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沢合宿/前夜発2泊3日(結果的に1泊2日)/面河本谷/CL:長尾,SL:滝澤


日時:2024/5/4~2024/5/5

山域:面河本谷 石鎚山界隈 2級下(関西起点)

文責:長尾

目的:四国の沢の記録が欲しい

メンバー:
CL/医療:長尾(W3) SL:滝澤(W2) 食当:前川(W2)

天気:
1日目:晴れ
2日目:晴れから曇り夜は雨

地図資料:25000分の1地形図「石鎚山」、とぽ図関西起点沢登りルート100「面河本谷」

電波:
ソフトバンク→沢中は通じない、つめのあとは通じる
AU→石鎚山山頂のみ通じる
ドコモ→沢中で一部通じる、後は石鎚山頂でも通じる

コースタイム:
1日目
面河第一キャンプ場駐車場-0:20-下熊淵の看板-0:14-石鎚山登山口-0:10-入渓点-1:44-なめL120m+金山谷出合い-
-0:15-3m+2m+3m滝-0:25-堰堤1個目下-0:21-1日目宿泊地

1日目合計:3:29
1日目沢中:2:45
1日目沢外:0:44
 *休憩時間や装備の着脱時間などを含む。

2日目
1日目宿泊地-0:39-堰堤2個目下-0:17-番匠谷出合い-0:21-長淵-1:42-魚止メノ滝下-
-2:00-御来光ノ滝下-1:10-南尖峰方面との分岐看板-1:21-登山道(愛大石鎚小屋付近)-
-3:30-面河第一キャンプ場駐車場

2日目合計:11:00
2日目沢中:4:59
2日目沢外:6:01  
 *休憩時間や装備の着脱時間などを含む。このため、愛大石鎚小屋で1時間ほどゆっくりしていた
ことを考慮して参考にしてください。

コース記録:
https://yamap.com/activities/31623308

詳細:

・入渓まで
前夜発の高速バスで松山まで行く。その後松山市外でレンタカーを借りて面河第一キャンプ場の駐車場まで行く。
バスの時間が3人で一緒でなかったので、入渓が昼前になってしまったが頑張った。
駐車場で沢装備を付け、面河茶屋に向かって左側(川側)にある道を歩いていった。基本道なりでよいが、下熊淵という看板が出てきたらそれに従って緩い上り坂を行く。
当時は最初上に行ってしまうのではということで看板でない方に進んだところ行き止まりになり、入渓点に行けなくて引き返して下熊淵の看板に従ったところ行けたので気を付ける。
その後、石鎚山登山口という看板と急な石の階段が向かって左手に出てくれば当たり。
それも過ぎて道なりに行くと、橋があるのでわたる。橋を渡ると少し傾斜のついた川を横断することになる。乾いたところを行けば足場もあるので落ち着いていけばよいが
落ちないように気を付ける。
その後道なりに進み、沢に降りやすいところで入渓する。

・なめL120m、金山谷出合いまで
大きな滝はない。ただ、水量が多かったこともあり、ただ歩くだけでは越えられないところが多かった。沢の両岸が切り立っていることが多く、基本的に沢中を行くしかないことも多かった。
最初はいくつか深めの釜があったので端の浅いところを探して進んだ。その後、両側は深くて越えられず中央にほぼ垂直の岩2つがありその間に岩が挟まっている地形があった。ここは
下流から見て右側の小さな足場に足を掛け、下流から見て左側の岩に手や足を当てて張り、少しづつ体を上げて登った。確かSLは荷物を置いて登り、後で荷物を引き揚げた気がする。
必要ならそのようにした方が早く越えられるだろう。
その後、微妙に越えるのが難しい段差があり、ここはCLが下で体を亀状にしたところを他2人に足場として利用してもらって登ってもらい、先に行った2人にスリングを垂らしてもらってそれを
利用してCLが登った。
それ以降も、大きな岩の間を抜けて登っていくところや、つっぱって登るところや、水流中の不安定な岩を飛び移る所などがあり、意外と越えるのに時間がかかった。

・なめL120m、金山谷出合い
下流から見て右手になめL120mが見えてくる。その後すぐ金山谷も下流から見て右側に見えてくる。
これらが出てくるところでは川が蛇行している。
全て下流から見て左を行く。

・3m+2m+3m滝
左岸から巻く。巻き道はわかりやすい。沢に降りる際に通る沢と並走している道は少し足場が悪いので気を付ける。一応残置ロープがあるので利用するのが良い。

・堰堤1個目
なめ帯を越えると出てくる。
右岸から巻く。木をたどっていけばそこまで問題ないが少しわかりにくいかもしれない。
堰堤の手前に深い部分があったので下流から見て右の岩を登って越えた。沢に近い部分は滑るので行かない。ここで文責者は滑って左太腿が痛くなりました。

