長期縦走 南アルプス


南アルプス縦走(聖岳~北岳) 67日(9/119/17

 

メンバー CL:寿栄松(W3) SL:湯田(W2) 医療:上村(W2) 

食当・記録:木内(W1) サブ食当:佐藤(W1

オーダー 湯田-木内-上村-佐藤-寿栄松

 

携帯電話(計画書段階)聖平小屋…FOMA○? 中盛丸山山頂…FOMA○ 百間平…△

赤石岳山頂…docomo、ボーダフォン○ 大聖寺平~荒川小屋…au○ 荒川小屋…△ 

荒川前岳…au○ 荒川中岳…au○ 中岳避難小屋…auMOVA○ 

高山裏避難小屋…audocomo○ 小河内岳山頂…au○ 小河内岳避難小屋…au

三伏峠小屋…audocomo○ SB△ 塩見小屋…audocomo○ 熊の平小屋…△?

間ノ岳山頂…MOVA FOMA△? 北岳山荘…MOVA FOMA×? 

北岳山頂…FOMA○ 北岳肩の小屋…auMOVA FOMA× 白根御池小屋…×

広河原…FOMA×

(確認済)赤石岳…FOMAauSB× 荒川小屋…FOMA

 

 

0日目 (9/10(金) 晴れ)

6:14 国立発。SLがメモ帳を忘れ、なかば強引に木内に記録をまかせる。

7:19 品川発 佐藤合流

9:06 熱海発

11:14 金谷着

11:29 大井川鉄道に乗り換え。井川までトンネルが61個あるらしい。

12:45 千頭駅着

13:32 千頭発 代行バス(落石のため)で奥泉まで

13:48 奥泉駅着

14:04 奥泉発

15:39 井川駅着 バス停へのキョリが遠い。が、いろいろあって民宿のおっちゃんに送迎してもらった。

16:52 えほんのさと着。テン泊。しかし蚊が多い。→その後民宿「やまいち」へ(素泊まり4000円、ただし民宿に泊まるとバス代3000円がタダになる)。木内が夕食後スパムを発動。

 

1日目 (9/11(土) 晴れ)

聖岳登山口-0:32-最初の水場-1:53-造林小屋跡-0:46-乗越-1:15-滝見台-1:10-聖平小屋【5:36

5:45 民宿発。おばちゃんにおにぎり2個ずつもらう。

6:30 白樺荘着、休憩。40分発。

7:30 聖岳登山口着

7:54 登山口発。しばらくは一緒になったMTBのおじさんと抜きつ抜かれつ。

8:26 水場

8:46 発

9:52 発

10:19 造林小屋跡着

10:26 発 しばらく快適。

11:05 ノッコシ着 聖岳がきれい。後から来たおじさんが佐藤のコンパス類を届けてくれた。

11:15 発

11:26 水場

11:36 吊橋 この日は吊橋とかいろいろアトラクション的な要素もあり、単調な登りの割におもしろい。ただ天気が悪かったらだるいだろうな…。

11:42 吊橋のあとすぐ水場あり

11:47 沢を横断、一休。この辺落石注意。

12:03 発

12:20 滝見台で一休 3本ぐらいの滝が臨める

12:24 発

12:42 露地 よい展望

12:52 発

13:02 せせらぎ

13:30 聖平小屋着 小屋はかなりきれい。テン場も整備されている。トイレは水洗で、洋式の所はいい香りまでする。さらにうてることに、昨年のビールが100円で売っていた。もう言うことなしです。

 

二日目 (9/12(日) 曇りのち晴れ)

聖平小屋-0:29-薊畑-1:02-小聖岳-1:14-聖岳-2:07-兎岳-0:55-小兎岳-0:42-中盛丸山-1:16-百間洞山の家 7:45

3:30 起床。霧が濃い。今日から上村のお楽しみにより毎朝の朝食(マルタイ1束)にもちが1個加わる。

4:45 ヘッデン歩きで、行動開始

5:14 薊(あざみ)畑。前半からそこそこの登り。

5:47 発

6:00 森林限界、強風のため雨具装着。これまでに2パーティが引き返してくる。

6:07 発

6:16 小聖岳

7:07 発 この辺はもう風を防げる場所が少ない。上村はハイマツにもぐる。

7:30 聖岳山頂 残念なことにガスっていて展望ゼロ。

8:10 発

8:41 発 かなりの急登。この辺から天気が好転のきざし。

9:15 発

9:25 兎岳標柱 避難小屋はひどいらしい

9:37 兎岳山頂 晴れてよい景色

10:24 発

10:27 水場。ビバークも可能。

10:32 小兎岳山頂

11:14 中盛丸山山頂 暑さもありかなり厳しい登りだった(SL的には南アで一番疲れました) 山頂から富士山見える

11:24 発 小屋までの下りは歩きづらいし長いしだるい。小屋前の水場で水を汲んでから行ったが、必要なかった。ただ頭洗うとか洗濯とかはここでどうぞ。

12:30 百間洞山の家 暇なのでSLのカルピスを飲んだり、みんなで400円のケーキを食べたりする(うまい!)。この小屋もトイレきれいで、人もいい。ただ1つ難点は、テン場が小屋から遠いこと。ちなみにテン場には熊が出没したらしく、けっこうビビらされる。

