車で奥多摩、丹波方面へ。道はぐねぐね真っ暗で行く先には花魁淵、皆で結構ビビる。
*一ノ瀬川橋への道は閉鎖され、迂回するように新たなトンネルができていた。今回は上部のガードレールから懸垂下降して旧道へ降り立ったが、本格的に道が無くなれば入渓点が変わってしまうだろう。一ノ瀬川橋の青い標識横の踏み跡を辿る。そこそこ悪く、何度かPRを出す。もうこれ以上絶対行けないわって所がちょうどゴルジュの出口上なので、立木から懸垂下降で沢床へ。水は冷たい。
<<一ノ瀬川>>
③最初の深い落ち込み:左岸から胸まで浸かって。対処通り。
④ガレルンゼの後のゴルジュ:倒木は無くなっていた。泳いで渡る。水流はそこまで強くない。
⑤ゴルジュ:淵が真っ直ぐ伸び、奥にCS滝80cmがかかっている。白泡が立って難しそうに見えるが、実際の流れは大した事はない。むしろ水流中に大きな岩が横たわっており、そこに乗って越えていくのが吉。右岸高い所に残置ロープがかかっていたが、逆に危ない。トップが泳いで突破し、奥の立木からロープを出す。
⑥ゴルジュ:淵が奥で左に折れ曲がり、滝が直視できなくなっている。ネット記録によるとさらし場にらなっていて泳ぐと危険との事なので大人しく巻く。左岸岸壁にトラロープがかかっておりそこから巻いていく。木の根が丈夫で登りやすかったが一応ダブルロープでリードした。下降はトラロープの支点付近までトラバースしていって懸垂がいいだろう。
3mナメ幅広滝:まさにナイアガラ滝。右からが普通、左からは別に行けるけど別に〜って感じ。
⑦幅2mゴルジュ:深い淵が2個続き、最後に2mの滝がかかっているがこれだけ水線通しに行くのは難しい。2m滝手前の右壁を登り、PRを出して後続を確保。そこまで難しくない。
<<大常木>>
大常木谷出合:明瞭。広くて静かでナメが続いてたらそこは大常木谷の出合です。
②5×8m:
③五間の滝8m:水流右には残置ロープが水面まで伸びていて容易。左もスタンス・ホールドに富むが、落ち口から上がツルツルで上手くフリクションを効かせて登って行く。
④千苦の滝25m:右巻き。一応ロープを出したが、トラバースということもあって逆に危なかったかもしれない。まぁ大滑落を避けるためなので良しとする。特に難しいことはない。
佐藤はTRで直登。水流右から滝裏に点在するガバを取りながら落ち口へ。落ち口からは水が水平に吹き出しており、まともに受ければ吹っ飛ぶだろう。TRの向きを考えないと滑り落ちて滝の中で宙吊りになってしまうかもしれない。落ち口に残置ハーケン2本。水流右のルンゼから体を外に出して右足をスタンスに乗せ、水流中のホールドを掴みながら体をあげていく。核心はその後で、ツルツルヌルヌルの流水の中をフリクションを効かせて上がって行く。リードはとてもじゃないができない。
⑤山女魚淵:暗くて深くて冷たい淵を泳いで行く。右壁に残置スリングが下がっていたが、使って行くのは面倒だった。奥にかかる滝の手前で右壁に上がり、残置ロープを頼りに滝に乗り移る。下が淵なので特に危険はない。
⑥早川淵:右岸水面際をへつる。
巨木:まさに巨木。大自然の凄さを感じる。
⑦2段5m・7m:1段目は右から容易に越える。上段は泳いで左に取りつき、水流を浴びながら登っていく。巻きは上段の右岸にある枝沢(8mの滝になっている)を越えて上流で懸垂下降6m。
⑧:会所小屋跡までは単調な沢歩き。御岳沢に間違えてはいらないようにしよう。快適そうなBPがいくつも現れてくるが、心が折れないように。会所小屋跡のBPは裏切らないはずだ。
⑨会所小屋跡:大常木林道の赤テープが左岸側に出てきたら道に乗ってしまおう。そのまま林道を辿っていけば石積み台地になっている会所小屋だ。とても快適で焚き火の後もあったがゴミもちらほら・・・滝川の時もそうだったが秩父の遡行者はマナーが悪そうだ。
大常木林道:会所小屋跡から伸びる道を辿って30分も歩くとT字路になった尾根に乗り上げる。ニゴマンでいう1532m地点から伸びる尾根である。その尾根より高い地点は前方にないのでわかりやすい。右が林道、左が踏み跡になっているので右に進む。この尾根の奥にさえ行けばどこを下っても竜喰谷に行きつくはずである。今回は下駄小屋沢を下る予定だったので、尾根を越えて最初に当たった沢筋を下るとどんぴしゃで曲沢の下に出た。途中特に対処の滝はない。下駄小屋沢はESにも全然使えると思う。
<<竜喰谷>>
⑥階段状2段8×10m:巻降りはどうやるんだろう・・・左岸水流沿いを1段下り、岩角にPRをかけてさらに1段下る。そこから右岸へ水流を渡ればあとは楽勝。
⑤末広がりのナメ滝:記憶になし。巻いた気がする。
④下駄小屋の滝12m:右岸の壁を登り明瞭な巻道へ。
2条2×2m:記憶にございません。楽だった気がする。
3m:左岸巻き余裕。
③精錬場の滝8m:右岸巻降り。
竜喰谷出合:竜喰谷出合の滝下段の上に出る。上段の右コーナーを慎重に越えて、上部を徒渉。大したことはないが、落ちたらかなりやっばいので上部の立木からお助け紐を出した。
人工壁の上流側末端から一之瀬林道を上がる。舗装道路で安心。ここら辺は昔金山が近くにあったこともあるのか、砂金のようなキラキラしたものが砂地に沢山混じっていた。