記録 八甲田アフター山行 高田大岳
日程:5月7日(日)
メンバー:CL 新村響子(3) SL 椎谷恵(3) 顧問 池田寿子(4)
顧問 水間加奈(4) 中村貴之(3) 高田秀樹(2)
吉田大輔(2) 松島岳人(2)
天候:晴
前夜、天気図を書くとちょうど日本海から低気圧が進んできており、温暖前線と寒冷前線が通過しつつある。きっと晴れないのだろうなあと思いつつ眠りについた…。
朝、なぜか視界はよく、そんなに天気も悪くない。なぜ?よくわかんないけど天気がいいうちに出発。4日目であるだけにみんな疲れている。靴擦れになっている人も多い。
谷 地温泉の横にある湿原をよこぎってスキーマップの通りのルートをとる。トレースもちらほら見える。林の中を快適に登る。奥に高田大岳が見える。迷いやすい
ので、帰りのために赤布をつけつつ行く。樹林帯を抜けると目の前に無木立の大斜面。沢筋っぽいところが無木立になっている。下りはそこをおもいっきりすべ りおりるのだ。登りは大斜面の向かって左、尾根上になっているところ(夏道沿い)をのぼることにする。そこもほとんど木が生えていないうえに、だんだん傾
斜が急になる。斜登高とキックターンを繰り返す。みんなばてている。7時だというのにあつい!晴れて南八甲田全体が見える。何で晴れているの?
途 中寿子さんのシールが限界になり、寿子さんだけつぼになる。迷ったが、その後すぐにみんなつぼにする。100~150くらいつぼで登っただろうか?山頂付
近は雪がないので、スキーをデポしてハイマツに突っ込む。適当に登山道に飛び出して山頂へ。すばらしいピークでした。トイレに行ってハイマツの中で出会っ たおじさんによると谷地温泉からの登りのコースは天気が悪いと台風並みの風が吹くらしい。今日は運が良かったよ、と言われてこわくなった。早くおりよ
う…。
スキーをはいて滑降開始。最初はかなり傾斜が強く、登ってきた尾根の上をだましだまし行きながら様子を見る。適当なところから谷筋へトラバース。突っ込む。一旦入ってしまえばこっちのもの。大滑降をみんな楽しんでいる。うーん、最高ですな。
気 分うきうきのまま、樹林帯に突っ込む。ちょっと東にいきすぎたかなーと思いながらもそのまますべっていたら…やってしまった!!見たこともない地形&高田
大岳の向き。894のポコのある尾根よりさらに東にすべってしまっていたのです。気づいたときはすでにおそし…・。車道が見えるところまですべって車道に 沿ってトラバースする。つかれはてているみんなにはほんとに悪いことをしてしまった。ごめんなさい。私自身もきれてしまったので、ここのタイムがありませ
ん。車道のあるやまでよかった。また、晴れていたのが幸運だった。もしガスっていたら、一旦迷ったら現在地の把握はできないと思う。迷いやすい地形である ことを考えて赤布を見つけながら下るべきでした。
無事谷地温泉について一安心。お風呂に入ってアイスを食べる。おつかれさまでした。
★リーダーコメント★
山スキーのリー ダーは初めてで様々な判断の難しさを本当に感じました。怖いと思うところも一人一人違うわけで、それがわからず、判断がおくれたところが多々あります。吉
田には気分の悪い思いをさせてしまって本当に本当に申し訳なく思っています。ゴメンナサイ。最後迷ってしまったミスも含めて、山スキーのリーダーの難しさ を痛感しました。落ち着いて私を指導してくださった顧問の水間さん、寿子さんに感謝しています。