日時 2013/6/22~6/23
山域 奥秩父荒川水系滝川本谷
文責 勝見真悟
目的 渡渉、沢泳ぎの練習
日程 6/21(0日目) 大学~レンタカー~出会いの丘駐車場
6/22(1日目) 出会いの丘駐車場(6:00)-0:25-天狗岩トンネル入り口(6:25)-1:15(この内20分は計画書を出すため引き返してる)-沢床(7:40)-1:00(豆焼沢を多少遡行しているため少々長い)-滝川出合(8:40)
-2:05-沢小屋沢出合(10:45)-1:50-釣り師イジメの滝2m(12:35)-0:55-直蔵淵(13:30)-2:30-槇ノ沢出合(16:00)-0:20-右岸ビバーク適地(16:20)
6/23(2日目) 出発(8:00)-0:10-箱淵25m(8:10)-1:00-釣場小屋跡(9:10)-0:35(休憩25分)-枝沢(熊穴沢)手前左岸二本目の沢線(テープあり)(9:45)-0:40-コル(10:25)-0:55-火打ち石と書かれた岩場(11:15)
-1:30-登山道(12:45)-0:35-出会いの丘駐車場(13:20)
リーダー CL佐藤駿介(W4) SL相馬皓介(W3)
メンバー 勝見真悟(W2) 松島幹一郎(W2) 大崎友裕(W1)
参考遡行図 東京起点の沢120ルート p164付近 奥秩父 両神の沢100ルート
参考地形図 「雁坂峠」
参考エアリア 「雲取山 「両神山」
参考HP 東大ワンゲルの記録
参照部内資料 なし
記録
まず、事務的な内容から。
出会いの丘駐車場ではdocomo三本、softbank×、au×でした。auは前の記録で通じたとあったので場所によって変わるかも。計画書を出した場所は豆焼橋のトンネル側。沢床に降りる地点は天狗岩トンネルの手前、動物注意の看板から。途中ガレがひどく、みんなラークの連呼状態。沢床に降りる手前で残地ロープ。降りた地点が出合より上流か下流かわからなかったため遡行してみることに。結局出合より上流に来ていると判断し、下流へ。案の定、出合に到着。ここから遡行するわけだが、ゴルジュ主体の沢であるためか沢線が分かり辛く、読図が難しい。遡行図に頼るが、かなりいい加減な遡行図で正直あてにはならなかった。基本へつりと渡渉で突破できる。巻道もあるが、非常に容易。釣り師イジメの滝までは一か所泳がないといけないところがあり、中央の岩に取りつくがなかなか登れない。佐藤さん単身で岩に乗り上げていたので、prを出してもらう。大崎は左からツッパリで登ろうとしたが、結局、ザックを二人で持ち引き上げる。
釣り師イジメの滝2mは左岸のチムニー状に残置ロープ。最初半分までは頼ってもいいと思うが後半は自力でも登れる。大崎は、見事に滑る。だが、落ちない。見上げた根性だ。最終的にザック単体を引っ張り上げ空身で登らせる。佐藤さんは泳いで取り付き、左から直登。すげえ。ちなみに滝壺に引き込まれないようにみんなでpr確保してあげた。次は直蔵淵の対処。右からへつって一つ目の釜は突破。左岸に乗り上げるが、巻道には行かず、また淵に戻り、滝を直登する。まず、佐藤さんが前と同様に取りつき左から登る。右岸の落ち口でカムを使用し支点構築。ザックをロープで縛ってそれにしがみつく形でみんな滝に取りつき。いったん安定するところに乗り上げたら、少し降りてまた登る。
槇の沢出合に出て、右に進む。左も大きい沢だから間違えないように。少し進んだところにビバーク適地があったのでそこでツェルトを張った。少し進むと箱淵25mが現れる。ある程度行ったところまで進み左岸から乗り上げる。pr使用するとともに後続の肩を使って乗り上げる。すぐ上にある滝はウォータースライダー。遊べる。
また、進むと釣橋小屋跡がはっきりとわかる。ちなみに地形図上の枝沢は熊穴沢。そこでエスケープをとるために左岸の熊穴沢手前二本目の沢から登る。入口にテープあり。コルにでるまでひどいガレ場。浮石多数。コルまでのりあげて右に進む。ところどころテープがあるが、たまに見つけにくいこともあった。途中、大崎が滑落。木の根に頭をぶつける。コルに着いたときに沢装備を解除しなくてよかった。まさにメットがなければヤバかった。そこから、相馬さんとprでつなげられる。残置ロープもあったが使わなくても登れる。ただし、一年生にはprを延長してたらした。
立ち入り禁止の看板を乗り越えると、登山道の道案内がある。少し歩くと、開けた場所に出て、そこからは何事もなく豆焼橋へ。出会いの丘駐車場に戻る。
ここから徒然なるままに備考
当初、電車アプローチだったが相馬さんがバイトがあるという事でレンタカー(タイムズレンタカー マーチ。現代の奴隷船)で行くことに。国立は雨が降っていて一抹の不安。秩父から奥秩父に行く際に途中、コンビニが無くて焦るが、セブンイレブンとサンクスがあるから大丈夫。それ以降は知らん。途中何回もシカを轢きそうになる。シカ大杉。駐車場で佐藤さんが持ってきた冷凍餃子をつまんで車中泊。先輩方はツェルトを張って寝た。翌朝、良い晴れでほっと一安心。俺と大崎はライフジャケットが邪魔でザックが背負い辛い。佐藤さんは上機嫌でウェットスーツを着込んでいた。天狗岩トンネル出た時点で計画書を出すじゃんけんに負ける。往復20分のだるい作業。他の人たちはその間ミミズをとっていたようだ。大崎は蛇を捕まえたらしい。渡渉はスクラムするのが案外良い。並んでお互いのザックのショルダーをつかみあうやつだ。いつのまにか佐藤さんがカエルを捕まえている。まさにmgs3だなとか。脳内で大塚明夫の声が再生されながら腰まで川につかる。ワニはでないから安心だ。だんだんへツルのがめんどくさくなり、最後らへんはずっと渡渉してた。ビバ体脂肪。ビバすた丼(値上がりしたけど)。全然寒くない。ビバーク適地では佐藤さんが濡れ木でたき火を起こすという荒業を披露。たき火スキルがすげぇ。相馬さんがイワナを釣り上げる。釣りスキルがすげぇ。大崎も釣り上げる。なかなか。次の日。ウォータースライダーで遊ぶ。ゴーグル持ってきてよかった。本当は静かな釜で犬神家やりたかっただけんだけどね。怪我の功名。なんかちがうか。エスケープ最中に大崎が滑落する。けががなくて何より。アフターはどうとんぼりでお好み焼き食べ放題。かなりおいしい。タイムズレンタカーは20:00までに閉まるから今後はそれを考慮しないといけない。家までもって帰るのはひどく面倒。
最後に反省
全体的に遡行図が信用ならないことを痛感した。地形図をもっと読めるようにしなくてはならない。今回で一年生に対する考慮の難しさが分かった。沢歩き、登攀を安定させる。
パッキングはきれい。