軍刀利沢
文責:薮田
日程:2024/4/27
山域:奥多摩南秋川水系矢沢軍刀利沢一級上
天気:曇り
地形図:1/25000「五日市」
メンバー:CL:薮田(W2) SL:滝澤(W2) 医療:大内(W3) 無職:田中(W2) 監督:荒井(W3)
【コースタイム】(休憩時間含む)
南郷バス停(7:00)-0:45-入渓点(7:45)-0:15-3mナメ(8:00)-0:15-5m(8:15)-0:25-3mCS(8:40)-0:15-2段15m(8:55)-0:15-5×6mナメ滝(9:10)-0:20-5mCS下(9:30)-1:10-4m(10:40)-0:05-10m(10:45)-1:15-ツメ終わり(12:00)-0:45-井戸バス停(12:45)
沢外:1:30 沢中:4:15 合計5:45
電波:入渓までの林道途中、軍荼利神社以降繋がる
【詳細】
※すべての滝に明瞭な巻き道がある
バス停~入渓点:林道を45-50分くらい矢沢に沿って歩く。入渓点には橙色のテープがあるがあまり目立たないので見落とさないよう注意。奥に目をやると黒色に鈍く光る軍刀利沢の岩が見える。
幅広2m:左壁直登。
3mナメ:3mナメと2条4mが連続する。前者は左壁から直登。
2条4m:3mナメの落ち口から右壁側にトラバースして直登。
5m:左壁直登。
3mCS:水流中を頑張って直登。手を掛ける部分はあるが足場が乏しい。トップの滝澤は苦戦せずに登っていたが田中がかなり手こずっていた。滝澤が倒木にセルフをとってお助け紐を出し、薮田が田中の足を支えて突破。
8mナメ滝。3mCSの直後に現れる。左から取りついてフリーで直登。滝つぼに架けられた倒木は渡るのには使い物にならなさそうであった。そこそこホールドがある。滝上右岸に人口支点あり。
2段15m:左岸巻き。残置フィックスロープあり。2024年4月現在でも使えた。
5×6mナメ滝:左壁直登。右岸に巻き道あり
5mCS:下段は水流中を突っ張って(?)登るが水をかなり被った。上段は水流を避けて左の泥斜面を登る。支点は過去の記録に岩と書かれていたのでそうするつもりだったが、それらしい岩が見当たらなかったので右岸にある立ち木からPRを一本連結して後続を確保。下段だけ中間エイトで登ってもらい、上段はそれを外して登ってもらった。巻き道が右岸にあるが途中から踏み跡がなくなるので使わない方がいいかも
6m:右壁直登。水が流れていない部分のクラックなどを利用して登る。左岸巻き道には残置ロープあり。適当な確保支点はあまり見当たらなかった。
4m:右壁直登。残置ロープあり。2024年4月現在でも使えた。
10m:左岸巻き。過去の記録には残置fixありとあるが見当たらなかった。適宜PRなどを出してもいいと思う。落ち口はちょっとこわい。
ツメ:読図しながら進んだ。いい感じの分岐を選べれば距離は短くて済む。ちょうど尾根と軍荼利神社方面の分岐点に出れた。
ツメ~軍荼利神社~バス停:尾根と神社方面への分岐に青い看板がある。下山の道中にも看板がある。トイレもある。
バス停~上野原駅:バスは15時過ぎの便しかなく、待ち時間が一時間半ほどあり、駅まで歩いた。徒歩で一時間半くらい。ツメのあと尾根を下って再び南郷の方へ戻るという手もあるがそっちもそこそこ歩く距離がありそうなのでどっちがいいかはわからない。
【総評】
前々日くらいの降雨でやや水量が多く、まだそこまで暖かくない時期で濡れるとかなり冷えたため、登攀で手こずった際に二人を濡らしてしまったのが反省点。オススメ度は星2つになっていると思うが、暖かい時期とか水量が多くないときに行けばもう少し楽しめるはず。人気の沢のためか、先述の通りめぼしい滝には巻き道があるので場合に応じて利用を検討すべきだと思う。