日時 2013/10/19山域 表丹沢鈴川大山川
文責 勝見真悟
目的 ナチュプロを使った沢登りをする
日程、コースタイム 二重の滝下~0:50~7m滝~(2段5m)0:05~ハング滝5m下~0:15~2条8m下~
0:10~10m下~0:20~トイ状5m下~1:20~cs6m~0:15~チムニー状7m~0:35
~登山道~0:10~大山頂上(0:20休憩)~0:25~ヤビツ峠バス停
リーダー CL W3相馬 SL W2知野
メンバー 無職 W2勝見
参考遡行図 東京起点120ルート
参考地形図 「大山」
参考エアリア 「丹沢」
記録
全般的に言えば、水は最初からくんどいた方が良い。同じく、水量が少ないから沢はじめには丁度良いかもしれない。難易度的にも申し分ないかと。ただし、このコースタイムは3人かつ上級生のみという事もあるから、1年生が加わったり、人数が増えたりすると、コースタイムが結構長くなるんじゃないかと思うので次行く人はそれらを考慮しといてください。
対処
入渓点まではケーブルカーの駅を出て神社方面へ。見晴台ルートを通り、途中で二重の滝が見られる橋があるので渡り切った所から入渓した。神社のすぐ近くにある。
二重の滝+二条4m 左壁をリードで登る。下段途中にハーケン一個、下段上にハーケン一個。上段はハーケン一個。途中でカムも使用。滝上すぐ近くに支点となる立木があるが、今回はかなり上の方の右岸にある立木から確保して登った。結果滝上から確保支点まで右岸トラバースになった。結構土で滑りやすい
7m 上の滝が終わるとすぐに現れる。確かに記録通り崩壊していた。倒木の中をくぐり抜けて左の凹角を登る。
2段5m 大きな岩が二段連続してある。手前は階段状で登りやすい。特に問題なし
ハング滝5m 倒木がななめにかかっている。残置スリングを頼って登る。最初は左から入り、上へ抜ける。自分だけスリングを出してもらった。
一年生は確保が必要であろう。立木支点あり。すぐ上が二俣となってる。ここは左へ。
2条4m 2段4m 問題なし
2条8m 倒木の左側に残置ロープがあった。それを頼ってフリーで登る。残置ロープは滝上左岸の立木にかかっており、非常にしっかりしている。落ち口はスラブになっており注意が必要。確保できる立木は左岸に無くはないが、支点をとるには丁度良い場所に無い。残置ハーケンは無いため、左岸の岩肌にハーケンを打ち込むのが吉か。
10m 左壁を容易に登れる
830m地点 水流のある沢が右俣にあり、左はガレ沢になっている。ここは右へ。すぐ、倒木がかかっている滝があるが問題なく越えられる。
トイ状5m
しばらくガレ場を歩くと現れる。巻きは右岸巻き非常に分かりやすい。
直登する場合、真ん中をツッパリの要領で真ん中まで上がる。その際、残置スリングを頼ることが出来る。真ん中から後は残置スリング2つ。腕で無理やり上がり、水流中を足場にしたり、突っ張ったりしながら登りきる。途中ナッツを入れた。左岸落ち口にハーケンがあるが、一つしかなかったため、もう一本打って、流動分散を作った。少し離れたところに立木があるためそこから支点をとっても良いと思う。
トイ状 特に問題なし。トイの中を直登
920m地点の分岐は左
8m 特に問題なく越えられる
1000m地点 右俣へ。分岐地点から右に6mcs滝がすぐに見える。
6mcs 左側から簡単に登れる
5×6m 問題なし
チムニー状7m 左岸にトラロープと残置ロープがあった。そのまま左岸巻き。直登の対処としては両手を突っ張って途中で右に抜ける。足元が悪く、岩が脆い。立木支点有り。
ツメ 二俣(1120m地点)を右へ。そのまま登ると、ゴミが多く目立ってくる。急登のガレ場を登り、右の支尾根にあがる。赤テープが落ちているのでそちらに向かうと、途中で踏み跡を見つけたので、そのまま踏み跡をたどり右へトラバースすると崩壊地が見えるのでそこまで行くと踏み跡がまだ続いている。崩壊地を通り過ぎてしばらく斜面をトラバースし続けると登山道へ出た。登山道をたどり大山山頂へ。下山は、50分のところを25分で降りる。木道ですごくよく整備された道。ただ、雨だと多分滑る。無事2:51のバスに間に合い、秦野駅で解散。
徒然なるままにメモ
遡行時間も短いというだけあってケーブルカー(始発9:00)に合わせて行動する。筆者は相鉄線から直で伊勢原駅へ。知野に教えてもらった丹沢大山フリーパスでかなり格安に交通費を抑えられた。電車もバスもきっぷ1枚で使えるし、安い。素晴らしい。大山ケーブルカー駅で登山届を出し、在京連絡をする。softbankでも十分に連絡できる。ちなみにケーブルカーの分歩くと30分かかる。そこを6分で行けるから凄いもんだ。料金片道450円。入渓して二重の滝を登攀していると観光客の見世物になっていた。明らかに景観を乱しているのは僕らです。すいません。遡行中比較的静かで一年生がいるとうるさい事が実証される。メンツ的にも新鮮味ないししょうがない。そのかわりサクサク遡行できてよかった。
登山道で沢装備解除していると、子供達が下山していた。彼らのまなざしが地味に痛い。時々、子「何してるんですか?」相「冒険、、、かな」と答える相馬さんに二年生苦笑い。大山山頂は家族連れと子供とカップルばっかり。なんとも言えない気分になる。ガスって寒くなったので、風邪をひいてる筆者と相馬さんは一刻も早く帰りたくなる。下山はほぼ走ってコースタイム半分になった。ヤビツ峠のバス停ではsbの電波が届かなかったので秦野駅で連絡する。
そのまま解散。筆者は速攻で帰って風邪薬のんで寝た。今度から丹沢には家から直で行こうと思った。おしまい。