葛葉川


2000年度 HWV 山行記録 沢トレ 

丹沢 葛葉川本谷 

CL  中村貴之(3) SL 渋谷佳彦(3) 記録 麦田延晶(2)

   高田秀樹(2) 新人 宮本夕希(2) 益満裕幸(1)

6月3日 天気 晴れのち曇り

 朝、7時30分に、小田急線秦野駅に集合し、渋沢行きのバスに乗り菩提にて下車する。その後、皆眠い目を擦りつつ、怠いアプローチを経て、葛葉川入渓地点に到着する。

  そして入渓準備を皆が始めたその時、事件は起こった。新歓ハイクの為に貸し出していて、前日帰ってきた麦田の沢シュー袋の中身が、なんと左靴二足であった のだ。驚愕する麦田。爆笑する一同。仕方なく、左靴二足を履くがどうにも様にならない。そこへ、一年益満の声が響き渡る。

「あっ。沢シューが右しか入っていない。」

というわけで、天に見放されていなかった麦田と益満は沢シューを交換しあい事なきを得る。しかし、大丈夫であろうか…。こいつら?

 入渓の前に、お約束の記念写真を撮り、9時52分入渓。オーダーは、高田、渋谷、益満、麦田、宮本、中村。葛葉川の水量は少なく、まるで小川のせせらぎを聞きつつ、鬱蒼とした森を歩いているような錯覚に陥る。

 ① の滝は、難なく直登出来る。②の滝も、直登になんの問題もない箇所であるが沢トレであることや一年生がいることを考慮してザイルを出す。③の滝直前でどこ かの山岳会の人達と一緒になる。③の滝についてであるが、直登は可能そうだが、落ちればかなり痛そうだ。もし直登するなら、ランニングビレーを使いつつ、 登った方がよいだろう。とは、CL談。実際その山岳会の人達も、リーダー格の人がランニングビレーで登り、後続を確保していた。そして我々は、右から巻い た。因みに、巻きは簡単である。

 順調に遡行を続け11時08分に④に到着する。その周辺で、噂の(椎谷Pの記録参照)枯れた花束とビールを発見する。どんな沢であっても、油断は禁物と言うことであろう。去年の竜喰沢の出来事を思い出し、自分たちの活動の孕む危険性を痛く実感させられる。

  その後も、遡行は問題なく続く。⑤、⑥の滝はともに簡単に突破できる。そして、水が枯れガレ沢となる。ツメに入る道にも、明瞭に赤ペンキが塗ってあり、そ のままツメへと入ることが出来る。ツメまでの道も、非常にはっきりとした踏跡があり、迷うようなことはまず無いだろう。13時06分に登山道にツメ上げ る。当初の予定では、三ノ塔までツメ上げる予定だったが、雲行きが怪しくなってきたことや、新人が疲れていたこと、メンバーの三ノ塔へ行くことのモチベー ションが低かったため、そのまま戸川バス停に下山することにし、ほぼコースタイム通りに下山した。

 葛葉川本谷については、滝、巻き、ツメの難易度も高くなく、新歓ハイク、沢トレ向きの沢である。事実、新人二人も滝の直登を楽しんでいた。

リーダーコメント

丹沢は奥多摩より家から近くて良いね。




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