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20230827 十勝岳アバレ川遡行


沢合宿 十勝岳アバレ川
文責:荒井
日程:2023/8/27-28
山域:大雪山 石狩川水系美瑛川支流アバレ川
天気:晴れのち雨
参考エアリア:25000分の1地形図 「白金温泉」
       山と高原地図 「大雪山」2020

メンバー:CL:辻(W3) SL、食当:荒井(W2)
コースタイム(休憩時間含む)
一日目:白金温泉駐車場(4:41)-0:32-ゲート(5:13)-1:07-始めの滝(6:20)-0:23-へつりゴルジュ(6:43)-1:10-1000m地点(7:53)-0:52-1100m地点(8:45)-1:20-10m滝下(10:05)-0:30-勝瑛の滝下(10:35)-0:28-勝瑛の滝上(11:03)-0:40-夏道合流点(11:43)-1:01-美瑛岳分岐(12:44)-1:11-美瑛富士分岐(13:55)-0:30-美瑛富士キャンプ場△(14:22)   計9:41 沢中:5:37
二日目:美瑛富士キャンプ地(4:46)-0:30-美瑛富士分岐(5:16)-0:45-美瑛岳分岐(6:01)-2:55-十勝岳(8:56)-1:01-昭和噴火口(9:57)-1:10-雲ノ平分岐(11:07)-0:56-望岳台(12:03)-0:52-白金温泉駐車場(12:55) 計8:09

電波:沢中も登山道も基本通じる 
水場:小屋近くにはないため、脱渓時に多めに組んでいくことが必要。ただ、水は汚くてまずかった。


アプローチ:辻先輩は23日から北海道入り。荒井は26日朝に家を出て、青春18きっぷとPEACHを駆使して、22時30分ごろ旭川駅に着く。旭川駅から白金温泉駐車場まではレンタカー。前日発でセイコマートで買い出しをして向かったが、辻先輩らしくセイコーマートの親子丼?は美味しいらしい。ガスは辻先輩が秀岳荘で事前に2つ調達。道中、辻先輩のすすきの事情とトラウマ話で盛り上がった。26日夜は車中泊。

1日目:4時過ぎに起床。予定では4時半に出る予定だったが、4時半過ぎになってしまった。

入渓:ゲートまでは特に迷うこともなく行ける。ゲートを超えると、沢が左手に見えてくる。標高700m付近に堰堤がひたすら連続しているが、なるべく奥の方で右岸に渡る。今回は赤テープがある登山道との境で入渓したが、もう少し先まで行ってもよいかもしれない。ただ、どこから言っても軽い藪漕ぎは必須かと。

入渓~始めの滝
始めの滝以前に軽い滝の登攀が2つほどあるが簡単。

始めの滝 (大滝7m)
明確に左岸巻き。怖くはなく、明確。

へつりゴルジュ
特に言うことない。水流中でも側壁でも行ける。

1245m二俣
見つけられなかった。あまりわからないが、十勝岳アバレ川では迷うことはないと思われる。

10m滝
一段目は右壁直登、2段目の釜から右岸に渡り、右壁直登の後、落ち口に直接出るのが難しかったため、そのまま右岸をコンパクトに巻き落ち口から5m先くらいに出る。巻きは木が多く、ザックが引っかかるため疲れる。

勝瑛の滝
右岸高巻き。ただ、巻き初めは水が冷たいので注意。上部になると、浮石や岩盤がもろいところもあるので少し怖いが、一級上レベル。基本的に迷わず行ける。降りる際は、大きく巻きすぎず、出れそうな木籔から滝に降りる。良いところを見つければロープは不要。

登山道合流
勝瑛の滝を終えるとすぐに赤テープがあるのでその付近から登山道に合流する。ここからの40分~1時間は急登が続き、ただただ辛いのと羽虫が多すぎる。

登山道~小屋
特に特記すべきことはないが、雨が降ってきたのと疲れで、コースタイムが大幅に伸びた。藪っぽい道もあるため、雨天時は上下ともに雨具と防水の大切さを実感。


2日目
美瑛岳~十勝岳の間の急登後、V字谷を渡る際に道がわかりづらく間違えたため、トラバースの際は気を付けるべき。
十勝岳山頂付近は平地が続き、道を迷いそうになるため目印を気にするべき。



総評:滝自体は難しくないが、水量が少し多めだったのと長いので疲れはきた。大滝の巻きは簡単ではないため、等級としては一級上。上級生のみならPRのみで行ける。一年生がいたら持って行ってもよいが、ある程度経験あるならば不必要かと。そんなに大変ではなかったが、着替えを忘れたため、濡れたこともあり、疲れた。もう一度行きたいとは思わないが、一度行くくらいの価値はある。天気が良かったらもっと楽しいかもしれない。実際、沢も十勝岳も登山者はたくさんいた。

追伸:十勝岳に来ていた立教大学の登山サークルも男女半々らしい。それを聞いた辻先輩の嫉妬に染まった目が忘れられない。



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