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沢登り/当日発日帰り/千ヶ沢石津窪/CL:藤田 SL:山口


山行記録 奥多摩・千ヶ沢石津窪・2級

〈文責〉山口
〈目的〉滝を登る練習。2級の沢で経験を積む。
〈日程〉6/18
〈メンバー〉CL藤田(3年)、SL山口(2年)、長尾(2年)、山田(2年)
〈天気〉晴れ
〈コースタイム〉
沢戸橋バス停=1:00=千ヶ沢林道林道入口=0:10=石津窪出合(入渓点、沢装20分)=3:20=大滝上=0:50=ツメのケルン=0:05=登山道出合(沢装解除)=1:50=荷田子バス停
〈電波〉沢渡橋バス停は通じる。それ以降は確認していない。
〈計画書提出〉コンパス
〈地図・資料〉電子国土
       遡行図:『東京起点沢登りルート120

〈対処〉
(あ)入渓点
沢渡橋バス停から車道を歩く。大型トラックが良く通っていた。1時間ほどすると「勝負口・千ヶ沢」と書かれた標識がある。ここを右に曲がって林道に入ると、黄色と黒のゲートがある。10分ほど歩くと道が左に曲がるところにピンクのテープがいくつかかけられており、ここが入渓点。沢までは踏み跡がありすぐに下りられる。
(い)4m
倒木がかかっている滝。水流中直登。特に難しくない。
(う)4m
足がつかないくらい深い釜をもつ滝。右壁直登。
(え)3*4m
記憶にない。
(お)(末広がりの2段)10m(遡行図❶)
1段目は歩いて登る。2段目は右壁をリードで登る。支点は左岸の立ち木。立ち木は豊富。中間支点は残置ハーケン2つ。難しくはなかった。左岸にトラロープがあり、巻くこともできる。
(か)8×10m(遡行図❷)
SLが水流中左を直登した。水流中左がクラックになっていてそこを使って登ったがかなり怖かった。見た目に反してここが一番大変だった。左岸の立ち木を支点にしてパワーロープを出し、後続は右壁のスラブを登った。長尾はこの滝と直後の6mをまとめて巻いた。
(き)6m
8×10mの直後にある。右壁を登る。ここもホールドがなく厳しかったので残置ロープ2本を使って強引に登った。腕力勝負。左岸の立ち木を支点にパワーロープを出した。山田は苦戦したので2人で強引に引き上げた。
(く)大滝25m(遡行図❸)
登りたかったが時間がなかったので左岸から巻いた。高巻きになり、トラバースが危なそうだったのでロープを張った。かなり上まで追い上げられた。
(け)3m
(こ)7m(遡行図❹)
(さ)5m(遡行図❺)
大滝から後はあまり記憶にないがすべての滝を直登できた。
(し)ツメ(遡行図❻)
ケルンと「フタバ」と白文字で書かれた2本の木があるところから尾根につめる。尾根は見えておりすぐに終わる。尾根に上がったところで沢装解除。
(す)登山道出合
尾根に上がったところから登山道の出合まで60mほど尾根を登る。ここはきつかった。
(せ)下山
登山道出合から石津窪山、臼杵山、グミの木山を越えて荷田子バス停まで下山する。長かった。

〈コメント〉
登攀の難しい滝が連続する難しい沢だった。難しく見えない滝がかなり難しい上に、釜がないため落ちられないので、かなり神経がすり減った。特に8×10mは途中で行き詰まりパニックになりかけた。沢はかなり短いのに時間がかかったので余裕をもった計画を立てたい。入渓まで1時間強、下山に2時間とアプローチが良くないのであまりお勧めできない。登攀力のあるメンバーで大滝25mをめあてに遡行するのはいいかもしれない。



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