山行記録 裏妙義谷急沢
文責 山口
目的 テント泊と沢技術の向上
日程 前夜発1泊2日
メンバー 永井(CL)、SL宮川(W2)、若田(W3)、山口(W1)
天気 晴れ
コースタイム 7:00国民宿舎裏妙義=7:37 6m=8:00右俣左俣出合=9:06 8m(確保)=10:33 15m(確保)=11:41稜線出合=11:45三方境(休憩)=12:35展望ポイント(三方境と烏帽子岳の間のピーク)=12:45三方境=14:02国民宿舎裏妙義
計画書提出 コンパス、群馬県警ネット提出
記録
前日:
前日は旧国民宿舎の駐車場から下ったところにある河原でテント泊。絶好のテン場は目と鼻の先で他のグループに取られてしまった。焚火をして宴会をした。焚火は木を集めて枝の太さごとに仕分けをすることが重要であった。宮川先輩が追加投入用の枝を風下から風上に移動させたのがナイスな動きだった(永井さん曰く、メーカー向きの動き)。夜ご飯はカレーライスだったが、バーモンドカレー1箱を作るのは時間がかかったし、4人で食べるには量が多すぎた。永井さんのモツ入り麻婆春雨と若田先輩のピザをおいしくいただく。
当日:
朝ごはんは袋麺。ガスで水を沸かすのは時間がかかった。
国民宿舎から林道を25分ほど歩いたところにある橋から入渓する。
・6m 3人は右岸をへつり、山口は左岸をへつって写真と動画を撮る。岩壁は階段状になっていて難しくはないが結構時間がかかった。
・6*8m 直登
・8m 水流中右を山口がトップで登り後続を確保。リードで登ったが中間支点を取れなかったため実質フリーとなった。岩壁が柱状節理になっており突き出した岩にスリングをかければ支点がとれただろう。高度感がある ので中間支点をとるべきだと思う。真ん中の2人はアッセンダーで登った。確保の支点は左岸の立ち木を使った。支点となる木はいくつかある。
・深い釜 左右からへつれる。胸までの深さであることが判明。
・15m 若田先輩がトップで登り後続を確保。左壁から取り付き、途中から右に移って登る。
・最後の滝 若田先輩と山口は左壁を直登。難しいところがいくつかあったが登りきる。永井さんと宮川先輩は左岸から巻こうとするが難しかったため、引き返して左壁を直登する。若田先輩、山口はロープをもっていなかったためスリングを繋げパワーロープ代わりにして後続を補助。先に登った永井さんが宮川先輩にロープを出す。
つめは急な登りだったが藪漕ぎはなかった。稜線との出合から三方境まで歩き、沢装を解除して休憩。丁須の頭まで行く予定だったが時間がなかったので、YAMAPに表示された展望ポイントまで行くことにする。展望はそこそこだったが、烏帽子岩・赤岩・丁須の頭を一望できた。下山はもみじが綺麗で感動した。
コメント
今回の沢登りで学んだことと反省点。
・川の水を飲む前に上流に人家がないかを確認する。
・焚火の木は枝の太さごとに仕分けする。
・テントの入り口の向きを工夫する。焚火の方向に向ける等。
・夕食と朝食の用意に時間がかかり過ぎないようにする。夜に炊いたご飯を翌日にお茶漬けにして食べる等。
・岩壁をへつるときはできるだけ低いところを行く。上に追い上げられないように。
・スピードは安全。
・メンバーの膝と肩を踏み台にして乗り越える方法。
・ハーケンの打ち方。
今回の沢はとても楽しかった。紅葉も綺麗で最高の沢納めとなった。
OB永井さんにはお忙しい中沢に連れて行ってくださり、沢登りとテント泊の技術を教えていただいた。本当にありがとうございました。