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2013大小雲取谷



日程2013年6月4日 日帰り
山域奥多摩日原川水系大雲取谷・小雲取谷
文責
佐藤駿介
目的初めての沢に行く。トレーニング
コースタイム
()は時刻
奥多摩駅(6:02)-0:25-東日原BS(6:25)--入渓点(7:50)-1:10-権衛谷出合(9:10)-1:10-小雲取谷出合(10:30)-0:25-②7m(10:55)-1:30-ツメ上がり地点(12:22)-0:40-奥多摩小屋(13:00)-3:30-登山口(17:00)-0:20-奥多摩駅(17:20)
メンバーW4:佐藤駿介
記録
・〜入渓
奥多摩駅から東日原までバス。始発は鍾乳洞まで行ってくれない。客は佐藤とおっさん、運転手は何故か2人で今日の飲みの約束。
東日原BSから歩く。途中で銃声が聞こえてビビる。八丁橋後のゲートに釣り師らしき車が停まっていてテンション↓(結局1人も会わない)
入渓点までは紛らわしい踏み跡と立ち入り禁止のトラロープがたくさんあるが、信じて進む。スーパーわかりやすい三俣看板(唐松谷の表示)から踏み跡を辿って行くとすぐに唐松谷出合の吊橋。上流側の斜面はやや急だがしっかり踏まれていて危険は感じない。

・①小魚留の滝
これは流石に登れない。ロープあっても無理。対処通り左岸少し戻ったところのガレルンゼから巻く。中途半端な所でトラバースするのも良くないが、上がりすぎるのもダメ。太い木が2本生えている箇所がベストだろう、やや頼りないトラロープもあった。佐藤はその1段上から行き、木の根を掘り出して捕まって降りた。滝の落ち口に出るわけだが、最後のトラバースも下に行きすぎると滝横のルンゼに真っ逆さま。上を行こう。


・崩壊地1
手前に大岩ゴロゴロ地帯があるがそれと間違えない。

・3mCS
左から近付き、水流右を行く。ホールド、スタンス共に豊富。

・4m
水流中を直登したが結構いやらしかった。左の岩のガバポケットと右のぬめる岩を使って身体を押し上げた。右岸のチムニーから上がった方が楽だったかも。

・崩壊地2
巨岩がゴロゴロ。ボルダーみたいだけど簡単だし全然楽しくない。すぐ後に10mの淵があるが、落ち葉で沼みたいになっていたので泳がず左岸を行った。更にその後にはBP。

・権衞谷出合
ゴルジュの中にぽっかりとある。まぁ間違えないだろう。ここにある釜のある小滝でやっとチ○コが濡れる。左岸をへつるが潔く腰まで浸かった。手前のわけわからん位置に残置スリングあり。

・4m、5m
あったのかよくわからない。ここら辺の左岸にあるコルっぽい地形は簡単に上がれて平坦、かつ増水しても大丈夫だろう位値にあるのでBPに良い。その先は急斜面でエスケープには多分使えない。無理すれば行けるか…? 

・2条6m
時計回りに釜を回って滝に取り付く。右岸の岩から深い釜に降りる時はヒッ!ってなる。滝の左端の壁はホールド、スタンス共に豊富。釜は汚い。

・③5m
右岸からが正解。どうしても写真を撮りたくて丸太に何度も乗ったが、同時に何回も濡れた。丸太はぬめる。

・小雲取谷出合
倒木が苔生した滝に立てかかってバリケードみたいになっている。ここまで目立つ支流は無いので悩まないだろう。

・2段7m
下5mは余裕。上2mは無理そうなので一手が悪い左岸巻きをした。

・トイ状
左の水流から近付き、水流の中にある小さなCSをつかんでハイステップ。後は楽勝。

・②7m
左右巻けそうだが懸垂するらしい。直登なら左から取り付き、ハイステップで下部に乗る。そこからシャワーを受けながら右壁直下へ。上部は水流右をシャワーなしで快適に上がれる、スタンスを慎重に見つけること。リードするにも中間支点を取るのは難しいだろう。上部には支点になる立木があった。

・③階段状
7m:楽勝、水流中にホールドスタンスを見つけて気持ちよく登る。
5m:難しそうに見えるが以外とホールドたくさん。左巻き余裕だけど。

・源頭部
1440m二俣:広くなって倒木たくさん
1600m付近から伏流になる。佐藤の高度計が何故か狂っていた(入渓点で合わせたのに…)ので判断に迷ってしまったが、基本的に本流はまっすぐ、水量が多いのでわかりやすい為、コンパスを合わせて方向が合ってたらそっちで大丈夫。

・ツメ
ガレ地帯をガシガシ登って高度を上げて行く。比較的安定しているので、落石に対してそこまでナーバスにならなくてもよい。左寄りになるように傾斜のゆるい所を適当に狙って行けば笹原に出て、もっと進めばみちがある。

・石尾根
脚を左右交互に出すロボットになっていたのでわかりません。
反省
アプローチから下山まで長く、ヘビーなコースだったが、思ったより早く下山できたのは良かった。ただこれを書いている今、疲れすぎて吐き気がする。もっと体力をつけなければならない。やはり疲れてくると体勢が崩れてひやっとする場面が幾つかあった。気をつけなければ。
大雲取、小雲取谷はアプローチこそ悪いが、水量もなかなかあってBPも豊富な良い沢だった。ただ登攀的な要素はあまりなく、釣りと水量の多さ、渓相の美しさを楽しむ沢だろう。何よりアプローチと下山のダルさは群を抜いている。(普通の人は下山に鴨沢からのバス使うだろうけどね…)
個人的には体力作り、装備、計画、沢歩き、リスク管理といったトレーニングとして非常に有意義な沢トレだった。



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