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個人山行 前日発一泊二日 槍ヶ岳 CL 辻 SL 山口


北アルプス 槍ヶ岳

日時 2023.10.7~8

山域 北アルプス南部

文責 山口

メンバー CL:山口(w3)、SL:辻(w3)

天気 一日目:晴れ、二日目:晴れ

地図資料 山と高原地図「槍ヶ岳・穂高岳」2019版

コースタイム

〈一日目〉上高地バスターミナル発(7:18)-0:38-明神(7:50)-0:32-徳沢(8:22)-0:46-横尾(9:08)-1:14-槍沢ロッジ(10:22)-1:00-殺生ヒュッテ(13:22)-1:07-槍岳山荘(14:29~15:04)-槍の穂先往復1:00-槍岳山荘(16:04) 合計8:11(休憩0:35)  20.0km

〈二日目〉槍岳山荘発(7:17)-1:28-南岳小屋(8:45)-1:38-天狗池(10:23)-1:20-槍沢ロッジ(11:43)-0:57-横尾(12:40)-0:39-徳沢(13:19)-0:43-明神(14:02)-0:29-上高地バスターミナル(14:31) 合計7:14 23.3km



【詳細】

〈前日〉

上高地行きの夜行バスは1ヶ月前の時点で売り切れていたので、前日に松本へ行き、当日に松本から上高地へ。松本行きのバスは新宿からではなく中央道日野から乗った。中央道日野の方が国立から早く安く着き、かつ高速バスの値段も新宿発よりも安い。これからは中央道日野を使いたい。松本ではゲストハウスに泊まった。免許証の写真を送らなければならない点を除けば満足の宿。

そもそもこの山行は2泊3日で大キレットを予定していたが積雪により断念。大キレットには行かない計画に変更した。


〈一日目〉

早朝に松本からバスで上高地へ。上高地から槍ヶ岳山荘まで上がった。道中野生の猿がいた。途中から雪が積もっていた。槍の穂先に登れるか不安だった。槍岳山荘までの雪は大したことなく、軽アイゼンをつけることなく到着。槍の穂先も軽アイゼンをつけて問題なく行けた。夜はフリーズドライのご飯と麻婆春雨。麻婆春雨は担々麵の味で美味しかった。シュラフが夏用だったので寒く、寝たり起きたりを繰り返した。

上高地から槍ヶ岳までは20kmぐらいあって思ったよりも遠いことには注意したい。


〈二日目〉

2日目は日の出を見てゆっくり出発。朝焼けに照らされた槍ヶ岳は美しかった。朝の気温は山荘のインスタグラムによると-6℃。槍ヶ岳から南岳は結構雪が積もっていた。南岳山荘から大キレットを望んだ。北穂高小屋が見えているのに行けない悔しさがあった。辻が小屋の人に一応行けるかどうか聞いてみる。大キレットに行ったことはあるか、12本爪アイゼンは持っているのか、ピッケルは持っているのかと問われる。やっぱり小屋の人にはパワハラ気質の人が多いのだろうかと、来年の夏に山小屋でのバイトを計画している彼は嘆いた。大キレットは諦め、天狗原経由で下山する。天狗池ではリフレクションのいい感じの写真が撮れた。時々走りながらハイペースで下山した。徳沢ではソフトクリームを食べた。500円。横尾も徳沢も明神も人であふれかえっていた。基本走りながら上高地に到着。上高地ではバスの行列ができていた。新島々経由で松本へ。松屋で夜ご飯を食べ、松本バスターミナルから中央道日野へ。


【総評】
 念願の大キレットは行けなかったが、雪の槍ヶ岳を大いに楽しめた。雪の槍ヶ岳はまさに簾をかかげてみるといった趣だった。上高地の散策路にある鐘を鳴らして遺愛寺の鐘は?と辻に問うたが枕を…という返事はなかった。彼は定子様に香炉峰の雪は?と問われてもきっと簾を上げてみせることはないのであろう。戯言はさておき、自然の厳しさをまたも実感させられた。1日目に飛騨乗越のあたりでヘリが盛んに飛んでいたが、それは遺体の回収であった。また北アルプスでは10月でも積雪がありうることを想定していなければならない。小屋のホームページやインスタは積雪の様子を知るのにとても参考になった。大キレットは来年の夏にリベンジしたい。

<辻補足>
上高地は走るところじゃないです。




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