山行記録 奥多摩・倉沢谷本谷・1級上
〈文責〉山口
〈目的〉1年生1,2回目の沢。泳ぎの沢。
〈日程〉6/29
〈メンバー〉CL藤田(3年)、SL山口(2年)、石川(1年)、大内(同)、大島(同)、薮田(同)
〈天気〉晴れ
〈コースタイム〉
倉沢バス停-0:01-入渓点-0:20-倉沢谷出合-0:20-2段5m-0:15-八幡沢出合-1:00-鳴瀬沢出合-0:45-大釜+トイ状3m(核心)-2:00-堰堤-0:05-林道出合-0:40-倉沢谷バス停
〈電波〉沢中は確認していない。倉沢バス停は通じる。(au, docomo)
〈計画書提出〉コンパス
〈地図・資料〉電子国土
遡行図:『奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート』立川市図書館で書庫から出してもらった
〈対処〉
(あ)入渓点
倉沢バス停から黄色と黒のゲートが見える。そのゲートを越えるとすぐに入渓点。「野鳥の密猟は犯罪です」の看板が目印。練習もかねて懸垂下降で下ったが、懸垂下降でなくてもいける。駐車スペースは2台ほど。
水の中を腰までつかって進み、滝の手前で左岸に上がる。
(う)3*5mの小滝・釜が深い
右を泳いで取り付き右壁を登ろうとしたが離陸できなかった。左岸を巻く。
(え)2段5m
(お)八幡沢出合
左側の何段もの滝が八幡沢。橋も見える。右に進む。
水中を歩いて取り付き、1段目は右壁を登る。テラスに残置ハーケン・スリングあり。2段目は水流中を登る。
(き)鳴瀬沢出合
橋が見える。右に進む。
(く)大岩
でかい。
(け)2m+饅頭岩
右を泳いで取り付き右壁を直登。離陸が1年生には難しいようだった。
(こ)大釜+トイ状3m(核心)
最初左側の水流中に挑戦したがとても無理だった。右を泳いで取り付き右壁を直登。離陸はそこまで難しくない。上部は臭い水たまりのガバホールドに手が届けば越えられる。壁の真ん中に残置ハーケン・スリングあり。滝の上には残置リングあり。ここは確保した。支点は左岸の遠めの立ち木からパワーロープをいっぱいに伸ばした。1年生は少し苦戦したので、残置スリングに先輩のスリングをつけて伸ばし、滝上の残置リングにスリングをつけて垂らした。
(さ)2段5m
1段目は右岸から巻いた。2段目は右壁を直登。高度感があった。後3人は左岸を巻いた。少し危なそうだったのでパワーロープを出した。
(し)3連瀑
①階段状の滝・3*5m
楽に越える
②2つ目の滝・3m
楽に越える
③最後の滝(4m)
各々好きなところを登った。先輩は水流中右の方を登った。3人は左側の背丈くらいの岩を頑張って越えた。2人は右岸を巻いた。
(す)堰堤
オタマジャクシがたくさんいて、かえるくんがペットボトルに5匹入れて持ち帰った。脱渓は左の斜面を上がる。林道が見える。一瞬でツメが終わって快適だった。
(せ)林道出合
沢装解除。ここから林道を下る。林道から登ってきた沢が見える。
〈コメント〉
非常に楽しい沢だった。泳ぎの沢は楽しい。今度は下降もやってみたい。ただ、真夏日、猛暑が続いているこの季節でも結構寒かった。もっと暑くなってからいくと気持ちが良いだろう。1年生は1,2回目の沢だったがちゃんとついてきてくれて頼もしかった。みんな楽々と越えていくのでこの沢が1級上であることを完全に忘れていた。これから、たくさんの体力と多少の登攀力とを身につけて沢と山を楽しんでもらいたい。