日程:8/2-8/5山域:南アルプス(塩見岳・間ノ岳・仙丈ケ岳)
目的:毎年恒例の夏合宿として&昨年の長期縦走の続き
文責:葉玉
メンバー:CL:安陪(W2) SL・医療:Hukins(W2) 食当:葉玉(W2) 気象:小川(W1)
コースタイム(概算):
1日目:国立駅-伊那大島駅-(伊那バス)-鳥倉登山口-3:00-三伏峠小屋(3:00)
2日目:三伏峠小屋-塩見岳-熊ノ平小屋(10:00)
3日目:熊ノ平小屋-三峰岳-間ノ岳-三峰岳-両俣小屋(8:00)
4日目:両俣小屋-仙丈ケ岳-小仙丈ケ岳-北沢峠(ここまで11:00)-(バス)-広河原-(バス)-甲府駅-国立駅
記録:まず、メンバー間のすれ違いにより誰も記録を取っていなかったので、コースタイムは概算である。それ以外の部分も記憶を頼りに書いているので信頼性が疑わしい部分があるかもしれないが、ご容赦を。
1日目:いつも通り18切符で伊那大島駅へ。伊那大島駅からはバスで鳥倉登山口まで行く。バスは登山客がそこそこ乗っていたが、ザックを座席に置ける程度の余裕はあった。2490円ナリ。電車代より高い……
鳥倉登山口に着くと豪雨だったが、運転手が優しく、車内で準備を整えてから降りることができた。登山口から小屋までは約3時間、危険個所は特に無いように感じた。強いて言えば濡れた木橋位だが、W2以上ならば問題ないし、W1でも気を付けていれば大丈夫だろう。雨具を着て樹林帯を登るのはなかなかに暑かった(準備会が無かった故文責が全日分の食料と予備食を持っていたせいかもしれない)。小屋着は17時過ぎ、急いで幕営&夕食準備。気象は電波が入る(docomo)のでヤマテン様のお世話になる。因みに、この小屋の水場は飲用ではない(ソースはネット)らしいが、普通に飲める。去年の長期縦走と今回とでのべ10人が生で飲んだがそれが原因で腹を壊した人はいないと思われる。
夕食:牛丼(ノンぺミカン)
2日目:3時起床5時出発。出発が遅れた原因は、朝食がぜんざいで食当が作り慣れていなかったこと(食べ始めまで20分程かかった)と水場が遠いこと(往復30分)である。W2は3リットル持たないといけないので当日朝くむのも致し方なしか。塩見小屋を過ぎて少ししたらヘルメット着用、塩見を過ぎたら脱いだ。塩見は登攀要素の多い山で、落石に注意する必要あり。山頂には控えめな標識がある。その後の危険個所は特になし。塩見を過ぎたあたりから雨が降り始めたのでテンションが下がる。小屋に着いてからも1時間程降っていた。ちなみに、熊ノ平小屋の人は市営ということもあってかすごく優しい。しかも、昔国立に住んでいたらしい。熊ノ平小屋は電波あり(docomo)。
朝食:ぜんざい
夕食:ビーフシチュー(豚肉)、米
3日目:4時起床5時半出発。この日は予定CTが6時間と短いため遅めの起床となった。だが、実際には上述のように8時間程かかっている。間ノ岳山頂には8時50分頃についているので、この時点では概ねCT通りだったが、三峰岳-野呂川越で時間を食った。というか、ここのCTが2時間とか、エアリアの測定者はダッシュで計測したのだろうか?特にペースが遅くなったという感じはしなかったが、3時間以上かかった。なお、三峰岳の分岐にザックをデポして間ノ岳に行ったので、三峰岳-間ノ岳は45分程で行けた。両俣小屋は2013の記録にもある通りかなり設備が整っている。特に、ゴミを捨てられるのは食当としてかなり嬉しかった。危険個所は特になし。両俣小屋は電波が入らない(docomo,au)ので注意。
朝食:スープパスタ
夕食:マカポテ
4日目:2時半起床3時45分出発。朝はこれくらいで出たいよね。目指せ1時間!終バスの時刻とコースタイムを考慮してこんな早起きすることに。野呂川越までは30分程ヘッテン歩きした後10分休憩してヘッテン無しで30分程歩く。尾根の登りとはいえ、道を見失いやすいのでピンクor黄テープを探しながら歩く。寝起き+ヘッテン歩き+テープ探しながらということでトップには相応の負荷がかかる。疲れたら無理せず交代しましょう。今回は途中でトップを交代した。野呂川越-大仙丈間はところどころハイマツがはみ出していて歩きにくい。大仙丈手前の遭難碑は見落とした。危険個所として大仙丈1つ前のピークの登りと大仙丈-仙丈間が挙げられるかもしれないが、ヘルメットを付けるほどではないと感じた。仙丈山頂以降は人口密度が格段に上がる。日時によっては渋滞を覚悟した方がいいかもしれない。北沢峠では電波が入らない(docomo)ので注意。広河原では入る(docomo)が不安定で、入下山連絡程度はできるが調べものはできないと思っていた方がよい。北沢峠-広河原間のバス(750円)はギュウギュウに詰め込まれるので25分程だが膝の上にザックを置かないといけない。疲れた体には応える……
朝食:スープじゃないパスタ
甲府駅から徒歩10分の高砂湯で入浴(400円)。銭湯だが、番台さんに言えばタオルと石鹸類は貸してくれる。
行動時間的に結構ハードな夏合宿だったが、小川はよくついてきてくれた。今後このコースを夏合宿で使うなら、コースを少し変えた方がよいと思う。具体的には、間ノ岳から北岳方面に進んだり、両俣小屋から野呂川出合経由で北沢峠にいったりなど。個人的に、仙丈のためだけに両俣小屋から仙塩尾根を北上するのはモチベーションが保ちづらかった。