文責:清野
メンバー:CL中浜W3 SL清野W2 医療小野W2 無職宮本W3、若田W2、宮川W1
日程:3/30当日発日帰り
資料:25000分の1地形図「大山」 山と高原地図「丹沢」2016 東京起点120
天気晴れ 水量普通
電波:新茅山荘でドコモ、ソフトバンクがつながる
コースタイム 7:20新茅山荘駐車場-7:50入渓-8:40三段8m下-9:20三段8m上-9:50 3mチムニー-11:00大棚8m下-12:30大棚8m-13:00左岸尾根上-13:40モミソ懸垂岩上-15:30
対処
入渓まで 戸川林道を30分ほど車で進み、新茅山荘駐車場へ。道が悪いので車の底をするのはある程度避けられない。道中所々の木に「1」から順に数字の看板がはってある。駐車場からさらに進んで新茅橋手前の左斜面、「6」の数字が書かれた看板がある所を下る。踏み跡がありPRは使用しなくて十分。モミソ出合下流に少し広いところがあったので、そこで沢装備を付けて渡渉。懸垂岩左から入渓。
二段5m 右壁直登
2m 水流左直登
2mCS 3m まとめて右岸巻き
4:1分岐 右へ。4:1の1の方らしいが、そこまで大きさに違いがあるようには感じなかった。
3m 水流左直登
二条3m 二条の左側を直登
2m 直登
三段8m 1,2段目は直登。3段目は左岸を巻いて後続を確保。支点は立木をPRで延長。後続は右壁。登り始め数歩が難しいらしい。
2m 直登
2mから3mチムニーまでの道中 数本の大きな木が倒れてしまっていて、進めないように見える。左岸巻きするか迷ったが、結局はまっすぐ進んだ。倒木をまたげばいける。
3mチムニー 狭い。W1はホールドが渋く、スリングを延長して出した。120スリング3本連結し、チムニー下でさらに2本連結してもらい、計5本の連結。
2mCS 直登 つま先の力でいく
3m 直登 つま先の力でいく
2mCS 直登 腕で体を持ち上げる
3m 右岸巻き
大滝8m W2とW3が右岸を巻いて後続を確保。高巻きしすぎないように注意する。支点は立木支点をPRで延長。人口支点は二つ。後続は中央から左へ登る。最後に足場がなくて困るが探せばあるらしい。筆者は足場を見つけられず右に逃げたが、滑ったのでやめた方がいい。
ツメ 大滝から3分ほど行ったところにある斜面を上がった。結構急斜面だったので、焦らずにより奥に行って緩やかな斜面を探せばよかった。
下山 自分がどの尾根にいるのか地図・地形をよく見て確認する。筆者は乗り上げた尾根上どこにいるか同定しきれなかった。W3のルート経験者に教えていただいてようやく同定ができたので、読図に課題が残る。結果としては大倉尾根からのびる尾根が切れるところに乗り上げており、左前方に見える別の尾根に進む。懸垂岩手前に来るとすぐ左の谷にテープがあり、おそらく懸垂岩下につながる。
懸垂岩まで 懸垂岩に移る尾根は両側が切り立っていて注意が必要。立木でPRを出して命綱のようににぎって進んだ。下りるのに高さがあり怖い位置があり、その上では120スリングを二本連結して立木支点・下では120スリングを岩支点で出してセルフのかけかえをした。そこで懸垂岩前の立木を使ってロープの準備をし、さらに懸垂のセットためにその立木にスリングを使ってセルフをとったので、120スリングを計4本使ったことになる。帰りはモミソ出合上流を渡渉した。
総評 W1は初めての沢であったがよくついてきてくれた。しかし、つま先の力で登ったり腕の力で登ったりする必要のある簡単ではない滝が続くうえ、大滝8mも登るのが難しく、W1の初めての沢にするには向いていないかもしれない。コースタイムはW1が初めての沢であったことに留意して参照していただきたい。懸垂岩で懸垂しているときに、別パーティがきて隣でリードクライミングを始めたので、懸垂岩をすでに別パーティが使っている可能性も十分考えられる。車で行ったが、国立→小平→渋沢の順にメンバーをピックアップするルートで03:20出発だったのでとっても早起きしなくてはいけない。