沢登り 市ノ萱川道平川
文責:滝澤
日程:2024/5/11
山域:鏑川水系西牧川 市ノ萱川道平川 1級上
天気:快晴
参考エアリア:25000分の1地形図 「荒船山」
山と高原地図「西上州、妙義山、荒船山」
メンバー:CL:荒井(W3) SL: 滝澤 (W2) 医療:橋本(W1)
コースタイム(休憩時間含む)
入渓点二俣(5:26)-0:40-4mCS状滝(6:06)-2:55-二俣右6m(8:01)-0:47-2段15m(8:48)-0:52-ハング滝5m(9:40)-1:09-登山道(10:49)-3:08-CS状4m左岸トンネル(13:57)-0:22-入渓点二俣(14:19) 計8:58 沢中:5:23
電波:docomo、Softbankは農園駐車場の時点で圏外、橋本の楽天モバイルは通じた。
アプローチ:高速道路を使えば二時間ちょっとでつくらしいが、今回は下道で行った。結局、三時間半かかってようやく農園駐車場につき、車はより入渓点に近い計画書の写真にあった場所に止めた。そこから、たった五分ぐらいで入渓点につく。
入渓:車を停めたところから入渓点は非常に近く、ゲートを超えてから最初に見える堰堤を超えたところを横切り、道平川がすぐ見えるので入渓。
入渓~ゴルジュ
いくつか小さな滝があったが、一か所だけW1の橋本が登るのに苦労していたところがあり、滝澤がPRを出した。
ゴルジュ
計画段階で分かっていた通り、来た道から直角に入っていて、綺麗ではあるが入渓が早いせいか少し暗かった。
CS状4m
右岸巻き。ゴルジュの出口。右岸から簡単に巻けた。他の記録に右岸に林道に続くトンネルがあるという記述があり、自分の計画書にも右岸と書いたが、やはり左岸にありました。右岸と左岸ぐらいちゃんと書けやボケ。
2m小滝A
水量が非常に少なく、対処を書くまでもないぐらい簡単。
2m小滝B
右岸へつり。こちらも水量が少なかったため非常に簡単。へつり練習のために、わざとらしく右岸をへつった。
二俣右6m
右壁直登or確保。計画段階では核心であると身構えていたが、いざ対面すると足も手もガバがありまくり。一応、6mあるのでW1で初沢の橋本は確保したが、トップで登った荒井とラストの滝澤は直登。ただエイトノットを教えるのに滝澤が手間取り、少しコースタイムを伸ばしてしまった。
2段15m
左岸巻き。若干、足場がもろいのでちょっと怖いが、そこまで問題はない。初沢の人だとちょっと怖いかも。
5m
左壁直登。少しヌルヌルしているが、W1が直登でも問題はない。あとはこの滝に入る前の読図読みは少しトリッキーなので注意。
ハング滝5m
左岸巻き。復帰も問題なし。
ツメ
記録によってツメ上がるポイントが違うので、どこからツメるか迷った。トヤ山の東の尾根にツメあがるルートを選んだ。そこまで危険なツメではなかったが、ちょっと長くて疲れる。
下山
計画段階のルートと違うルートを行ってしまい、そのルートが少し危険なルートだった。具体的には尾根の側面を下る箇所があり、非常に幅が狭い、かつ、滑るという感じだったのでみんなで尻をつけながら落ちないように進んだ。その過程で橋本が足をつってしまい、さらに、防水バッグが下に転げ落ちてしまい取って戻ってくるのに非常に時間がかかってしまった。これがコースタイムが伸びてしまった最大の要因である。そこを超えればそこまで危険な箇所はなかった。結果的にもう一方に伸びている川を下降して、CS状4mの左岸にあるトンネルを抜けて林道に入り、無事下山できた。
総評:前日も当日も快晴だったということもあり、非常に水量が少なく、沢自体はたいして難しいものではなかった。水量にもよると思うが、新入生の初沢としては非常におすすめでき、一方である程度経験を積んだ人間にとっては物足りなさも感じるかもしれない。また、水は非常に綺麗でたびたび現れる滝は非常に美しい。しかし、車での移動が非常に時間がかかるため、高速道路を使うことを推奨する。