登る(ダブルロープ)。ゼロピンは看板上の残置ハーケンに一緒にかける。中間支点はゼロピンを抜いて残置ハーケンが4つあったのでそれを使用。リード中にハーケンを打ったり、カムやナッツを使用することはなかった。左から登る。途中かなり水に濡れるので注意。高さもあるので慎重に登った。滝上にボルトが2つあり、輪っか状に結んだロープがかかっていたので、そこにカラビナをかけて確保支点にした。葉玉だけ確保して登った。看板下に打ち込んだハーケンは回収。森さんと小池さんは左岸から巻く。巻いた場合はF3も一緒に巻くことになる。リードの難易度としてはちょうど良いくらいだと思う。ただ自分の場合は登山研でマルチピッチの練習をしたし、この沢の前にも岩場でリードの練習をしているので、ここをリードする予定の人は何らかの形で事前によく練習して欲しい。
F3
左から直登。問題なし。森さんが確保の監督のためここを降りていたので、クライムダウンできる。
F4
右から直登。問題なし。
F5
左岸から巻く。大きな滝なので高巻きになる。途中、小さな沢筋を横切ることになるが問題は無い。踏み跡は明瞭だが、高さはあるので慎重に。
F6
右から直登。問題なし。
F7
もともと看板がなく、同定不可。F6~F8の間で特に問題は無い。
F8
看板はあるが、滝と言うより小さな流れ。問題なし。
F9
濡れたくないので左の乾いた所を登った。
F9後の堰堤群
問題なし。
F10
看板がなくなっていた。F10と思われる滝は水流中を直登して問題はなかった。
F10上すぐの二俣
水流のある左俣を行く。
3段10m
二俣のすぐ上にある。高さはあるが傾斜は緩いので問題なし。
トイ状5・8m
3段10mから連続している。水流中を直登。問題なし。
890m二俣
水流のある右俣を行く。
3段7m
スタンスが少なく、難しい。登るのにかなり時間を要した。経験豊富な人が先に登った方が良いかもしれない。
4mCS枯れ棚
直登はザックを背負ったままでは難しいということだったが、葉玉が登れてしまったので、結局全員ザックを背負ったまま直登した。登り始めにお助け紐があり、それを頼りにして登る。
詰め
テープを見つけて右手の尾根に詰める予定だったが、4mCS枯れ棚のすぐ上に右手の尾根に詰めれそうな踏み跡があったのでそこから詰めた。詰めはそれなりにきつく、土が柔らかくて滑りやすかった。小池さんが先頭を行った。もう少し簡単な詰めのルートが先にあったのかもしれないが、途中からテープがあったので、ここを詰めた人が以前にいたのは間違いない。
下山道
崩壊が進んで歩きにくいという情報だったが、整備されていて歩きやすかった。時間としては1時間以上かかった。
総評
リードをする沢としてはいい沢だと思う。ただ時期的にとても寒かったので、行くなら10月の始めころに行くのがベスト。