 

三日目 (9/13(月) 雨のち曇り)

百間洞山の家-1:57-百間平-0:59-赤石岳-1:13-大聖寺平-0:25-荒川小屋 4:34

5:45 出発 雨でテンションが低い

6:40 発

7:42 百間平

7:44 発 途中で雨がやむ。赤石までの道はそんなに大したことない。

8:25 赤石避難小屋 小屋自体はきれいだが、おっさん(ひどい。みんなのレーションをちゃぶ台返し)とおばさん(帰り際みんなが憤怒しているところ現れる。めちゃくちゃ優しい)のギャップに困惑。

8:35 発

8:41 赤石岳山頂 『NTT○ AU△ softbankぜんぜんダメ』とのこと。展望ゼロ

9:05 小赤石岳

9:25 発

9:54 大聖寺平

10:19 荒川小屋着 小屋きれい。テン場もきれい。トイレも新しく建てたばかりでとてもきれい。ただ天気図を取りに行った上村と木内が、食事のおっさんに「甘えんな!」と言われ追い出される。別の若い小屋番の人はいい人なのに。星空に感激。木内の『いかめしになれなかったいか』にも感激。

 

四日目 (9/14(火) 晴れ)

荒川小屋-1:33-中岳前分岐-0:46-荒川岳-0:59-中岳前分岐-1:23-小広場-0:54-高山裏避難小屋【5:35

5:17 出発 快晴でテンション高い。

6:15 発

6:50 分岐でザックをデポ。 雨具、レーション、水だけ持って荒川岳へ。荒川岳までの道はけっこうクライミング要素もあり、ザックを背負ったままだときついと思われる。

7:36 荒川東岳山頂 展望最高。富士山見える。人もけっこういた。

7:53 発

8:30 中岳避難小屋 スルーしたので詳細は不明

8:35 デポ回収

8:46 発

9:44 発

9:58 小広場 小屋までの道だるい。微妙なアップダウンがイライラをさそう。

10:25 水場(ホントに細い)

10:36 発

10:52 高山裏避難小屋着。水場まで足場良くはない。SLは最後に滑って脛を強打。

小屋は前日荒川小屋の人に「キレイではない」と聞かされていたが、汚いわけでもない。個人的にはキレイに属すると思う。トイレは汚いが、使えるレベル。15時くらいに老夫婦がやってきて、この日は我々との2組で使用。快適に使えるのはせいぜい十数人までだろう。昼から暇なのでみんなでお楽しみを出し合う。CLはナン(深い意味があります)、木内はナタデココ&杏仁豆腐、佐藤はウナギパイ、SLは笹団子。小屋のノートに足跡を残して(OB永井さんの記録を発見)、快適に就寝。

 

五日目 (9/15(水) 曇りのち雨)

高山裏避難小屋-0:45-板屋岳-0:33-瀬戸沢ノ頭-1:21-小河内岳-0:40-前小河内岳-0:37-烏帽子岳-0:47-三伏峠小屋 4:43

5:42 発 ガスってる

6:27 板屋岳

6:37 発

7:00 瀬戸沢ノ頭 ビバーク可能か。

7:35 発

8:21 小河内岳山頂 ガスって展望悪し。スルーしたが、小屋はきれいな感じ。

8:32 発

9:01 前小河内岳

9:11 発

9:38 烏帽子岳

9:48 発 この日を通して言えることだが、道はチョンボ。バテないペースでいけば全く問題ない。

10:25 三伏峠小屋 小屋までの道でエアリアと違っているように感じて困惑(途中エアリアにない道()が右に見える)。まあ標識に従い一番踏まれている道を行けば大丈夫。小屋は普通、おっさんは愛想悪そうだが実は優しい。トイレはあまりきれいじゃないのに、使用料としてここだけ100円上乗せされているのが何だかなあと感じる。あと水場までの道は特に危険はないが、きっちり往復25分かかる(09年のエアリアにはない。10年を参照すべし)。高山裏避難小屋といい、水場が遠い場合は、何かサブザック的なものがあると便利でしょう。

またこの日から予備食を減らしていく方針となり、昼にマルタイ、夜は1.5合食べる。さりげなくSLは木内とだだ被りしてしまったイカメシを発動。

テン場についた瞬間からずっと雨が続いていて不安(浸水防止のためレスキューシート使用)。

 

六日目 (9/16(木) 雨)

