山域:奥多摩 雨降川 倉戸沢 2級
日時 2023/5/21
分責 長尾
目的 滝をたくさん登る、部内記録のない沢に行く
メンバー CL:藤田(W3) SL:長尾(W2) 医療:小野(W2) 無職:辻(W2)
天気 晴れ、水量水温普通。
地図資料 25000分の1地形図「奥多摩湖」 山と高原地図「奥多摩」 東京起点120「雨降川倉戸沢」
電波 AU(林道沿いのみ)、ソフトバンク(六ツ石山周辺、高丸山周辺、鷹ノ巣山の南西部以外は大体通じる)、
ドコモ(林道沿いと鷹ノ巣山と奥多摩湖の間は通じる)
コースタイム
雲風呂バス停-0:18-入渓点-0:11-堰堤1個目-0:09-堰堤2個目-0:14-8m(右)-0:16-とぽ図③4m下-0:20-
-とぽ図④9m下-1:02-とぽ図⑤8m下-0:37-階段状の斜滝下-1:46-倉戸山付近の登山道-0:36-熱海バス停
合計 5:29 沢中 4:35 沢外 0:54
詳細
1 入渓点
雲風呂バス停の駐車場から少し西に向かって林道を歩くと小屋と柵があり、そのすぐ先が入渓点。
川に降りる。降りたところで沢装備を付ける。
2 堰堤など
堰堤は2つ出てくる。1個目は右側に道があるのでそこを通って越える。その後分岐は右に行く。
その後の2個目の堰堤は左から越える。
3 滝
3-1
小さい滝がいくつか出てくる。全て直登ができるので問題ないが下級生がいるときは必要に応じてパワーロープを出しても良いかもしれない。
3-2
8m(右)(とぽ図に8mかっこ右と書いてある滝と思われる)
最初の大きめの滝。左壁を直登。水流寄りに行くと難易度が上がる。
この後も小滝がいくつかあるがいずれも直登で問題ない。下級生がいるときは必要に応じてパワーロープを出しても良いかもしれない。
3-3
とぽ図③4m
左のチムニー状を登るととぽ図にあるが左から取りついて細い水流左沿いでも登れるかと思われる。直登でよい。
この後も小滝がいくつかあるがいずれも直登で問題ない。下級生がいるときは必要に応じてパワーロープを出しても良いかもしれない。
3-4
とぽ図④9m
一番難しい。左に巻き道がある。巻き道は石や木を目指して登り、木をたどって降りる感じになる。直登の場合は右から取りついて徐々に真ん中に移動しながら登るのが良いか。最後の部分はそのまま行くと持ち手が少ないので左右どちらかに逃げたほうが良いかもしれない。
自分たちは直登しようとしたがSLが登っているとき中段で足場の岩が崩れたことで落下したためSLと無職が左巻きして、後続は
確保ありで直登することで突破した。確保支点は滝上の左奥にある立木からパワーロープで延長して作った。ザイルは40m1本で足りる。
この沢の滝は全体的に岩が崩れやすいので足場や手をかけるところは安全なところから崩れないか確認しつつ
登っていく必要がある。そして崩れやすい岩を見つけたら先に崩して安全なところに岩を移動させておくのが良い。
あと落ち葉も多く足場が滑ったり見えなかったりすることもあるので、登るとき先頭は特に手や足で掃除しながら行くと安全。
この後も小滝がいくつかあるがいずれも直登で問題ない。下級生がいるときは必要に応じてパワーロープを出しても良いかもしれない。
3-5
とぽ図⑤8m
左壁からとりつき、中段の少し平らなところまで行ったら斜め右上に向けて張り出した岩に沿って登っていく。CLが
直登し、滝上すぐ左の立ち木から中段の少し平らになっているところの近くにパワーロープをおろし、後続はそれを使って登った。
この後も小滝がいくつかあるがいずれも直登で問題ない。下級生がいるときは必要に応じてパワーロープを出しても良いかもしれない。
3-6
階段状の斜滝からつめ
階段状の斜滝は足場が豊富なので直登で問題ない。
小滝もいくつかあるが直登で問題ない。
つめは基本沢沿いを進み、遠くに泥壁が見えた辺りで右側から入る沢地形の左側を登った。踏み跡があるのでそれをたどり、そのまま東よりに進んで出てきた広めの尾根を登れば倉戸山に通じる登山道に出る。
・記録が少ない沢で計画を作るのが大変だったが、行ってみると、登れる滝が多く良い練習になった。岩が崩れやすいのはあったが、崩れやすい岩を見つけて自分で先に崩して登りやすくするのは
楽しかった。途中9mで落ちたが、岩壁に沿ってうまく落ちることができたと思っている。つめもそこまで大変ではなく、電車とバスで行けるので良い沢であった。この倉戸沢を含む奥多摩湖周辺の沢は部でもあまり行かれていないのでこれからも色々開拓してみるとよいかもしれない。