日時:2023/10/29
山域:湯葉ノ沢 小坂志川・湯葉ノ沢本流 1級
文責:長尾
目的:新入部員(沈君)の初沢、電車で行ける沢の択を増やす
メンバー:
CL:長尾(W3) SL:辻(W3) 医療:滝澤(W1) 無職:田中(W1)、沈(W1)
天気:曇りのち晴れ
地図資料:25000分の1地形図「五日市」、山と高原地図「高尾・陣馬2022」、とぽ図奥多摩大菩薩高尾の谷123ルート
電波:
docomo,auはほとんど通じない。ソフトバンクは沢の南部で少し通じる可能性あり
コースタイム:
笹平バス停-1:00-入渓点-0:12-2m4m滝-0:09-5m滝-0:05-トバの万六沢出合い-0:10-4m幅広の滝-1:58-倒木帯-1:22-
-万六の頭の巻き道(登山道)-0:34-柏木野バス停
合計:5:54
沢外:1:34
沢中:4:20
*休憩時間等を含む
コース記録:
詳細:
10月に入部した沈君の初沢として奥多摩の湯葉ノ沢という沢に行った。ここは武蔵五日市駅からバスで行けるし、
バスの本数も多く、仮に寝坊しても午前9時までに武蔵五日市駅につけば問題ない。つまり比較的電車で行きやすい沢である。
*諸事情によりこの記録を書くのが遅くなっており少し記憶があいまいであるかもしれないと言っておきますが、要点は逃していないと思います。
・入渓点まで
笹平バス停の東側にある脇道に入る。脇道は南に進む。川が並走していれば湯葉ノ沢への道は合っていると考えてよい。
途中東側に市道山への登山口があるがそちらには行かない。その後も川沿いを進み、「ひのはらのマキ」という看板
の後すぐに出てくる沢には入らず川沿いを進んでいくと石の橋があり、道の西側に錆びた鉄板のようなもの(何かの
小屋の跡らしい)がある。そのはしの下の川が湯葉ノ沢である。ここで沢装備を付けた。小屋跡はよく見ないと見逃してしまう。
・2m4m滝
ここは皆直登した。2段あり、2段目の4mについては右側の草が少し生えているところを登ると安全と思われる。
・3m滝
写真をとっていなかったのであまり覚えていないが、問題なく越えることができた。
・5m滝
滝の釜の左側を進んでいくが足場が小さい。滝の幅は狭くなっていくので、最後は手や足を岩壁に張って体を
あげていくのがよいと思われる。冷えるが落ちても水なのであまり問題はない。
・トバの万六沢合い
左を行った。
・4m幅広の滝
水流の右側を皆直登した。特に問題はない。
・小滝連続
小さめの滝が多く、滝の同定が難しい。全て直登可能ではあるのでそこまで問題はない。特筆すべきは残置リングのある滝とその
前後にある2つの滝である。ここに関しては、足場が細かく少し難しい。滝の幅は狭いので両側の岩壁に手と足を張って登るのが
良い。ここではSLが先に直登し、滝上の岩に体をはめるようにしてスリングを出し、W1を補助した。
ということはあったが特に問題なく越えることができた。
それ以外の滝は前述したとおり特に問題なく直登できる。
また、スリングを出した滝の前にナカノ万六沢出合いがある。これは左に行く。
・つめと下山
小滝をたくさん越えていくと徐々に水流が小さくなり、倒木が増える。しばらく沢沿いに進むと水が枯れ、土壁が
沢筋の奥の右側に見えてくる。そうなったら、適当なところで右側へと脱渓し、西側寄りに進んでいくと登山道に
出る。立ち木をたどって登るのが良い。踏み跡のようなものも存在した。
登山道に出たところで沢装備を解除した。その後は北向きに道なりに登山道を進むと柏木野バス停がある道に出る。
まとめ:
小さな滝がたくさんある沢であった。素早く小滝を越えていくという練習になった。ただロープを出して確保をしなければならないような
所はなかった感じであった。また、前々日くらいに雨が降っていてそのせいか水量が少し多めであった。
なので滝の下に深めの釜がある所が多く、水に弱い者は注意した方が良い。
ただ、皆元気に登っていてつめもそこまで困難ではなかったので良かったのではないだろうか。