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沢合宿/前日発日帰り/屋久島淀川中俣~花之江河沢源流部/CL:大内 SL:滝澤


沢登り 屋久島淀川中俣~花之江河沢源流部
文責:滝澤
日程:2024/8/4
山域:屋久島 淀川中俣 2級
天気:快晴
参考資料:国土地理院 地形図「屋久島」

山と高原地図 「屋久島」


メンバー:CL:大内(W3) SL: 滝澤、藤 (W2) 医療:橋本(W1)無職:遠藤、下川原(W1)
コースタイム(休憩時間含む)

入渓点(淀川小屋)(5:30)~3:15~すだれ状の滝(8:45)~花之江(11:02)~4:47~淀川小(15:49)


電波:docomo、au:まったく通じない Softbank:通じない

アプローチ:淀川登山口からしばらく登って、淀川小屋に8/3到着。人はおじさんが一人だけいた。滝澤、藤、大内は小屋で泊まり、橋本と一年は小屋の目の前でテント泊させた。8/4の4:00に起床し、小屋からすぐにある淀川中俣に入渓。

<淀川中俣>
入渓:川には橋がかかっており、その橋を渡る前からみて左に向かっていく。

入渓地点ー三条の滝滝も最初はなく、川の中を歩いていくだけだが、時よりまあまあ深い地点があるので適宜川の横から巻いたりして進んだ。


三条の滝覚えてない。

CS滝今回の核心。計画段階では簡単に巻けるとのことだったが、地形が変化したのか巻きが簡単にできそうなところは見当たらなかった。結局とった対処は、右岸から途中まで巻き、2段目の落ち口に渡るため右岸の岩壁にある残置ハーケンを支点にfixを張り、一人ずつ渡っていった。トップで大内先輩がfixまで全部張ってくれて非常に助かった。

1440m二俣:わかりにくい。水が少ないというか、沢がやや後ろ向きに入っているため気づかない。

すだれ状の滝:左岸巻き。簡単。結構前から巻き始める。

15mナメ滝:左の溝からまずは大内先輩が直登。次に滝澤が右岸の木がたくさん生えているところから無理やり右岸巻き。前者が正解。後者は最初きついのと、木のなかが進みにくいので×。後続はPRを張って左の溝から直登。2段目も溝を横から生えている木をつかみながら直登。トップさえいければ難しいことはない。

ツメ:沢を横断する丸木が突然現れ、その丸木に沿って登山道がある。登山道は沢から見て右に進んでいく。

<花之江河沢>
アプローチ:淀川中俣が終わって登山道を進むと、開けた湿原が出てくる。それが、花之江河沢である。ここでいったん休憩し、その後、「花之江河」と書かれた看板の後ろから湿原をどんどん進んでいく。手つかずの自然に踏み入っていくのは心が痛いが我慢して進む。

藪漕ぎ:しばらく湿原を進むと藪というか、低木が沢を覆っているので頑張ってよけながら沢線をたどっていく。

茨の巻道:クソめんどくさい藪漕ぎを終えた後は非常にきれいな沢が広がる。沢をしばらく進むと、でかいゴルジュ地形がでてきて、さすがに沢をクライムダウンできそうにないので左岸を巻いた。踏み跡がないようで、少しあるのでわずかな踏み跡をたどってボロボロになりながら巻く。

引き返し地点:詳しくはサワグルイの動画を見てほしいが、いきなり直角に曲がってその先がゴーロ地帯になっているところがあるのでそこで引き返す。確かどでかい岩をくぐった後すぐのところ。

下山:再び湿原に戻り、そこから看板で淀川小屋の方向をわかりやすく示してくれているのでその方向に進んでいく。下山は長いが危ないところは特にない。

総評:沢自体の感想としては、圧倒的最美渓。ツメ付近はいつもの沢と変わらず濁っていたが、最初から中盤までは自然に出現した日本庭園であった。難易度は1年生もほぼ問題なく行ける程度で、先ほど記した核心さえいければいける。花之江は、最初の藪漕ぎが酷いが、そこを乗り越えれば同じような美渓が広がる。しかし、淀川中俣の後に行く価値があるかと言われれば、僕と一緒に行った部員たちはほとんど全員NOというだろう。



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