2012HVW個人山行剱岳八ツ峰下半ルート
文責:相馬皓介
CL佐藤 SL相馬
8/26
12:00室堂ターミナル-12:53雷鳥沢キャンプ場13:08-14:32剱御前小屋14:50-15:10剱沢キャンプ場▲
快晴。危険箇所なし。山岳警備隊員の話だとⅠ・Ⅱ峰間ルンゼ取り付きは雪渓が切れてざれているとのこと。
8/27
5:12▲-6:50長次郎谷出合-7:35Ⅰ・Ⅱ峰間ルンゼ7:45-10:06Ⅰ・Ⅱ峰コル10:16-13:31Ⅱ峰ピーク13:41-15:45Ⅲ峰ピーク-17:15
Ⅳ峰ピーク17:30-19:41Ⅴ峰ピーク▲
・Ⅰ・Ⅱ峰間ルンゼ取り付きは左巻きブッシュを使用。取付きの雪渓はかなりきわどい感じだったので、厚くなっている部分から岩に飛び降りた(アイゼン付けたまま)。見た感じでは今ぐらいの時期であったなら右のガレルンゼより左ブッシュ巻の方が楽だろう。おそらく時期が早ければルンゼの方に雪渓が続いているのではないか。・延々と本を開いたようなコーナーを登り続けるとⅠ・Ⅱのコル。途中方向転換は一切なし、藪漕ぎしたらそれは間違ったルート。
・Ⅲ峰へは三の窓側へ懸垂してトラバース。途中長次郎谷側に乗越すはずだったがそのまま三の窓側へ詰めた。
・各ピークは巻かずにガンガン登っていく方がルートを見失わないし、絶対に楽。
・Ⅴ峰手前の懸垂下降は三の窓側のガレ場まで降りてしまうのが正解。ルンゼの中を懸垂下降35m。一見戻れなさそうだが簡単にⅤ峰ピークまで登れる。
・Ⅴ峰ピークには人二人がぎりぎり寝れるくらいの廊下状の岩の割れ目があった。そのすぐ先に懸垂支点あり。コルに降りて雪渓から水を作って朝食。
8/29
5:03▲-5:30Ⅴ・Ⅵ峰コル/朝食-7:41-8:54長次郎谷出合9:04-10:30剱沢キャンプ場▲
・Ⅴ・ⅥのコルへはⅤ峰から懸垂下降して少し登りかえす。この時の懸垂下降2P目は40mロープ2本使用でギリギリ、それ以上短いと降りられない。
・コースタイムが大幅に伸びた原因のひとつはSL相馬の体力不足。Ⅰ・Ⅱ峰間コルまでの登攀でバテてしまった(荷物は20kg程度)。単なる肉体的な体力の不足というより、長いスラブ状の岩壁をロープなしで登ることに慣れず、呼吸が乱れたものだと思われる。次回は熊の岩にツェルトと食糧をデポしてアタックするのもいいかもしれない。
・調べが足りなかった。聞けば八つ峰下半など、学生はあんまり行かないマイナールートらしい・・・何回もルーファイをミスし、時間を食ってしまったのは明らかに調べが不足していたことに起因するだろう。