・1日目宿泊地
堰堤1個目を越え、沢が広くなっている所で宿泊。下流から見て右側のスペースにテントを張った。
夕食は前川君が担当。やはりおいしかった。エビや鶏肉が入っていたので栄養的にも素晴らしい。
一応焚火もした、火がすぐについて良かった。焚火付近で柿の種を食べたら柿の種に煙の味が付いた。
ここは本来の宿泊地より手前だったが、日没が怖かったのでここにした。トイレにしやすい石が多くて助かった。
なぜか電波が通り天気が確認できたので、天気図はあきらめた。

・堰堤2個目まで
ここから2日目。朝6時出発。
1日目より歩きやすい、広い河原であった。なめもある。ただ深い釜が何個かあり、小さく巻くこともあった。

・堰堤2個目
右岸から巻く。斜面を登った後、沢に沿って歩くが、足場が狭いので気を付ける。沢に降りるときも少し急なので気を付ける。
堰堤の手前にも滝があり、右岸から巻いた。この滝に関しては水量が少なければ直登もできるかもしれない。

・番匠谷出合い
下流から見て左を行く。

・2条7m
右岸から巻く。あまり覚えていない。堰堤2個目の手前のやつと混同しているかもしれない。

・長淵
右岸を進めばよい。前川君は泳いで越えた(荷物は他2人が右岸から運んだ)。


・魚止メ滝まで
川歩き。広いなめがある。水がおいしくなっていた。おそらく一番きれいなところであろうか。

・魚止メ滝
左岸から巻く。巻きの入り口は少し危険に見えるかもしれないが、行ける。急な斜面を木や石をたどって登り、沢に沿って進む。一度大きく降りるところがあり、その付近には
宿泊適地が存在。そこも越えると自然な感じで沢に降りられる。

・御来光ノ滝まで
意外と長い。深い釜があるが何とか腰までつかれば越えられる。

・御来光ノ滝
少し頑張って滝に近づき写真を撮ってから戻り、右岸にある2つの沢地形のうち奥の水が少ない方を登り、踏み跡と赤テープをたどっていく。最初
手前の沢地形を行ったがそれは間違い。
その後、踏み跡と残置ロープと赤テープをたどれば御来光ノ滝が良く見えるスペースに出て、そこも越えると南尖峰方面との分岐看板が出てくる。つまりここまで
は蛇行しながらも沢沿いを歩いていたということ。途中少し急斜面のトラバースがある。残置ロープを頼ればよいが気を付ける。

・つめと下山
また踏み跡と赤テープをたどっていけばよい。最後1時間くらい藪漕ぎ。ここまでくると赤テープや踏み跡は参考程度に見るように
して、登山道のある西方面を意識して進む。個人的には以前の東北10時間藪漕ぎよりは全然楽に感じた。
ここでの休憩で、いつもの柿の種の味変として持ってきたつまみ種というおかきを食べたところおいしかったため、1袋分すべて食べてしまった。
明日の食糧のことは考えていたのか?まだドライフルーツ150gとごろっとグラノーラチョコナッツ320gがあったので問題なし。
藪漕ぎ終了と同時に登山道に出た。今回は愛大石鎚小屋のすぐそばに出た。綺麗なトイレがあった、使用料は100円。ここですでに13時くらいになっていたので石鎚山はあきらめて
下山することにした。なんか1時間くらいゆっくりした。
下山は意外と長かった。文責者はまだ太腿が痛かったせいかペースが遅くなってしまった。滝澤君が非常に速かった。
途中迷いやすい地点がある。登山道という看板が有る所。ここは下山時は小さい沢のようなところをまたぐ方に進むのが正解。
下山後雨が降ってきて、一応車で滑床キャンプ場まで行ったが、午前3時くらいから雨がしっかり降っていたので滑床渓谷は中止し、松山に戻って
道後温泉別館に入った。今回は文責者も湯船に入りました(湯船に入る前と後で2回体を洗ったが)。
帰る前に食べた蕎麦アイスがおいしかった。


・総評
良い沢であったが、意外と歩くのが難しい部分の多い沢でもあった。私が下級生を合宿に連れていくのは初めて出会ったが、何とか遂行できてよかった。
反省点としては、バスの時間がメンバー間でずれていて入渓が遅くなったことと、それによる本来のコースタイムからの遅れである。
合宿の時は特に、行きの移動はメンバー全員でそろえたほうがいいと感じた。あと、愛大石鎚小屋でゆっくりしすぎた。
個人的には、2日目が太腿を庇う形で歩くことになりペースが遅くなったので落ちなくていいところで落ちないように沢中は簡単そうなところでも気合をかけていくべきであると感じた。
滝澤君、前川君は2人ともよくできていたと思います。未熟なCLでしたがついてきてくれてありがとうございました。













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