三伏峠小屋-0:48-本谷山-1:37-塩見小屋-1:02-塩見岳-0:40-北俣岳分岐-0:59-北荒川岳キャンプ場跡-2:30-熊の平小屋 【7:36

5:35 発 大雨。10時間行動なのに最悪。

6:23 本谷山

6:33 発

7:26 発

7:46 塩見新道分岐 ずっと樹林帯、水たまりばっかり、靴が浸水。ただ時間はエアリアほどかからない。

8:00 塩見小屋 ぼろい。若い夫婦でやっている?トイレは袋式(小屋で購入)。

8:13 発

9:02 塩見岳山頂(西) こっちがメインのピーク。小屋からここまでの道はクライミング要素満点です。あと雷鳥がいた。

9:05 塩見岳山頂(東)記念写真を撮るが展望ゼロ。

9:18 発

9:42 分岐 けっこう膝にくる。あとちょっと滑りやすい。途中で雷鳥5~6羽の群れを見た。

9:56 水場への分岐

10:08 発

10:13 謎の分岐

10:41 北荒川岳キャンプ場跡 ビバーク適地はあったのだろうか…

10:?? 発

11:47 発

12:38 発

12:53 安倍荒倉岳 小屋までの道をエアリアで見てみると「ただ長いだけ、チョンボ」、だけど歩いてみると「長いし、意外にアップダウンあるし、だるい」。まあ雨の影響も大きかったでしょう。キャンプ場跡からは事前にニゴマンで小ピークとコルの数を把握しておくと、正確に場所を特定できると思います。

13:11 熊の平小屋着。上村がモントケンに行くときに北アで見たという外国人パーティがいた、すごい。小屋はけっこうきれいで、トイレはボットンかと思いきや下を水が流れているため臭くない。テン場は整地、水はけ等はっきりいって悪いです。おかげでけっこう浸水しました。水場は水量豊富で、洗濯、洗髪等に向いている。また小屋に天気を聞きに行くと、アルバイトの兄ちゃんのおかげでテレビの天気予報を見られることになった。優しい…。この日は寒さ、行程の長さが相まってこの山行で一番辛かったが、「明日最終日だから」という魔法の言葉ですべてを乗り切る。

 

七日目(9/17() 晴れ)

熊の平小屋-1:21-三峰岳-0:37-間ノ岳-0:50-中白根山-0:17-北岳山荘-1:18-北岳-0:45-北岳肩の小屋-1:13-白根御池小屋-1:32-広河原 【7:53

5:15 出発 晴れている事がめちゃくちゃ嬉しい。

5:45 三国平の分岐 まあまあの登りだがエアリアほどではない。もしくは荷物が軽くなり楽になったのか、最終日補正が働いている。

6:15 発

6:36 三峰(みぶ)岳 ここからの登りはクライミング要素あり。でも疲れる系ではない。

7:13 間ノ岳山頂 この山行一のすばらしい展望。富士山が近い。ついつい休憩をのばす。

7:28 発

8:03 中白根山頂 ずっと快適な道

8:20 北岳山荘 トイレ工事中 思ったほどでもなさそう…

8:35 発

9:22 発

9:38 北岳山頂 ここも展望すばらしい。が、多少ガスり始める。

9:57 発

10:23 北岳肩の小屋 ここも思ったほどきれいではない? 「肩の小屋バットレス」という名のクライミングウォールがあった。

10:36 分岐

10:46 発 「草すべり」は思ったほどではないとはいえ、かなりきつい下り。

11:36 白根御池小屋 一気に小屋が下界になる。アイスクリームとかある。山岳救助隊の方々が上から下りてきた。

11:46 発

12:35 発 一瞬登りを挟みながら、ずっと草すべり並の下り。特に膝にきてる時ははしごが危ない。まあ最後だと思ってみんなゼンツモード。

13:08 広河原山荘着 山行終わり!

 

 

その後バス停まで行くと、かいじ交通のジャンボタクシーが待機していて「12100円で駅までいくよ」とのこと。バスより少しだけ高めな気もしたが、タクシーのが速いし気楽ということでそれで帰る。甲府駅近くの銭湯でおろしてもらい、1週間ぶりの風呂へ。その後駅に戻り焼肉(入山3日目くらいからずっと言ってた)を探すも、駅付近にはないことが判明。気を落としながらも検討し、ステーキ「けん」に行くことに決定。「アイスうめぇ」とか「クロックス」とか言いながらも、しっかり反省会を行いました。

 

以下、各人の反省点

寿栄松:SLとの連携(休憩のタイミング等もっと強く主張しても良かったのでは?)、天気図、パッキング

湯田:SLとしての責任、ルーファイミス多い、行程の読み込み不足、1年への教育的配慮の不足

上村:1年への教育的配慮の不足

木内:体力、読図の意識、天気図、後ろへの配慮(跳ね返り等)

佐藤:足の指のケガ、歩き方が大股すぎる





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