記録 川乗谷 逆川
日程:5月13日(土)
メンバー:CL・記録 新村響子(3) SL 中村貴之(3) 前野博史(2)
高田秀樹(2) 新人 会沢一郎(1)
天候:曇り一時雨
国立駅=奥多摩駅―bus0:20―川乗橋―0:30―入渓点―5:40(一休0:35)-大滝上―2:00―鳩ノ巣駅 【8:10(5:40)】
このプランは沢トレだが、会沢くんは山行に参加するのははじめてなので実質的に新歓ハイクである。私には3度目の逆川。楽しい沢だが、さすがに違う沢にすればよかった…。
立川駅に集合。私以外全員遅れてくる。特に中村と会沢君はだいぶ遅れてきたため、予定通りの電車&バスで行けなくなってしまった。おまけに中村がヘルメットを忘れてきたことが発覚。時間が押していたので、気をつけていけば…と出発。取りに帰らせるべきであった。
奥多摩駅につくとなぜかバスが発車するところだった。臨時バスがあったらしい。よかったよかった。タクシーで行かずにすんだ。
川 乗橋で下車。だるい林道歩きをする。小学生かなんかの集団が歩いていてうざい。川苔山に登るんだろうか?入渓準備を見られるのははずかしいだろうなーと思
いつつ歩く。洞窟探検に行って帰らなかった人の慰霊碑がある。前野が一生懸命読図している。入渓点は注意すればわかるだろう。
入 渓準備中、前野が叫び声をあげる。「うそーっ!」…沢シューを忘れたらしい。しばらくいくかどうか迷ったが、私にとっては知り尽くしている沢。登れないと
ころは巻けばいいと思い、行くことにする。まっすぐ谷にのびる踏み跡を降りていく。ジグザグしているがはっきりしており問題ない。
川乗谷を少しのぼると逆川が出合う。沢の中の細かな滝の対処法については去年私が書いた記録を読んでほしい。特に注意する点だけ書いておく。奥多摩123ルートの遡行図に従って説明する。
F1は下段と上段の間の棚に巨大な岩が落ちてきていて見かけが変わっていた。水流は特に変わっていないと思う。下段を登り、上段は左岸から巻く。雨の後なので少しすべる。巻道は問題なし。
ゴルジュの中の4mは去年は登れたが、今年は釜が深くなっており、足が届かず、泳いで取りつこうとしたが歯が立たなかった。釜の深さは毎年変わるのだろうか?左から巻く。
そ れにしても逆川は年々荒れている。沢の中にも両岸にも倒木が多い。伐採がすすんでいるようだ。倒木とゴーロで、中流部はかなりだるい。こんなにつまんない
沢だっけ?おまけにところどころで仕事道に出合う。かなりしっかりしている。どこに続いているのかは不明だが、エスケープには使えるのでは?たぶん竜王橋 の方につながっているのだろう。実際、途中にしっかりした橋がかかり、その上を仕事人が傘をさして歩いて降りてきた。「滝を登るなんてあぶないよ」と言わ
れる。やる気をなくす。この、橋が交わっているのは大ダワ沢出合より上流だったと思う。
ト イ状は左岸から巻く。巻く登り口がガレていておまけに濡れていて少し悪い。パワーロープを出す。トイ状は登った上がすぐ釜になっており、5mほどの滝がお
ちこんでいる。つるつるで、支点はないのでやはり登るのならフリーだろう。その5m滝もいっしょに巻く。結構大きな巻きである。
大滝は新村・前野が巻き、ロープを出してのこりの3人が登る。中村にはロープの先にヘルメットをつけておろしてあげた。うれしそうにそれを見上げるなかむがやけにかわいくてうけた。
相変わらず長い下山。会沢君がかなり疲れており、途中休憩を入れつつゆっくり下る。5時ちょうどに鳩ノ巣に飛び出す。釜飯を食べて帰る。おつかれさま。
逆川は荒れ果てていて、もうおすすめできない。4度目は絶対ないんだろうな。あと、ヘルメットと沢シューがない状態で入渓してしまったのは反省している。慣れた沢で油断していたのかもしれない。